みんなの釣り場
平成13年10月14日
旧江戸川は先日の大雨の為大増水で、いつもの釣り場は釣りにならない。では海だな。雨が降ったら海と言う事なのだが、さて何処に行こうか。
若洲の運河にしようかとも思ったが、あそこは足元にゴミが多くて気分的に乗り気にならない。ふと、以前ルアー・シーバスを始める前によく通っていた場所を思い出した。本牧海釣り施設、ここは公営の海釣り施設で有料だ。釣れる魚はサッパ・イワシ・アジ・クロダイ・スズキ・アイナメ・メバル・タコ・キス・カレイなどなど至って豊富だ。
以前、釣四郎は此処でシーバス狙いで通っていた。当時はルアーでなくライブベイトで。サビキでサッパを釣って、そのサッパを生き餌にしてシーバスを狙っていたのだ。この釣りは面白かった。近くにシーバスが来ると餌のサッパはソワソワと落ち着きなく動き出す。先調子のロッドを使うとその動きが良く判って、「おっ、来た来た」とワクワクしたもんだ。で、ソワソワがガクガクに変り、ドカンと竿先が突っ込む。ソレッと合わせるとスパッと半分に食い千切られた餌だけが戻って来て、周りで太刀魚が釣れ出したりする。たまに大物が上がると周囲の人々が集まって来て鼻高々だ。
此処での必釣ポイントは場所取りの一言に尽きた。休日には、まだ朝もあけやらぬ早朝から入口前に列が出来るのだ。クロダイやシーバス狙いならば、沖に伸びる長い桟橋の橋脚部分を狙うに限る。その場所取りに熾烈を極めるのである。
公営で有料なだけあって施設は充実している。トイレはもちろんの事、売店では釣り具に餌も売っているし、お弁当にパン、カップメンはお湯付き、立ち食いだけれどお蕎麦屋さんも有る。そんな訳で、釣り人の大多数は家族連れなのだけれども、時々意外な有名人も来てたりした。
さて、釣四郎が今回この場所に釣行を決定した時は既に明け方であった為に、釣り座争いへの参加は見送らざるおえなかった。ま、久しぶりでお日様の下で釣るのだからのんびり行きますよ。
で、午前7時に江戸川を出た釣四郎が横浜の本牧海釣り施設に到着したのは午前9時30分であった。途中電車やバスの乗り継ぎが尽く悪くて時間がかかってしまった。
バスを降りると、もう目と鼻の先に入口がある。が、それを見て嫌な予感が走った。入口階段の直ぐ脇に仮設テントが有って両脇にノボリが。「サビ○ちゃん海釣り大会受付け」と書いてある。あっちゃー、こりゃあ混んでいること間違い無し!。
案の定、入口で「混んでいるので釣る場所がないかも知れないよ、それでもいい?」なんて言われてしまった。まあノンビリとやるつもりだったので気にせず入場した。
入口に有る建物を出ると釣り場全体を見る事が出来る。正面に渡り桟橋が真っ直ぐ伸びており、その先端が90度右に曲がって釣り桟橋となって岸と平行に伸びている。また、岸壁も左右にずーっと向うまで釣りが出来る場所なのだけれども、今年の強力な台風直撃の為一部がぶっ壊れてしまっていて、左右共途中から立ち入り禁止になっていた。
そして、その全ての場所が人、人、人でビッシリと埋まっており、約1メートル間隔でズラリと端から端まで竿が並んでいる状態であった。
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こんな感じの釣り場です
まあ覚悟で入ったのだからしょうがない。みなさんの釣果など観ながらブラブラしてみるが、本日は全然釣れていない。大抵はクロダイやシーバスが桟橋から海へぶら下がったロープの先のストリンガーにぶら下がっているのだけれども、まったくロープが海へ垂れ下がっていない。
いつもはサビキでもう勘弁してくれーっと言いたくなるほど釣れるイワシやサッパも釣れていない。時々イワシが1匹2匹とバケツに入っている程度である。サッパに関しては皆無だった。
渡り桟橋ではちびっこいカサゴやアイナメそれにウミタナゴ、一番の大物はタコと言った具合だ。本日はダメですね。この調子だとサビ○ちゃん海釣り大会は何かしら釣ったら豪華賞品が貰えそうだね。
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この大物の正体はエイでした。
さて、ぐるりと見て廻った釣四郎は、朝ご飯を食べて居なかった事に気が付いた。そこで売店のお蕎麦屋さんへ入る。だーれも居ない。客も店員も・・・。「やってるー?」と声をかけると奥からオバチャンが出てきた。裏っかわの売店の方が忙しいらしい。熱い天ぷら蕎麦を食べつつ、作戦を考える。此処での釣りのポイントは前にも書いたが橋脚である。そしてシーバスは橋脚から橋脚へ桟橋の陰伝いに移動していると思われる。従ってそれを狙おう。
