しろうと考えではありますが・・・

受話器付きのタブレット端末
最初にことわっておきますが、この製品を作るのは技術的には簡単。
でも、コスト的には見合わないだろうと思います。(※注:末尾のお詫び参照)
とはいえ、欲しい。

私、もう6年以上、ピッチを使っています。でも、世間の流れに乗るのなら、そろそろ、スマホかタブレット端末に変えようかな、と思っているところです。

ご存じのように、携帯電話などからは常時、電波が発信されていて、最寄りの基地局とコンタクトを取り合っています。しかし、ピッチはこの電波が弱い。だから、車とか電車など移動体の中では、受発信ができなくなります(たぶん)。
その半面、ペースメーカーなどの健康器具への影響も少ないし、加入者数が少ない分だけ、地震の時もかかりやすかったようです(たぶん)。

何よりも便利なのは、充電の保ちがかなり長いこと。
私のように、電話をかけてくる知り合いも、メル友もいない人間にとって、とても便利です(↑たぶん、と注釈付きなのはこのため)。
えっ? だったら止めちゃえばいいじゃないかって・・・。
そうは言っても、やっぱり携帯電話の類を持っていないと、どっか「世間並み」でないような気がして・・・。今じゃ、“自宅に電話が無く、携帯がメイン”って人だって増えているくらいですから。
加えて、最近は接続スピードが速くなってい(るらしく)て、「方向音痴のくせに、外歩きが趣味」の私にとっては、スマホのGPS機能は魅力です。

でもね。オジサンたちから見ると、スマホのアレだけは何とかしてほしい。
アレですよアレ。イヤホンの端っこを持って、会話をしているの。自分の話を垂れ流しにしていて、ちっとも恥ずかしくないって、オジサンには耐えられないのですよね(話す相手もいないくせにね)。

そこで、この提案。
受話器付きのタブレット端末! 
何でタブレットなのかって?
老眼だからですよ。
小さいほど持ち運びには便利ですけど、あの画面に「地図」が転送されてきたって、見えないからですっ。
それに、親指一本で、ピキピキとメールを打つことなんかできないからですっ。
だって、そうでしょ。あんなに苦労してqweatyでタッチタイプできるようになったのに、なんで今さら、親指一本でメール打たなきゃならないの。
とはいえ、「街中の信号待ちの時間に、おもむろにウルトラノートを開いて位置確認・・・」なんて、とても面倒くさいし。やっぱり、タブレットくらいが一番いいかも、と。

受話器は、本体にガシッとはまっていて、必要なときパキッと取り出せるのが、いいな。
それから、ワイヤードであること。余分な無線機能はいらない。だって、どっかに置きっ放しにして見つからなくなっちゃうじゃない。
それに、しっかりしたマイクロフォンが付いていること。携帯電話を見て、いつも感じているのです。「あんな小さな穴」じゃ、自分の声が相手に伝わるはずがないと・・・。

じゃぁ、どうして、コスト的に見合わないと断ったかというと、今のICT(私たちはITと呼びますが・・・だからC=コミュニケーションに後れを取っているのですけど・・・)の潮流を創っているのは、海外だからです。
日本で携帯電話が最盛期だった頃に、すでに海外ではヘッドセットを頭に付けて、歩きながら会話するのも普通だった(らしい)のです。そっちの方が両手が使えて便利ですからね。

日本人が携帯で話をするとき、受話器部分を手でカバーしますよね。やっぱり、周りの見知らぬ人に聞かれると恥ずかしいし、“迷惑になる”という意識があるからでしょ。
そういう「恥」の文化があるから、日本人には携帯がしっくりくるのです。

でも。最近では、電車の中でパンをかじったり、つけまつげを直したりするのだって、ちっとも恥ずかしくない人たちも増えていますから、そのうち、自分の会話が隣に聞かれても何とも思わない時代が来るのかもしれません。
私のように「シャツのすそをズボンの外に出して歩くのは恥ずかしくてできない」旧民族には理解できませんけどね。
と、まぁ、オジサンからのお願いです。
どなたか、受話器付きのタブレット端末を作ってくれませんか。

その前に、「恥ずかしい」という日本文化が死滅してしまうかもしれませんが。 

(2013.4.6追記)
・・・というお願いでしたが、私のイメージした商品は「レトロハンドセット」という名称で、複数の会社から出されているようです。あるところにはある!
まだスマホも持っている私ですので・・・許してください。

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