T.Takahashi Presents
クリスタルラインガイド for NURC

安全のためのヒント

土砂崩落・落石
土砂崩落
もしも走行中に頭上から土砂や岩が降ってきたら、その時は運を天に任せるしかないだろう。また、たとえ事が起きた後に通りかかったとしても、いきなり出くわしたなら、本能的に避けるしかないだろう。では、ある程度手前で路上の異変に気付いた場合はどうだろう?その場を安全かつ確実に切り抜けるにはどうしたらよいだろうか?
落石
直撃を受けたら、ひとたまりもないサイズ。幸い、既にコトは起きた後であり、石は路肩に鎮座していた。もし、この石が自車や対向車の走行ラインを塞いでいたら…。
倒木
倒木
朽ち果てた松の木が倒れ、路上に落ちてきたのだろう。大きな塊が道の半分を塞いでいた。
逆光のため、一瞬視認が遅れ、とっさに避けるしかなかった。幸運なことに、対向車は来てなかった。
段差・凹凸
大口を開けて待ち受ける横断排水溝
通称=グレーチング・トラップ。ここまで見事なヤツはほとんど見かけなくなったが、油断は禁物。蓋がズレたり落ちたりしていなくても、排水溝自体が沈み込んで、結構な段差が生じていることが多い。コーナーの真っ只中を横切っているものも少なくなく、通過の際は注意が必要だ。
陥没
舗装の下に水の通り道が出来てしまったのだろうか?谷側の路肩付近に陥没による穴が連なっている。
穴が開いていなくても、路面が妙に膨らんで波打っているような箇所は陥没予備軍である。
明暗差
奥から車が近付いて来ているのが分かるだろうか?
明るさが急激に変化する場所にいきなり突っ込んで行けば、見えるものも見えなくなってしまう。森林帯を抜ける以上、こうした状況は避けて通れない。
霧が視界を閉ざしていく…
クリスタルラインではしばしば霧が発生する。多くは局所的または一過性のものだが、視程が100mを切るような濃霧となる時もある。そのような時は、サポートカーを先頭に持ってきて「弾除け」にしよう。霧はいったんかかり始めると後は速い。早目早目の対応が肝心だ。
動物
クマが出ます!
2002年8月20日の朝、焼山峠の手前にて可愛い子熊と遭遇!(アイツ、元気にしてるかな?)
日中はまず心配要らない(せいぜい、鳥に会うぐらいなものだろう。)が、日が暮れて薄暗くなってくると、森林に身を潜めていた動物たちが路上に姿を現し始める。シカ、クマ、イノシシといった大型の四足とぶつかってしまうと、こちらもただでは済まない。日没後は十分注意してほしい。
工事箇所
ブラインドコーナーを抜けると…
狼少年的な工事予告が多いため、ついつい軽視しがちになるが、本当にやっているときもある。「この先100m工事中」の看板を目にしたらペースを落とそう。
恐るべきダウンヒラー
写真が準備できずに恐縮だが、新たな脅威について警告しておこう。
最近、週末や連休というと、自転車を見かけるようになった。どうやら、山岳ロードレース愛好家たちに目を付けられてしまったらしい。(実際、昨年の夏に無許可で公道レースを行った大馬鹿者がいる。)
視認性に劣る上、高速で音も無く下ってくる自転車は、恐るべきダウンヒラーである。連中にはくれぐれも注意してほしい。

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