手術のなが〜い1日・その2〜手術中〜
<2004年9月3日(水) 手術当日>つづき・・・
手術は腰椎(脊椎)麻酔で行われた。前日病棟に説明に来たNsが付き添っていてくれた。緊張を解きほぐすかのように話しかけてくれる。
Ns:「手術室に入るのは初めてよねえ」
私:「はい!ほんとにドラマと一緒や〜」
Ns:「ドラマみたいにいいものじゃないけどね〜。.
準備があるので少し待っててね」
もともと好奇心が強いのでその間キョロキョロしてしまった・・・
私:「あ゛〜よく見えない!!メガネあったらなあ」
(極度の近視なのでよく見えない)
Ns:「はい。じゃあ麻酔をするので、エビのように腰を丸めて〜
少しの間動いたらダメですよ〜」
背中に刺さる針が痛かったような気がしたが、あっという間のことだった。
手術自体は20分ほどのものだからだろうか、スタッフは主治医(お)ともう一人Drがいて、Nsの3人だけだったような気がする。広い手術室に3人の声だけが響く。
Dr(と):「みほなさん、手術を担当する(と)です。すぐ終わります
から一緒に頑張りましょうね。」
主治医とは別のDrが声を掛けてくる。一緒に頑張りましょうかあ。そんな風に言われるとなんかホッとする。
Dr(と):「今から麻酔が効いてるか確認しますね。
ここは痛いですか?」
私:「触られてるのはわかりますが、痛くないです。」
Dr(と):「じゃあここは?」
私:「なんか変な感じですね〜ほんとにつねってるんですか?」
Dr(と):「変でしょう、でもこれが局部麻酔なんですよ。このあとも
気分が悪くなったらすぐ言ってくださいね。」
麻酔の効果を確認されて、少しすると手術が始まった。
意識がはっきりしているので、なんかへんな感じだが、痛みは感じない。
するとお腹の中をかき回されているような変な感触がする・・・
私:「あのお〜なんか引っ張られてるようで気持ち
悪いんですが・・・」
Dr(お):「いま子宮口を引っ張り出してますからねえ。
少し我慢してね。」
ええっ引っ張り出すって・・・とそのあと焦げ臭いにおいが・・・
私:「なんか臭いですう・・・」
Ns:「いまちょうど切り取ってるとこですよ。」
Dr(と):「気になるようだったら少し麻酔の量増やそうか?」
増えたか増えてないかわからないが、そのあと、少し意識が朦朧としていた。
心電図の機械の音だけが私の耳に響いてた・・・
Dr(お):「みほなさん、終わりましたよ」
Ns:「お疲れ様、よく頑張ったね」
手術時間15分とかいうような声が聞こえたように思うが、私にとっては長く感じられた時間だった。