食べ終わった釣四郎は桟橋へ向った。海釣り桟橋の先端付近のベンチへ座って場所が空くのを待つ事にした。
しばらくホケーッと待っているとちょうど横が空いた。橋脚の直ぐ脇とはいかないが、まあまあの位置だ。潮は湾奥に向かってけっこな速さで流れている。この釣り場は潮が早いのだ。
まずバイブレーションをセットして桟橋の内側へ投げ込む。どんどん流されて着底がよく判らない。さすがにもういいだろうと思われたころを見計らってリトリーブに入る。縦の釣りだ。記憶では此処の水深は15、6メートルだと思ったけれども、潮が早すぎてルアーがどんどん流されて釣りづらい。広い場所ならともかくお隣さんと非常に接近しているので気になる。ではとメタルジグにチェンジ。やはり桟橋の内側をスピードを変え、シャクリ具合を変えて引いてみるが何のアタリも無い。そのうちお隣のそのまた隣のオッチャンとオマツリした。使用している錘が軽すぎるのか此処までラインが流されて来ている。こりゃダメだ。おまけに短竿を使っているので本当に足下に流れて来ている。オマツリした場合不思議な話しだがルアーの方が悪者にされてしまう傾向にある。アタリも全然無いので、もっと釣りやすい場所に移動する事にした。
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人様の釣果
桟橋外側真ん中辺り、長竿がズラリ。う-ん此処でしょう。再びベンチで待つ事しばし。放送で釣り大会の検量時間が迫っているお知らせが響く。するとポツポツと場所が空いた。で、釣四郎が狙っていた場所も空いた。
さてジギング再開。例の通り桟橋の内側を狙ってシャクッたり、ただ引きしてみたり、メタルジグをあれこれ替えてみたりするけれどもコツリとも来ない。それでも一生懸命ガンバルけれど、周りに気を使いながらだから何か疲れちゃうし、気分的なノリが今一つパッとしない。
そのうち両隣に無理矢理に近いけれども人が入って来た。それも短竿でのサビキ釣り。急に釣り辛くなっちゃった。暫くやっていたけれどもやっぱり移動。海釣り桟橋を諦めて渡り桟橋へ行く。此処だと正面から潮を受けるので潮の流れ的には釣りやすいのだが、こんどは手すりが高くてどうにもやり辛い。と言う訳で桟橋自体を諦めて護岸へ移動する。
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人様の釣果。この他カサゴ、アジ、キス、イワシが釣れていました。
この護岸はカマボコ状にせり出しており、同形の基礎が水中に数メートル張り出している。そしてその向こうに沢山のゴロタ石がぶっ込んで有るのだ。この基礎の壁とゴロタを狙うつもりだ。しかし沖にも所々に漁礁が沈めて有るとの事なので、とりあえず沖までキャストして引いて来る事とした。
ビュンとキャストする。力いっぱいのフルキャストでは無いけれどもやっぱ気持良いねー(フルキャストすると桟橋から投げている人とオマツリしそうなので)。ルアーマンはキャストしないとダメだね。モンモンとしちゃって。船からのジギングだと水深が有るからシャクっていてもそれなりに楽しいけれども、ここは楽しむにはチョイト水深不足だ。
アタリの「ア」の字も無いまま夕方になって来た。手前10メートル付近を重点的に縦方向に探っていた時だ。ルアーをピックアップした後直ぐにバシャと何かがライズした。釣四郎は期待も込めて、ルアーを追ってシーバスが浮いて来たと無理矢理結論付けた。そんな訳だからその後も近場を探りまくった。
ふと見ると、暗くなりかかった水面直下を何かが走った。イナダだ!!。釣四郎は直感的にそう思った。攻め方変更!!。キャストした後直ぐに変化を付けながらのファーストリトリーブ。護岸の上からロッドをいっぱいに下げてビシビシ引きまくる。ガンガン引きまくる。けれどもアタリも無ければジグを追う魚影も見えない。
この頃になると潮は湾奥から湾入口へと変わっており、投げ釣りの人も錘が軽いと横へ横へと流されているので釣り辛くなって来た。表層を攻める釣四郎のジグにも人のラインが時々引っかかるようになってしまった。
午後4時。タイムアップだ。ここの釣り場は遅くなるとバスが大混みになってしまうのだ。もうちょっと粘ろうかと思ったけれどもやっぱり帰る事にした。
と言う訳で本日の釣四郎はボーズでした(大涙)。結論を言えば此処は餌釣りに限る。特に休日は。帰り際に係員のオッチャンに聞いてみたら、釣四郎がイナダだと思った魚はソーダガツオだったらしい。
次回の釣行ではきっと、絶対、必ず何かを釣りたいと思いながら帰路につく釣四郎でありまた。