池島
長崎 ルアー
2006/4/8
釣四郎のヒラスズキアタックはまだ続いていた。
例の航空写真で長崎の釣り場を紹介しているガイドブックによると池島はかなり良いらしい。この島には一年ほど前に訪れた事があるのだけれども、その時はサーフを狙って撃沈した。
今回は最有力ポイントの岩場を狙う。
池島へは神浦からフェリーで渡るのだけれども、釣四郎の住む諫早からはチト遠い。此処まで来る事は滅多に無い事だからと、夜の内に以前からとっても気になっていた雪浦川河口へ行って見た。ポツリポツリとある実に美味しそうな明かりを狙ったのだけれどもノーバイト。時間帯が悪い事は判っていたけれどもセイゴも来ないとは・・・。
早々に神浦港に引き上げて夜明け前にミズイカ(アオリイカ)を狙ってみたけれども、風がムチャンコ冷たくてあっけなくリタイア。
夜明けを待ってフェリーに乗り込んだ。
風が強かったので期待して乗り込んだ池島の岩場はベタ凪。こまっちゃたねこりゃあ。
それでも釣四郎は頑張った。良さげなポイントで10投ほど投げては移動してまた投げる。これを繰り返したのだけれどもノーバイト。
岩超え大岩超えの連続で、しかも夜が明けてからフェリーを待つ間もすんごく寒かったのでボッテリと着込んで来ていた。さらに波しぶきを予想してウェーダーまで持って来たものだからもう大変だ。ムチャンコ暑いしウェーダーは荷物になるしでボタボタ大汗をかきながらの釣行となった。
このポイントは軽装を心掛けないとイカンよまったく。
で、お昼過ぎにこのポイントを諦めてサーフに移動。
ここは濁りで有名な場所なのだけれども、この濁りにシーバスが潜んでいるらしい。しかも時々ヒラスズキも混じるとの事だけれども、やっぱり此処もベタ凪。
ベイトはボラ子らしき小グループが水面に小さなV字の波をいくつもたてながら泳いでいたけれども、肝心の捕食者からのラブコールは全く来ない。本日の釣果を諦めかけた釣四郎に追い討ちをかけるように雨まで降って来やがった。
ヘトヘトのボロボロ・・・。完敗で惨敗で激労の一日。夕方、ロッドを引きずりガックリと肩を落してオンボロフェリーに乗り込み池島を後にする釣四郎にはリベンジを誓う気力すら残っていなかった。
池島ギャラリー
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池島 |
この崖下が本日のメインポイント |
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オンボロフェリーで島へ |
池島へは神浦からフェリーで約30分。 このフェリーがまたオンボロで昭和の匂いがプンプン匂って来ちゃう。 それにチケット売り場のおっちゃん及びおばちゃんも実に愛想が無い。「いらっしゃい、まいど、○○円です」等々何も無し。完全黙秘。 まあ、観光用じゃあ無いからかなあ。ただし船賃は激安。 |
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島に近づくとまずこのアパート群が目に入る。壁の塗装は綺麗だけれども殆どが空家 |
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此処は炭鉱の島だった処で廃墟が目立つ。今は研修の為にほんの一部が稼動中だとか |
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廃鉱の島は猫の島でもあった |
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フェリー待合所にたむろする猫。スポンサー待ちの様子 |
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この海岸を狙う |
大岩ゴロゴロ。軽装でないと大変だ |
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目前には凪の海。背後には垂直の花畑 |
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沖には奇岩 |
横の岩は穴だらけ |
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崩れた突堤跡。ノーバイトだった |
港の堤防。イシダイも釣れるとか・・・ |
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アパート群の裏手にはサーフが広がる |
ここのサーフは石炭のボタの為か全体的に黒っぽい。 一部稼動中の炭鉱から濁り水が流れ込み、その濁りの中にシーバスが身を潜めているらしい。 ヒラスズキも混じるとか・・・。 |
最後に一句 : 丸ボウズ 写真で誤魔化す釣四郎
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