手術のなが〜い1日・その1〜手術前〜


<2004年9月3日(水) 手術当日>

いよいよ手術の日
12時からの予定だったので、比較的ゆっくりしている。
もちろん絶食なので、朝食の時間になっても、私のところには配膳されない。
向かいのベッドの方から初めて声を掛けられる。
「手術を受けるの?」「そうなんです。12時からです。」「じゃあ朝ごはんは?」「食べられないんですう。楽しみなのに・・・」そんな会話をしたように思う。

まわりが朝食を済ませたかなあと思うころNsから排便について聞かれる。「まだですう。出そうなんですが・・・」「そしたら浣腸しますね。できるだけ我慢してからトイレに行ってね。そのあと、状態を見たいので、流す前に呼んでくださいね。」呼んでくださいって・・・と思うのもつかの間、モヨオシテキタ・・・病室の隣にすぐトイレがあるので、ある程度我慢してから入る・・・結果は少し固形物が残っている。Nsが「う〜んあとで、もう一度浣腸しましょ!」え〜また浣腸するの???また見せるの〜と思っていたら、バタバタとDr、Nsがやってくる。「みほなさ〜ん、手術のための持続点滴を行いますね〜」「始めだけチクッとするけど痛くないですからねえ。」
そのあとの行動には点滴台がついて回ることになるのだが、悲しいかな一番低いものしか残ってなかったらしく、私の身長ではどう頑張っても心臓の位置が高くなり、腰をかがめての移動となる。気を緩めると血液が逆流してしまう。
ぎえええええ〜おとなしく
していよう・・・。
ベッドの上でおとなしく?時間を待っていると、Nsが病室へやってくる。「前の手術が早く終わったので、予定より早く始められそうですよ」ええっまだ予定の時間より1時間も早い。主人には11時半ごろでいいよと言ってあるのに。
といってたらバタバタとNsが準備を始めていく。この病院は病室のベッドのまま手術室へ運ぶので、わたしはベッドで寝ているだけでいい。
手術用に寝巻きに着替え、弾性ストッキングをはき準備は整うが、主人がまだ来ない。
   Ns:「ご家族の方はこられてます?」
   私:「いいえ、まだなんです。こっちには向かっていると思うの
      ですが、連絡がつかなくて」
   Ns:「でも時間なのでそろそろ行きますね。」
まさしくいま病室を出ようとしたそのとき、主人が到着。
   私:「よかった〜予定が早まって今からやねん!行って来るね!」
   Ns:「ご主人も手術室の入り口まで付き添えますのでどうぞ」
運ばれている間も話をしていたと思うが、内容は覚えていない。まあ1時間ほどで終わるし、すぐ戻ってくるよ・・・てなことを話してたと思う。
   Ns:「ご主人はここまでです。待合か病棟でお待ちください」
   私:「じゃあ行ってくるね」
手術室のドアが開いた。
バイバイ・・・と言ったか言わないか忘れたが、主人に手を振っていた。このときはよかったのだが、この行動が実母に怒られることになる。手術前に「バイバイ」は不謹慎なのだそうだ。1回目のときでよかった・・・。