坊様の反撃
２０００年９月９日
久々に旧江戸川のいつもの場所にやって来た。本当は先週の土曜日も夕方に来たのだが（この時あまり体調は良くなかった）、日暮れと共に突然の夕立。それも大粒。おかげでびっしょり濡ちゃった。雨はすぐに止んだけれども頭のなかでグァングァンとドラの音が響いて来たので否応無しにリタイヤ。
そんな訳で釣らしい釣りは２週間ぶり。このところ餌木ｉｎｇにハマッているので（全然釣れない、イカはどこ？）シーバスは本当に久しぶりである。オイラの後ろに取り付いたボウズがそろそろ大僧侶あたりに昇進しそうな勢いなので、ここいらで何とかしなければ。
釣り場より上流を臨む（左） 釣り場より下流を望む（右）
０３：３０ＡＭ釣り開始。下げ潮が効いているはずなのだが流れはトロトロ。水門が閉まっているようだ。あっちへウロウロ、こっちへウロウロするのだが全然アタリが無い。そうこうするうちに段々明るくなってきちゃったのでレッドヘッドのバイブレーションルアーにチェンジし、沈んでいるテトラをかわしながら下流へ釣り進む。
０６：３０ＡＭ アタリのないまますっかり明るくなってしまったので佐野ルアーに変える。カラーを色々変えながらマリーナなを過ぎた所で、引いて来たルアーをピックアップしようとした瞬間シーバスがテトラの影から追ってきた。あっ と思ったが時既に遅し、ルアーは水を離れていた。しまったーと、何度か繰り返し投げるがシーバスは何処かへ消えてしまった。残念。
０７：００ＡＭ 沈みテトラの最終部付近から再び上流へ釣りあがる。流れが出て来た。水門が開いたようだ。この辺りには対岸に造船所がマリーナを挟んで３軒あるけれども、その一番上流側にある造船所の前まで来た所で、先ほど同様ピックアップ寸前に魚が見えた。魚は反転してしまったがすかさず８の字を書くようにルアーを水中に留まらせる。グンとロッドが止められた。来た！。アワセと同時に魚の顔が見えた。ヤバイ、フックは口先の皮一枚にかかっている。竿先からは１メートルも無い。慌ててドラグを緩めて、スカシなだめてハラハラしながらようやく玉網に収まった。久しぶりのシーバス。色はやや緑がかっており居付きではないかと思われる。写真をとり長さを測ってリリース。いやよかった。どうかね、背中の坊様、昇進は先のこととなりそうですな。
ハラハラさせられた５５センチ
０７：３０ＡＭ スポーツランド前まで戻って来た。アユカラーを投げていると、足元でグイッとロッドが止まった。水中でギラリと魚が反転するのが見えた、と同時にロッドが軽くなった。やられた。すぐにバイブレーションルアーに変え投げる。しかし、フックにラインが絡み水面をパシャパシャと戻ってくる。まったく、焦るとろくな事は無い。その時水中からバシャアとシーバスがルアーにアタックして来た。もちろんフックアップするはずも無く、ルアーはピックアップされた。２度３度ルアーを変えながらトレースするも魚は出ない。クッ、クヤシー。元のアユカラーに変えてヒョイと投げると、なんと足元でガツンと来た。今度はしっかり２度アワセを入れ余裕のやりとり。２度ほどエラアライを堪能し玉網へ、入れたと思った瞬間シーバスは横へ反転。ルアーが網にかかってしまいバシャッと暴れた瞬間魚が外れてしまった。信じられない。虚脱呆然。なんとゆう事か。可愛そうなオイラ。続けて３度も失敗するなんて。３度とも同じ魚のように思える。ガックリ。坊様の薄笑いが見えるようである。
この後アユカラーをロストしてしまい、おまけにお日様もだいぶ高くなたのでストップフィッシング。背中の坊様はまだまだやる気らしい。
追記
本日釣りのさなか、オイラの１０メートルくらい前方になにかがポッカリ浮かんで来た。亀である。が、よおく見ると鼻先が尖っている。亀は亀でもスッポンだ。頭から首にかけて模様が入っているようにも見える。料理屋でお馴染みのものとは種類が違うかもしれない。しかし、なんでスッポンが江戸川に。おそらくどっかのペットが脱走したのだろうが。スッポンは暫し辺りを見回し水底へ消えていった。
翌日再度出かけたけれども、増水による濁りと、それにともなう大量の流下物で釣りにならず、とっとと引き上げちゃいました。