しろうと考えではありますが・・・

東京タワーのボールでドラマを作れないか?
東京タワーに「謎のボール」、頂上付近で発見(2012年12月22日 読売新聞)。
3.11の大地震で曲がってしまった東京タワーの先端を取り替える修理中、支柱の内部から軟式野球のボールが見つかりました。今、タワーの展望台で展示されているそうです。

「地上306メートルの高みに、なぜボールが残されていたのか。誰もその理由を知らない。」――なんか、ヘミングウェイみたいで、創作意欲をかき立てられませんか。

そこで提案。
東京タワーのボールでドラマを作れないか?   
タワーが建ったのは昭和33年。以来、支柱は取り替えられたことがありません。だから、昭和33年に誰かがここに残したことになります。

こんな話はどうでしょう。

戦争中に仲のいい高校生のバッテリーがいた。
二人のいた高校は地区でも強豪であり、全国大会の出場が期待されていた。しかし、そこで戦争。
空襲の下、焼夷弾の中を逃げまどう二人だが、とうとうピッチャーの男の子が重傷を負ってしまう。
「気を強く持つんだ。俺が必ずお前を、日本一の高みに引き上げてやる」と、キャッチャー。
しかし、ピッチャーは優しくうなずくと、ついに事切れてしまう。
彼の手の中には、軟式のボールが強く握られていた。
そして、13年後。
キャッチャーだった少年は、建築技師になり、東京タワーの現場監督をしている。
そして、東京タワーの支柱の中に、そっとボールを隠す。
「約束は守ったよ。ここが日本一だ」

と、まぁ、こんな陳腐な筋書きは誰でも考えつきますよね。
もう一ひねりふたひねりした意外な展開の話を、誰か考えてくれませんか。

と、あらためて私が言わなくても、きっと、もう、何かしら草案を練っている人はいるんだろうと、思いますが・・・。


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