朝マズメにひと勝負
平成13年7月20日
前回、、夜の絶不調が嘘のように明るくなってからのアタリが有ったので、今回は夜を捨てて早朝の釣行としてみた。場所はもちろん旧江戸川、いつもの江戸川スポーツランド対岸だ。
夜明けの涼しい風の中釣り場に到着すると、上手に有る水門は全て全開。釣四郎の居住地区では降らなかったけれども、その他の地区では夕立と呼ぶにはあまりにも強力すぎる雨が降ったらしい。
そんな訳で江戸川は増水傾向にあり、水も前回に比べると濁っている。通常この場所の状態は、上潮で水門が閉まり、下げ潮で開く。水門の扉は五つ有り、この内三つが半開になる。この下げ潮半開の時間帯が最も釣果が期待出来ると思っている。
ところが今日は下げ潮だけれど全開状態、一晩中こうだったに違いない。うーん、厳しいかも知れない。
いつも通り船溜りの水門脇からスタート。此処は夜のポイントだけれども本日はどんよりと雲が空を覆い薄暗い朝だ。試しにちょっとだけと思ったのだがコツンとも来なかった。暫く粘った後下流へ移動する。
キャストしながら足場が一段低くなる所へやって来たが、下がった足場をまだ水が洗っている。本当ならばもう完全に出ている時間だと思うのだけれど、これも増水の影響だろうか。
仕方が無いのでキャストを繰り返し、しばし待つ事とする。
30分ほど待っただろうか、ようやく足場が完全に顔を覗かせたのでそちらに移動し、例の佐野ルアーを投げまくる。同じ場所で数投してから2,3メートル移動してまた投げる。
グングングン!、来たああ!!。大きくアワセを入れて引きを楽しむ。此処の特徴としてヒットは殆ど3,4メートルほど手前だから魚とのやりとりが無茶苦茶楽しい。目の前での数回のジャンプにヒヤヒヤしながら取り込んだのは元気な57センチだ。時間は05:50AMだった。
さあこれに続けとキャストしたい気持ちを抑えてラインをチェック。これはとっても大事だ。するとアイから20センチくらいの所がザラザラになっていた。危ねえ危ねえとラインを切って結びなおす。
準備OK、再開だ。
しかし後が続かない。キャストすれどもすれどもルアーは何事も無く手元へ戻ってくる。強烈に効いて来た引き潮と増水ぎみの川の流れが、水中のテトラに当たり複雑な流れを作り出す。この流れの裏にシーバスが貼り着いて居ると思うのだけれども。
沈みテトラの一番下までやって来た。今度はテクトロで上流へ戻り再び釣り下ろう。
ラパラのレッドヘッドを足元に落としてゆっくりと上流へ歩いてゆく。この足場の下は数十センチエグレているのだ。水位も大分下がっているので如何かなと思っていたが、直ぐにカツカツっとアタリが有った。一瞬テトラと接触したのかなと思ったがアワセを入れるとググーンと言った感じの引き。流芯へ走ろうとするのを抑えると今度はジャンプの連続。これまた元気一杯で楽しい。無事キャッチしたのは目測40センチオーバーのシーバス。
次も続けて出るかなー、なんて思ったけれどもそんなに甘くは無い旧江戸川であった。
上まで戻って来て再び釣り下ろうと思ったが、どんよりと空を覆っていた雲が何時の間にか切れ始め、時折強烈な夏の太陽が水面を照らす。朝の涼やかな風は何処かへ流れていってしまい、もわあああああっと蒸し上がった空気が釣四郎の肌を舐める。流石に暑い。ストップフィッシングの時間だ。
釣りの最中にメジャーを何処かに落としてしまったらしい。テクトロで釣り上がる時探したけれども見つからなかった。どうやら旧江戸川に奉納してしまったようだ。先のタックル一式と言い、今日のメジャーと言い、そろそろ旧江戸川の水神様が登場して、「お前の落としたタックルはこの金のタックルかえ?、それともこちらの銀のタックルかえ?」と言ってくれないだろうか。でも、思わず「もちろん金ですう!」と言っちゃったらどうしましょ。
追記
旧江戸川夏のパターンを掴んだと確信し妖しく微笑んだのもつかの間、この後全然釣れなくなちゃった。朝夕のマズメ時はもちろんの事、深夜の丑三つ時、はたまた殺人的に強力な真夏の太陽のもと真昼の決闘も挑んでみたけれども、申し訳程度に30センチにも満たないセイゴがキョトンとした目をして釣れた以外は、徹底した返り討ちに遭ってしまった。
しかし魚は居るハズだ。魚信を信じて釣四郎は今夜も出撃する。マグレだって有るさ、総合ビタミン剤飲んでガンバレ釣四郎!。ランカー爆釣のその日まで。