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鮎川哲也研究

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profile:
 生年不詳(1910年代のいずれか)。
 東京で生まれ育ち、最も多感な時期を満州にて過ごす。
 満州在住時に習作を始め、昭和25(1950)年、当時の『宝石』誌上で行われた懸賞小説に【中川透】名義にて投じた長篇『ペトロフ事件』が入選し、最初のデビューを飾る。
 その後しばらくは同人誌での活動が中心となるが、昭和31(1956)年、講談社で刊行された書き下ろし長篇探偵小説全集の企画の一環として行われた、“十三番目の椅子”募集に鮎川哲也名義による『黒いトランク』を投じ入選、本格的な執筆活動に入る。
 以来、寡作ながら精緻な本格推理小説を著し続け、「本格推理の驍将」と呼ばれている。また、1975年刊行の『下りはつかり』(光文社)以降アンソロジーの編纂も手掛け、数作発表したのみで姿を眩ました幻の探偵作家の探求や、『本格推理』(光文社)シリーズなどによる新人発掘にも熱意を示している。1990年には氏の名前を冠した、本格推理小説のみを対象とする新人賞も創設され、芦辺 拓、加納朋子、北森 鴻らを輩出した。
 1960年に『黒い白鳥』『憎悪の化石』の二長篇で日本探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を、2000年に本格ミステリへの多大なる貢献を評価して第一回本格ミステリ大賞特別賞を受賞している。

このコンテンツの製作に当たって、
芦辺 拓・有栖川有栖・二階堂黎人/編『鮎川哲也読本』(原書房・1998年9月3日付初版)
『鮎川哲也コレクション 鬼貫警部事件簿』シリーズ(光文社文庫・2001年〜)
などを参考とさせていただきました。
この場を借りて著者・編者はじめそれぞれの出版に携わった皆様に御礼申し上げます。
なお、誤記や解釈の誤り、取り漏らし等々、お気づきの点がありましたら
投稿フォームメールなどにて是非とも御指摘下さい。