西海橋付近U
シーバス・ルアー・長崎
2006/12/02

「こっえーぞぉ〜、気合いれろよ〜!。」
午前3時すぎ、準備を済ませた釣四郎は自分にそう言い聞かせて歩き出した。
場所は西海橋。真っ暗な森の中を進む。ヘッドライトに照らされた木々のその向こうの闇が何とも不気味だ。そうして下り坂。昼間なら何でもないけれど夜は危ない。ゆっくり慎重に降りて行かねば。
無事到着。
うーむ、思ったよりも怖くなかった。自殺の名所とかそう言う類いの事を考えなければ大丈夫だな・・・うっわ考えちゃったよ。イカンイカン気にしないようにしよう・・・背後は気にしないように・・・。森に背を向けてタックルをセットする釣四郎だった。
さあスタートフィッシング。
ポツリ・・・ポツリ・・・・・・・
ゲッ、マジかよ雨が降って来やがった!。
最近の天気予報はすこぶるアテにならないから防寒の意味も込めてGパンの上から合羽を履いておいて大正解。上の防寒着は防水だから大丈夫。抜かりの無かった釣四郎だ。
グググン
ぬおお来た!。
グイッとフッキングをかますとバシャバシャッとジャンプ。
それと同時にフックアウト。
あらぁ〜、逃げられちゃった!。
チビッコだったけれども元気いっぱいのシーバスだ。
ボシュッ・・・・・ボシュッ・・・・・・
水が勢い良く流れる音で聞こえ辛いけれども確かに捕食音がする。
そのうちに近くでもボイルが始まった。
ゴン。
ヒーット!。
今度こそはと3発ほどフッキングをかましたらフックアウト。
どひ〜っ!。いらん事しなきゃ良かった!!。
雨が本格的になって来ちゃった。まいっちゃうね。
グン。
おおっ、軽くアワセを入れる。
西海橋の激流で鍛えられているせいかチビッコのくせして良く走る。ようやく手にしたシーバスはやぱっりチビッコ。欲しいのは君じゃあないのだけれど・・。

何発かのバラシの後夜が明けて来た。ボイルも無くなった。
グググッツ。
ピックアップ寸前のアタリ。
アワセと同時に抜き上げたのはチビヒラメ。まだ薄暗かったので最初はデカイ葉っぱかと思ったよ。こんな所にも居るんだねえ。

遂に夜が終わっちゃった。
しかしまだまだ諦めないぞお!!。
びよおお〜おおおおおお〜ん。急に風が強くなってきた。予報ではお昼位から風が強まるって事だったのに・・・。
風に向かってキャストするとバイブレーションでさえ押し戻されちゃう。
ゴン!!。
やっと来たかあ!!。
・・・・でも手応えが・・・・
釣四郎の大いなる期待を打ち砕きまたもやチビッコ。もー、どーなってんのよホント。

潮がだんだん緩んで来た。もうすぐ潮止まり、このポイントは終了だ。
一時車に戻って潮が変わるのを待つ。
潮変わりと共にポイントを移動。西海橋の真下にやって来た。
本流と反転流の境目をねらって黙々とキャストを続けるも、結局ノーバイト。
ヘトヘト・・・。
長崎の季節的なパターンは良く知らないけれども、大村湾のシーバスが産卵の為に落ちて来ていると思うのだけれどもどーにもこーにも釣る事が出来なかった。
どっと肩を落として帰路につく釣四郎だった。
追記
翌日メールで70cmオーバーが何本か揚がったとの情報でまたもや日曜の夕方からリベンジ。しかしながら例によってチビッコのみで大玉砕!。
うぐぐぐぐ・・・、何が違うんじゃ〜!!。

佐世保海上保安庁の巡視艇は電光掲示板を装備していた、すげー!。
今回のヒットルアー(写真が無くてゴメン)
ラパラ CD9 蛍光黄色
ラパラ CD9 マイワシ
Maria タイトストローム80mm RHH
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