2001年初釣行

2001年3月3日

 

 釣りだ、釣りだ、うっへっへーい。やーっと釣りに行けた!。

 初釣行にやって来たのは若洲のテトラ。現地到着は14:00時過ぎ。下げ潮を狙っての釣行だ。

 ここは東京都の都知事が鈴木さんだった頃、「都内にゴルフコースを造るんじゃー」と言ってゴミ埋立地をゴルフ場にしちゃった若洲ゴルフリンクスの横。長さ約2キロのテトラ帯で荒川の河口だ。ちなみにこのゴルフ場、今は知らないけれども出来た当時はコース内完全禁煙。健康のため?、いえいえ地下から沸き立つメタンガスのため。なにせ大量のゴミの上ですからね、ドカンといったら大変。もうムチャクチャやで。

テトラ帯から上流を臨む

 さて現地に着いた釣四郎はしばし川面を観察。うーむ、ねっとり、とろーり。下げ潮が効いているはずだけれども、何だかいまいち。とりあえずテトラに降りてキャスト開始。今回、釣四郎のリールには14ポンドのフロロが巻いてある。ぶっとい気もするが、これなら、この時期大抵の場所でラインシステムを組まずに済んじゃうとゆう考え方だ。

しかし、これがマズかった。この場所は数メートル先までテトラが沈んでいて、このテトラにはフジツボ、ムラサキガイ、おまけにカキまでビッシリと付きまくっているのだ。栄養豊富な水だからね。潮位の低い今、通いつめた人でないとこれをかわすのは大変だ。いってるそばから根掛かり。あっと言う間にバイブレーションをロスト(T_T)。場所を横に10メートルほど移動。しばらくキャストを続けていると、またまた今度は年季の入ったフローティングミノーをロスト。悲しー。

さらに場所を100メートルほど移動。第1投目でまたもや根掛かりでロスト。ヒドすぎる!。ここでふと足元を見ると何やら見慣れたルアーが流れて来た。「ん!?」。拾い上げるとさっきロストしたフローティングミノー。アイの部分にギザギザになって千切れたラインが付いている。なるほど、ルアーのフックが沈みテトラに引っかかって外れないのではなくて、根ずれでラインブレイクしていたのだった。いつもはラインシステムを組んで、ちょっとばっかしじゃあ切れないようにしてるけれども、ここの貝の塊と化しているテトラに対抗するには、今日の14ポンドではヤワすぎた。反省の釣四郎。

 気を取り直すため若洲の先端部分まで移動。ここはもう海。右側に現在のゴミ埋め立て場が見える。あそこが一杯になったらどないな事になるんだろう。もう運河を埋めるしか無いのかなー。

何度かキャストしたけれども水が動いていないのでまた移動.今度は角っこ。つまり正真正銘の荒川河口部。ここから先は海とゆう場所。

いろんなルアーをキャストしたけれども全然反応無し。せっかくの初釣行だっちゅうのにつれないねー。本日予定の16:30時まで粘ったけれどもシーバスからのラブコールは無かった。(なぜ16:30時までか言うと、釣四郎の記憶では、17:00時にゴルフ場のゲートが閉まるんだな。お役所系ですから。この場所は公園にもなっていて入り口はゴルフ場と共用なんだ。じゃあ夜釣りの人はどうやって入るのかなー、なんて聞かないでね。ゲートを乗り越えて侵入するなんて釣四郎にはとても言えません。ずうーと奥の若洲キャンプ場の入り口を利用するとゆ事にしておいて下さい。)

 このまま帰るつもりだったけれども、明るいうちにこの辺りに居るのは珍しい事だし、まだまだ元気いっぱいの釣四郎。ここはひとつ偵察に行く事にした。実はこの辺りには沢山の橋があり、それが実績のあるポイントである事は知っているのだけれども、知識として知っているだけで、実際に釣行した事は無いのでした。ちょうど良い機会なので、ちょいと行ってみる事にした。

 まず新曙橋。上り車線手前側。釣り不可能。向こう側は可能だけれども結構浅い。下り車線向こう側は釣り不可能だけれども手前は釣り可能。しかしたどり着くにはどうすれば・・・。「おっ!?」フェンスに偶然にもちょうど人一人やっと通れそうな穴が・・・。いやー偶然だなー。あそこから入ろうと思えば入れる訳だな。

次に新末広橋。ここは手前は埠頭のような、または駐車場のような場所になっているため釣り可能。しかしフェンスに囲まれていて入り込む術が判らない。向こう側も釣り可能。橋のすぐ横が工事車両の駐車場か資材置き場のようになっている。下り車線手前も釣り可能。橋のずっと手前でガードレールを乗り越えれば水辺へ出る事が出来る。向こう側は釣り不可能。

 ここでその上にある新辰巳橋を見ると釣り人の姿が。なるほど、あそこも釣り可能か。しかしどうやって行くのだろう。ここは地下鉄(この地点では地上を走行)と高速と一般道の三つの橋がくっ付くように架っている、見るからに美味しそうなポイントだ。是非確認しなければ。うろうろしてようやく判った。地下鉄の横に駐車場が有り、ここからも狙えそうだけれども、その他に、線路の向こう側、道路の高架の下が広い駐車場になっていて、その一番奥に、これまた天の悪戯かはたまた神の思し召しか、人がやっと通れるほどの穴がフェンスに開いていて、そこから水辺に出る事が出来るのでありました。

すっかり暗くなったのでここで偵察終了。いやー収穫、収穫。

帰ろうかとも思ったが、せっかく調べたのだし、ましてやその場所に居る事だし、ちょいとロッドを振る事にした。場所は新末広橋、臨海副都心側。

 各橋の偵察をしていた時には、水は動いていなかったけれども、今はささやかだけれども上潮が効いてきている。もう少しするともっと動きそうだ。道路の明かりによって出来る橋の影のエッジおあたりをミノーとバイブレーションで攻めるが反応無し。一度ピクアップ寸前に、明らかにルアーめがけて水底から魚がアタックして来たけれども、ルアーの直ぐ横で反転して消えて行った。シーバスかどうかは判らない。

 ここでお茶を飲みながら一服。ナイトゲームをする予定では無かったので、夜用のルアーをあまり持って来てはいなかったが、ラパラのレッドヘッッド(蛍光赤)は持って来ていたのでこれにルアーチェンジ。水も大分動いて来ている。2投目にクンクンクンと来た。「おお数ヶ月ぶり!!」と大喜びしながら2回ほどダメ押しのフッキングを入れるともう水面に魚が出た。「小せー!!!。」けれども大事な初物。一気に抜け上げて無事ゲットオオオ。さすが天下の宝刀ラパラ。目測約25センチの可愛いセイゴちゃん。写真を撮って大事にリリース、数年後にまたお会いしましょう。これでボウズだけは免れた釣四郎。気を良くして連続ヒットを狙うけれども全然、全く音沙汰無し。

 いつの間にか水も動かなくなり、ここでストップフィッシング。仕舞支度をしていると、遥か前方に光が煌めいた。東京ディズニーランドの花火だ。と言う事は20:30時。暫く眺めて帰路についた釣四郎。大満足とは程遠いけれども、ま、こんなものかな。初釣行でお魚を拝めたのだから良しとしよう。昨年もその前も初釣行は丸ボウズだったもんね。つまり幸先が良いと言う事だと納得する釣四郎でした。