退院から病理結果〜告知の日〜まで


<2004年9月8日(水)  退院の日>

術後、頭痛をのぞいては経過もよく、予定通り1週間で退院となる。
この日は平日なので主人は出勤、一人での帰宅となる。
朝食をとったあと、退院手続きを済ませ帰途につく。
1週間ぶりの我が家。入院中は楽させてもらったので、また通常の生活に戻るのだが、やっぱり我が家が一番だわ〜。会社も休職しているので、1ヶ月のんびりするぞ〜!

<2004年9月15日(水)  お約束の日>

「レーザーによる円錐切除のため、患部はかさぶたができた状態になってます。そのため、かさぶたがとれるときに、出血がありますが心配しないで下さいね。」
術後そのような説明を受けていたが、いっこうに出血することなく1週間が過ぎたのだが、やってきました、お約束の日。いつになく出血量が多かったような気もするが、病院に行くほどでもなかったので、1日中寝ていた。

<2004年9月29日(水)  病理結果〜告知の日>

その日は台風が接近ということで、朝から風の強い日だった。

退院後初めての診察の日。今日で結果もわかり、すっきりとした気持ちで仕事に復帰できるぞ!と診察後に会社に報告に行く予定で自宅を出る。
受診予約は11時だったのだが、途中お産がはいったらしく、かなり待たされた。
1時間も待っただろうか、ようやく呼ばれ、診察室にはいる。

   Dr:「みほなさん、お待たせしました。特に異常はなかった
     ですか?」
   私:「はい、変わったことはなかったです。」
   Dr:「病理検査の結果なんですが、あまりよくなかったんですよ。」
   私:「よくないって・・・まさか」
   Dr:「言いにくいんだけど、ガンが見つかって。外から見た感じは
     キレイだったので、わたしもまさかとは思ったんだけど。」
     「あっでも初期だから心配することはないよ。ただ、
     やっかいなことに、残っている可能性があって・・・」
   私:「じゃあ、全摘ってことですか?」
   Dr:「う〜ん、お子さんがいないし、希望があるということだった
     ので、ホント言いにくいのだけど。摘出になるね。
     進行具合によって、どの程度摘出するかを決めるので、
     また検査を受けてもらうことになるけど、できるだけ早い
     時期に検査したほうがいいわね。」

検査の結果、上皮内ガンのほか腺ガンがみつかり、腺ガンが残っている可能性があるという説明だった。CTとMRI検査を受けるための予約をとり診察室を出た。

病院をでるまでは不思議なくらい落ち着いていた。Drに対しても平気を装っていた。
あまりにもあっさりとしたガン宣告だった。こんなもの?とも思った。主人に早く伝えなきゃ。でも何て言おう。今頃一番忙しい時間だしなあ・・・
病院を出たとたん、急に震えだした。あたし何を言われたんだろう・・・ガンって言ったよね。その瞬間頭の中が真っ白になった。シャレじゃなくホントにガ〜ンって頭の中で響いた。