ずいぶん昔に発案していた仕組みですが、映画館で宇宙戦艦ヤマトのリメイクを見たら想い出しました。なにせ、発想の元が“反射衛星砲”なもんですから。
ということで |
太陽光反射板! |
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窓の外に太陽光を反射させる鏡を置きます。
そこで反射させた太陽光はちょうどうまい角度で室内の天井に届くようにします。天井には光を乱反射させる板を設置しておいて、これで室内を照明します。
ちょうどうまい角度で太陽光が反射するように、太陽光反射板には自動追尾システムが組み込まれていて、最適な角度で太陽光をキャッチできる仕組みにしておきます。 |
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実は、太陽の方向を自動的に追尾し、その光を室内に取り入れようとする装置はすでに実用化されていて、ラフォーレエンジニアリング株式会社の「ひまわり」が有名です。
しかし、一般家庭に設置するには、ちょっとばかり凄すぎます。もっと簡単な設備でできないか、というのが今回の提案の主旨です。
どうです、太陽光反射板。
あなたのお宅のベランダにも、一台設置してみてはいかがでしょうか。 |
とはいえ、この太陽光反射板を実現するためには、建築物の設計段階から仕組みを織り込んでおかなければならないのですね。そうでないと、都合良く光が室内に差し込みませんし、じゃまにもなります。
そこが難点。
ところで、私は先般、ディスプレイの展示会で「導光板(どうこうばん)」というのを拝見しました。
けっこう優れものです。
詳しい仕組みはわかりませんが、アクリル板の片側の縁からLEDで光を当ててやると、そのアクリル板全体が均等に光るようになっています。光の屈折を利用しているようです。「非常口」のサインなどに使われます
これをうまく使うと、室内照明にも活用できるのではないかと、思うんです。
というか、もう実用化されているかも・・・・。
電気料金も上がったことだし、いろいろ知恵をしぼって省エネを進めたいところですね。
(追記 2013.1.16)
本日、東京ビッグサイトのリードの展示会に行ってきたのですが、東京デザイン照明展に出ていた、エクセレント株式会社の照明が、見たところでは、導光板を利用したもののようでした。
詳細は定かではありませんが、写真などが浮かび上がるインテリア照明で、補助光としての用途に使うには、なかなかよろしいかと思います。 |
(追記 2012.12.1)
やはり同じような考え方の会社があるようです。
先日、産業交流展にアテンドしていて、(株)三山精工さんのブースに、グリーンキャップ(株)の製品が展示されていました。三山精工さんは、その販売代理店になっているようです。
製品名は「グリーンキャップⓇ」で、PET樹脂から作られた照明の反射傘です。
とても反射率が高く、電力の節約に繋がりそうです。
こういう省エネっていうのも、ありですよね。
部屋を暗くして満足するより、ずっといいと思います。
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