はじめに

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WindowsNTも,ようやく基幹業務で利用されることが多くなってきているようが, 未だメインフレームやUNIXサーバほどの安定性や性能を持つまでには至っていません. しかしながら,クライアントで利用するWindows95との接続性の良さや,システム管理が UNIXサーバと比較して容易であることなど,メリットも多くあります.WindowsNTに BackOfficeを組み合わせてインターネット上のサーバとして利用されることも多く なっており,少しづつではありますが安定性も向上してきているのではないかと思 われます.また,最近ではメインフレームのOSとして利用するメーカーも現れ, これから先基幹業務で利用するに足りるOSに発展していくことも現実的な話になって きているのではないでしょうか?
そのような中で,WindowsNTやWindows95/98で動作するアプリケーションを開発する 機会はこれらますます多くなってくることが予想されます.
以前は,UNIXのプログラムをWindowsNT上で動作させるといった観点の情報が多く ありましたが,最近はWindowsアプリケーションをUNIX上で動作させるための情報も 多くなってきています.最近脚光を浴びているLinuxにもWINEと呼ばれる,Win16, Win32, MFC のAPIが開発されています.
WindowsのAPIも,いわゆるDLLの関数を呼び出すタイプ以外に,「COMインタフェース」 で実装されることが多くなってきていますし,これからさらにその傾向が強くなって くることが予想されます.このように,OSの機能を利用する手段は多くなってきて いますが,あまりにも多くの機能が提供され複雑になり,その上OSの開発元さえ トラブルに対して対応する能力に関しても疑問が残ります.しかし,エンドユーザー の多数はそれらのOSで提供される新しい機能を利用することを希望するでしょう. そのようなエンドユーザーのニーズに答えるためには,小さな機能にも興味を向けて おくべきではないでしょうか?

2000年 春 著者