手術前の心の準備


<2004年10月15日(金) 突然の電話>

その日は体調が悪く1日家で過ごしていた。3日前から仕事に復帰したのだが、久しぶりのフル勤務に体が追いつかなかったのだろうか、朝から気分がすぐれなかった。

手術まで1ヶ月ある。あまりいい気はしないが、いまさらジタバタしてもしょうがない。方針が決まった以上それに向けて体調を整えていかなきゃ。仕事も手術を控えているし術後はまた休むことになるのだから、補佐的な仕事をしていよう。そんなことを考えていた夕方のこと。突然電話が鳴った・・・
   病院:「こちら市立病院ですが、みほなさんいらっしゃいますか?」
    私:「はい、わたしですが・・・」
   病院:「入院手続きの時間のお知らせですが、10月18日
       月曜日・・・」
     私:
「はあ?月曜日?月曜日に入院なんですか?
       11月と聞いてますが・・・」
   病院:「みほなさんですよね。10月18日に入院と病棟から
       連絡がありましたが。聞いていらっしゃらないのですか?」
聞くも聞かないも話がつかめていない。
   病院:「では一度婦人科にたずねてみます。担当はDr(お)
       でしたよね。またお電話差し上げます。」
受話器を置くが、今のは何?いたずら?でも市立病院って言ってるし。みほなさんって言ってた。Dr(お)って・・・。そのあと再び病院から電話が。
   病院:「Drとは連絡つかないのですが、病棟に確認しました
       ところ、やはり月曜日の入院ということでしたので、
       午後1時に受付までお越しください。緊急入院という
       ことになりますので、書類は当日書いていただきます。
       後ほどDrが電話するとのことでした。」
えっ緊急入院?!何が起こったの?11月って言ってたよね?不安が頭を横切る。せっかく前向きに考えていたのにそんなに悪かったの?Drはホントのこと言ってなかったの?
何が起きたのかよくわからず、悪いほうにばかり妄想が膨らんでいった矢先、電話がなった。
   病院:「こちら市立病院婦人科病棟のNsです。みほなさん
       ですね?いまDr(お)に替わります・・・」
と言った後Dr(お)から「みほなさん、手術が入っていたので連絡遅くなってゴメンなさい。11月の手術といっていたけど、病気が病気だから、できるだけ早いほうがいいと思い、キャンセル待ちを申し出ていたら、タイミングよくキャンセルがあり、急で申し訳ないけどみほなさんの都合がよければ、月曜入院の20日手術ということにしたいのだけど・・・。」都合も何も早いほうがいいことはいいのだが・・・。
月曜入院、水曜手術ということで、電話を切ったが、予定よりも1ヶ月早い。心の準備ができていない。
とりあえず、会社に電話を入れ急なことだが、月曜日から休暇をとることを連絡し、両親にも連絡、あと誰に伝えるの・・・とバタバタしていると主人が帰宅。
「いま病院から電話があってね。月曜日に入院して、水曜日に手術だって・・・。」
主人はキョトンとした様子で
「えっ?月曜日??えらいまた急やなあ!?11月言うてたやん・・・」
「うん。でも手術のキャンセルがあってあいたからって。ベッドも取れたって言ってた。」
「まあ早いほうがええことはええケドなあ。そうか・・・手術は水曜かあ・・・段取り狂うなあ」
「ごめんやけど。月曜会社行って段取りしてきて!」
「手術の時間は?」「まだ決まってない。たぶん月曜日にはわかると思うけど・・・」
なんともあわただしい手術日の決定でした。この土・日で心の準備を整えなきゃ・・・