遥かなるアオリへの道

 

  遂に餌木ingデビュー戦を迎えた。本当はもーっと早くにやりたかったのだが、なんだかんだで今日まで来てしまった。釣り場はやはり実績の高い三崎港だ。さて結果やいかに。

 

2000年8月19日

  夜釣りで始めての場所に行く場合は、オテントウ様が空にあるうちに現地へ到着し、どうゆう場所かをよっく見て、それまでに入れておいた情報と照らし合わせて釣りを開始すべきだと考えるし、それが世間様の常識とゆうものだろう。そしてオイラが三崎港のバス停に降り立ったのは、とっぷりと日も暮れた19時25分ころだった。目の前に港は見えるのだが、それが港のどの辺りか皆目判らない状態であった。昨夜寝るのが夜明けころだった事やら、なにやらかにやらで出発準備が整ったのが17時ちょっと前だった。当然現地到着ころには暗くなってしまうので日を改めようかとも思ったが、今までこれで後悔している。えーい、行ったれ。と言う訳でやって来ました三崎港。あっちへうろうろ、こっちへうろうろした挙句ようやく釣り場所が決まった。白灯と呼ばれる突堤だと思う。時間は20時くらいでありました。

 タックルを準備しながら回りを観察する。周りには数名の釣り人がおり、オイラの背中側はどうやら餌木ingでアオリイカ狙い。他の人達はサビキ釣りと投げ釣りのようだ。アオリを狙っているとゆうことは釣れるとゆう事か?刺身が目に浮かぶ。さあ準備も出来たしキャスト開始。おっと待て待て急ぐでない。まずは餌木の沈下速度を調整せねば。ほんとは明るいうちにやりたかったのだけれども仕方が無い。ン?しまった。万能バサミと棒ヤスリを忘れて来てしまった。くそー、んじゃあプライヤーとハサミで代用しましょう。てな事でようやくキャスト開始。当日はけっこう風があり、前半はほぼ真正面から吹いていたので餌木が30mくらいしか飛ばない。またラインが風になびいて底が捕りづらい状況だったが、ルアーマンの良い習慣でちゃんとカウントダウンしていたから、明確に底がとれた時の数を覚えていて、後はその数に数カウントだけプラスしてしゃくった。またしゃくった後もカウントをとっていたので、不自由はない。えらいじゃあないか。

  釣り始めてしばらく経ったころ、ドッカンドッカンと轟音とともに港の建物の背後の空が赤や黄色に輝いた。おお、これは空襲か、はたまた何処ぞの不良思想集団のテロか!?ンなわけがあるはずは無い。近くでの花火大会のようだが、建物が邪魔で見えるのは色とりどりに光る空だけである。うーん惜しいのー。この夏の風物詩が終わると、今度は突堤の付け根にある大きな港湾施設から大音響のカラオケが唸りを上げた。なんとも騒がしい夜である。と同時にけっこう肌寒い夜だ。Tシャツ一枚だったので、風が衣服を抜けて吹き去る。東京の夏の夜釣りでは経験が無い。うだる夜を想定してシャトルタウン(魔法ビン)の中身は氷をどっさり入れたコーヒーにしたのだが大失敗であった。1時を過ぎたころ流石にヤバイかなと思った時ハタと気が付いた。おおそうだそうだ、雨でも降ったら大変とレインウェアをバックに忍ばせていたのだ。さっそく着るとこれがまったく快適。これで風邪をひく事もあるまい。そうそう、この釣り場の不思議に気が付いた。この時間になると流石に人が減るかと思いきや、逆に込み合って来るのだ。いったいなんでじゃろうか?不思議じゃ。

 さて、釣りの方ははとゆうとこれが全然アタリ無し。アタリは無いが餌木ingらしき人がもう一人増えた。が、この人にもアタリは無いようだ。どこかからおっさんが一人やって来て、ひとしきりうろうろした後、シーツのような物に身を包み、堤防の上でゴロンと寝てしまった。いったいこの人は・・・。

 海面にはおびただしい数のベイトフィッシュ。後で判ったのだけれどイワシだった。これを追ってアオリイカも来てると良いのだが。アタリの無い夜はまだ続く。結局二人の餌木マンは帰ってしまったのか場所を移動したのか居なくなってしまった。代わりに結構ガタイの良い人がやって来て、突堤の先端でキャストし始めたが餌木ingかルアーかはよー判らん、謎である。

 始めは突堤の城ヶ島に向かって左側を攻めたのだがアタリが皆無のため右側を責める事にした。ま、結果は同じだったけどね。しかーし、このまま左側で釣っていたらえらい事だった。港湾施設に出入りする漁船がドカドカやって来てとてもゆっくり釣りなんぞ出来る状態ではなくなってしまったのだ。うーん、漁師のおじさんの朝は早いぜ。しばらくすると先ほど突堤の先端に陣取った謎の人が移動してゆく。見るとスカリにイカらしきモノが。おお釣れているじゃあないか。やっぱり餌木の人だったんだ。この人の釣り方は、ぴゅーとキャストした後しばらく待ってから超スローリトリーブ。つまりズル引き。しゃくりは入れない。この為、オイラには餌木かミノーによるシーバス狙いかが判別出来なかったのだ。ちなみにオイラの釣り方は、いったん底をとってしゃくる。しばらくしてまたしゃくるパターンに底をとったらズル引き。気が向いたらしゃくりも入れる。とゆう方法と中層でのしゃくりと超スローリトリーブ。この4パターンを交互に行った。

