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ごあいさつ

 お陰様で夫婦二人三脚で、34年間土を育てることができました。
 1981年秋、丹南町 原さんのお茶からコツコツ育て上げた土ですが 2月4日立春の日に店主 中藏宏が72才で急逝し、いったん閉店することになりました。
 始めるにあたり、当時の尼崎の有機農作物運動のリーダー 山中栄子医師に相談に行きましたら、「続けられるなら、やりなさい」と一言。こたつで淹れていただいた熱いお茶が忘れられません。これが一番大変なことだとはわからずに・・・。
 始めたころはインターネットもなく、問屋も知らず、お客様の方が詳しくて、玉ねぎ、みかんなら淡路のYさん、りんごは長野のFさん、粉は岡山のFさん、手作りハム・柿は奈良のIさん、天然酵母パンは和田山のくらんぼんさん、氷上の高木さん。低温殺菌牛乳を作っている牧場、竹細工師のKさん、芦生木工組合、高山のオークビレッジ、東京、仙台、札幌と全国をまわり、「作る人」を訪ねました。生の人と人とのつながりこそ、この仕事の醍醐味です。中国の内モンゴルの砂漠に植林に行ったり、アレッポの石鹸を訪ねてシリアにも行きましたね。いつも幼い子ども達も一緒でした。
  当時土のまわりは畑で「こんな尼崎の田舎ではなく、芦屋、西宮の駅前でやったらいいのに」「農薬かけてへん分、野菜安くならへんの」よく言われました。今では牛乳パック回収も、マイバックも有機農産物も市民権を得ました。
  40才前の脱サラ、「二人の手で持てるものしか持たない」・・・バートンの絵本「ちいさいおうち」のように、いつも同じ場所で同じように立ち続けました。
  保育園、幼稚園、作業所、料理教室、犬友達、花友達・・・
 たくさんの出会いに心より感謝申し上げます。皆様の情報交差点になれたとしたら幸せです。支えていただきありがとうございました。

土 中藏 惠子


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