初めてのガン検診〜精密検査


<2004年7月3日(土) 初めてのガン検診>

受付で簡単な問診があった。
受診した病院は最近改装されたばかりで、ホテルのフロントみたい。気分もゆったりでき、緊張感はなかった。

受付番号を呼ばれ、診察室へはいる。
Drにここ1ヶ月のいきさつを伝え、内診台へ座る。モニターがこちらに向けられ、膣の中〜子宮口の映像が映し出された。
Drの「このあたりに炎症が見られますねえ」というところをみると、ホントただれたような赤さが見られた。

内診台を降りて、Drの説明。
「やや炎症が見られるけど、これが前からのものか、最近できたものかはわからないですねえ。検診は受けたことないんでしょ」
  だから初めてだって最初に言ったよお。

「卵巣も右側が少し腫れているけど、許容範囲内だから大丈夫でしょう。もともと大きい人もいるけど、たぶんこれが原因でホルモンバランスが崩れて生理が不順になったのでしょう。」

検査の結果は10日〜2週間ぐらいで出るということで、次回の予約をとり、病院をあとにする。


<2004年7月17日(土)検査結果を聞きに行く>

受付番号を呼ばれ診察室へ。
「みほなさんですね。検査の結果があまりよくなかったので、もう一度検査を受けていただきます。」
  
え〜っよくないって何???

Drからさらに詳しい話を聞く。

細胞診には五段階の評価があり1・2は正常、4・5はガンと判定される。
わたしの場合、真ん中の3で3にもa,bの2種類あり、ガンに近いとされる3bの判定だった。
話の途中でもDrの手元が気になり、目を凝らしてみていたら、クラス3bの文字が見えたような気がする。その直後にその検査報告書なるものをいただく。
  Dr:「精密検査についてですが、いつがいいですか?」
  
え〜日を改めなきゃいけないの?
  Dr:「今日でもできますが、少し出血するかもしれませんよ。このあと用事がなければしてしまいますが。」
出血したとしても生理ぐらいの量で、2〜3時間もすればとまるが、できたら安静にしておくほうがいいとのことだったが、また来るのもイヤだったので、その日のうちに済ませて、次回の予約をとり、病院をあとにした。

主人には家に帰ってから報告しようと思ったが、とりあえずメールで再検査の件を伝えた。

   私:「精密検査を受けてくださいだって」
   夫:
「え〜っちょっと心配・・・」
   私:
「大丈夫。ガンじゃないって言ってたし。」
   夫:
「それなら安心」



このときはまだガンとは診断されていなかったし、まさか自分がガンになるとは夢にも思わなかった。