口之津町 瀬詰崎灯台
長崎 ルアー
2006/3/26
草木も眠る丑三つ時。釣四郎は瀬詰崎灯台に立っていた。
野生の感が疼く。一昨日あたりから妙に気になり始めて仕方が無かったこの場所。あの強力な流れの脇にシーバスが身を潜めて流れからはじき出されるベイトを狙っているのではないかしら?。しかもマルちゃんどころかヒラちゃんまでもが・・・。
そうして釣四郎の賢さが山のように詰まった脳みそに、そのヒットシーンやファイトシーンが鮮明に映し出されたのだった。
えーい辛抱たまらん。
こいつぁ行くしか無い!。GO!!。
そんな訳でやって来ました瀬詰崎。
ここは昨年の釣行記 リベンジ! 瀬詰崎灯台 で紹介したようにムチャンコ流れが速い。潮が渦巻き逆巻き激流となり、特に潮位の低い時間帯は渓流のようにうねりながら流れる。岸から磯が沖へ突き出していてその先端に灯台があるのだけれども、この灯台を境に、満ち潮の時には右から沖へ向かって潮が猛烈に流れ、逆に引き潮の時には左から沖へと潮が爆走する。この時に出きるはっきりとした潮流の境を狙う。
今夜は月が無い。真っ暗。かなり心細い。ふと振り向くと全身びしょ濡れの女の人が立っていて ニイ〜ッ と笑った目から耳から鼻から口からウゾウゾとゴカイかなんかが這い出して来るなんて事は考えないようにしようと思った瞬間既に考えてしまっていたので「ひーっ、こえ〜!。」状態。
しかしながらタックルをセットし臨戦状態に入ると勇気凛々ドドメ色。バッチシ集中する釣四郎だった。
ふと流れの無い側の足元を見ると水中に星空が・・・。夜光虫だ。夜光虫は水の汚れたところに居ると思っていたのでチョット意外だった。眺めていると不思議な気分になってゆく。
激流に向かってキャスト。
ルアーがガンガン泳ぐのがラインを通して伝わってくる。そのまま巻かずにロッドを流れの無い方に倒して待っているとヨレの部分に寄って行く。ラインから伝わる水の抵抗が弱くなったところで少しづつ巻いてくる。
コツッ
なんちゅうショートバイト。
ロッドはガチガチに硬い。テクニックも甘い。アワセられない。
コツッ
まただ。追って来ている。
魚は居る!。
再びキャスト。
ヨレを超スローに引いて来る。
モゾモゾッ
遠慮がちなバイトにアワセを入れる。
グン
乗った!!。
流れの中へ走り込まれる。ドラグが逆転する。ムチャンコ重い。
シーバス特有のグングングンと言う感じのヘッドシェイクもないしジャンプも無い。相手は何者?。
慎重に巻いて寄せて来る。
ヘッドライトを点けてランディング体制。
魚体が細長い。明らかにシーバスでは無い。
無事タモに収めて確認。
ゲゲッ、貴方様はあっ!、勘弁してよのボラ子ちゃん!!。

江戸川のモノより魚体が白く綺麗で、なにより臭く無い。あのムワッと鼻を突く生臭さが無い。長崎では時々でっかいボラが魚屋さんで売っているけれども、東京ではまず見かけない。生息地によりだいぶ違うようだ。
気を取り直して再びキャスト。
ドッポンバッチャン
ひえ〜っ、そこいら中でボラが跳ねだした。向こうでドッポンこちらでバッチャン激流でズッポンヨレでジャッポン。四方八方ボラだらけ!。今や瀬詰崎の海はボラの海となってしまった。
クククッ
来ちゃったよ。
先ほどと同じようなファイトスタイル。
上がってきたのはやっぱりボラ。
まいっちゃうね。

潮位の上昇と共にボラの姿は無くなったけれどもアタリのアの字もありゃしない。
戦意喪失で小浜温泉の岸壁へ移動。夜明け前にイカを狙った。
岸壁にはチラホラとスミ跡。チョイト期待が膨らむ。
しかしながら雲行きが怪しくなって来た。
明るくなって暫くたった頃。
ゴロゴロドロドロズオーーーーーン
どひー、雷様が来ちゃったよ。
ポツ・・ポツ・・ポツポツポツポツポツポツポツポツザザーーーーーーーーーーッ
ひーっ、本格的な雨まで降ってきちゃった。
退却うーーーーーっ!。
散々な結果だった。野生の感は大ハズレ!。残念無念の釣四郎。身も心もヨレヨレとなり危なっかしい運転で雨の小浜を後にした。
追記
小浜では夜明けにルアーマンが数人バイブレーションを投げていた。何を狙っているのか話しを聞く前に雨で総員退却となった為に判らない。気になる釣四郎だ。
納得がいかないので夕方有喜漁港へイカ狙いで行ったけれどもスミ跡も無くカスリもせず、おまけにエギロストでこれまた戦意喪失で撤収。もうボロボロ・・・・。
今回のヒットルアー

アイマ:komomo SF−125 RHカットホロ ボラだけど・・・
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