 空が明るくなり、とうとうお日様が顔をのぞかせた。夜よさようなら、ついでにアオリもさようなら。見事に丸ボウズに終わっちゃった。 だけどメゲルもんか。さーて次はいつ来ようかな。

 

 今回は見事に釣れませんでした。餌木も1個ロスト。くー悲しい。だけど1個餌木を吊り上げちゃった。重くなったので「もしやイカか!?」と思ったのだけれどブルーの餌木が釣れていました。実は今回使った餌木はオイラが作ったヤツだったんだ。といっても完全な自作ではなくて餌木キットを入手して作ったのだけれども、結構気に入っているのでこれからもこの餌木を中心にやってゆくつもり。自宅に帰って塩ぬきしようとボールにはった水に餌木を漬けた時に気が付いた。オリョリョ、ピンクの餌木の背中に傷が、もしかしてイカの噛み跡か!?。んんん、オレンジの餌木にもささやかだけれど傷が!!。ぜーんんぜん気が付かなかった。うーむ。フリーで餌木をステイさせていた時間が長かったかも。かなりの悔しさである。くっそー次回は必ず釣ってやるぞおーおっおっおお。と硬い決意。

 

 

おまけ

オイラは電車釣行なので、バスの時間は気になるところ。ちなみに三崎口駅から三崎港までバスで片道290円でした。駅を出て左側すぐにバス停があり2番乗り場からバスは出ております。オイラが乗ったバスは通り矢行きで、降りたバス停は三崎港でした。発車時刻は電車に合わせているようなので、駅でトイレなどに行っているとバスが行ってしまうかもしれません。

三崎口駅発(2番乗り場)平日 *2000年8月27日現在

三崎東岡・三崎港
城ヶ島
通り矢
三浦市立病院

()は三崎港行き      
54 34・52    
4・22・27・40・57 18・37・55 19・38 37

10・12・27・37・41・42・49・58

17・45 11・36  
2・4・17・28・(29)44・49 5・25・53 36
10

5・5・(7)・17・32・52

30 14  
11
17・36・37・56・57 2・35 24・52
12
(8)・17・37・49・57 17・55 35  
13
21.22.47 15・55 33
14
(1)・7・15・21・31・32・41・51・52   43  
15
17・29・37 11・33 14.53 34
16
2・(27)・(38)・47・49 23・53 43  
17
7・27・(47)・59 29.48 1・17・40 17
18
5・7・11・20・22・(37)・38・52・56 20・41・51 0・31  
19
10・(18)・30・(47) 11・42 1・23・53 31
20
3・7・16・28・54 23 31・44 42
21
14・33・34・54 5・33    
22
14・33・47・50・53      
23
13・27・42・53      
       

 

三崎口駅発(2番乗り場)土曜日 *2000年8月27日現在

三崎東岡・三崎港
城ヶ島
通り矢
三浦市立病院

()は三崎港行き      

48・59 38・59    

22・40・57 12・36・58 27 36
10・12・27・35・42・47・49・59 21 9・41  
2・22・33・(42) 1・24 41
10
2・(6)・21・36・39・57 1・41 21  
11
17・28・37・56・57 17・58 1・35・54
12
(5)・7・20・40・48・57 17・52 37  
13
22・32・47・55・(59) 18 40
14
7・12・17・32・52・55・58 0・37 17・38  
15
17・37・41・57 0・20 37 35
16
2・(27)・(35)・50 0・18・42 37・59  
17
4・10・32・52 20 35・55
18
5・12・27・32・52 3・23 44  
19
12・(16)・37・59 24・44 17
20
13・17・37・54 22 4・36 36
21
7・19・38・47 1・22    
22
5・21・24・39・46      
23
0・25・53      
       

 

三崎口駅発(2番乗り場)休日 *2000年8月27日現在

三崎東岡・三崎港
城ヶ島
通り矢
三浦市立病院

()は三崎港行き    
休日運休
58 25    
(16)・39 13・37 20  
(4)・11・(29)・53 0・25 10・51  
15・40 2・25・45 16・58  
10
1・(5)・10・21・33・41 10・22・43 42  
11
3・17・19・24・27・47 2・20・43 35  
12
(0)・(5)・19・47 2・23・45 35  
13
17・20・47・(57) 0・22・43 20・55  
14
(1)・17・40・47・57 3・23・43 45  
15
17・37・47 10・23・43 43  
16
0・(15)・17・20・(36)・52・57 5・43 23  
17
2・27・50 12・25・42 23  
18
5・13・37・47 22 1・45  
19
(16)・27・43 0・39 19・59  
20
11・13・17・45 35    
21
22・38・40・54・59    
22
16・25・47・59      
23
27・53      
       

 

三崎口の駅は質素です。おとなりの三浦海岸駅は結構賑やかなんだけれども、この駅はポツンとしている。

 

三崎港にて

ガードレールがお魚になってました
オイラはこの突堤で釣っていました
ちょいと歩けばマグロにあたる
いかめしが美味そうでした。朝ご飯によさそう