星に願いを
2000年10月8日
このごろ日本列島はどうしちゃったのでしょう。お山はお怒りになり、鯰大明神は御身を震わしもう大変。御上は変な公共事業やらに血税を使わずに、本当に気の毒な事態に直面している人達への支援にこそ使ってほしいと願う釣四郎であります。
さて、またまたやってまいりました三崎港。この所、土曜の夜を狙ったかのような雨だったのでひさしぶりのエギングだ。お気に入りの白灯突堤に到着したのは19時30分過ぎ。いつものごとく城ヶ島に向かって右側には人が多いながらも、付け根付近が空いていたのでそこに入る事にする。先端部分にある灯りを利用してタックルの準備兼偵察。以前は投げ釣りとサビキ釣りの人が多かったが、今夜は電気浮きの人が多い。先端ではルアーマンがキャストを繰り返している。まだイナダがいるのだろうか。雰囲気としてはシーバス狙いのようにも見うけられるのだが、声をかけてみればよかった。
タックルを準備していよいよエギング開始。何度かキャストを繰り返していると、回収した餌木から水が糸のように滴り落ちた。何でしょうと思い、手に取ってようく見ると、透明のネバネバしたものがカンナに絡み付いている。もしかしたらイカの表面を保護しているヌメリかもしれないと思ったが、餌木に噛み痕も無く、結局正体不明である。その後のキャストで、ロッドを振った瞬間、ラインから指を離す一瞬前、急にテンションが無くなった。ゲゲッ、ラインブレイク?。でも、特有のパシッとゆう音はしなかった。餌木は遥か彼方へ飛んでいったいようで、ロッドの先にはラインだけが風に舞っていた。ラインの先端を観察すると、インスタントラーメンのごとく縮れている。どうやらスッポヌケのようだ。信じられない。しっかりと、これでもかと言わんばかりに何重にも結んだはずなのに。ショックである。そう言えば、今シーズン初め、シーバス狙いで始めてダブルラインのスッポヌケをやらかした。そしてその時はボウズであった。まったくもって不吉である。
ところで、エギングに精通している諸先輩方はどうやってラインを結んでいるのであろうか。何か特別な結びなど有るのだろうか。機会があったら是非聞いてみたいものである。
さて、気を取りなおして新しい餌木を、それこそしっかり、がっちり、ばっちり結んでキャスト再開。暫くすると先端近くで電気浮きを流している人にアジが来た。おおアジがいるのか。ならばイカもアジを狙って、やる気マンマン食い気タップリなのではと期待に胸が膨らむ。今度はお隣さんが何か釣った。どれどれと見せてもらうとカマスだった。ライトタックルでルアーを投げれば面白いかも知れない。相変わらず、そこかしこでゴンズイは釣れているけれども、皆迷惑そうにしている。そしてオイラには全くアタリが来ない。そのうち小型のライトバンでやって来た、白い犬を連れたおじさんがオイラに話かけてきた。オイラがアオリイカ狙いだと知って口からでた言葉は、いまここじゃあつれないよ。向こうの花暮のほうじゃあ上がっているけども・・・。かなりショックなお言葉。しかし次のお言葉に希望の光がさし込んだ。そこの冷凍庫裏でもいくらかでているよ。おお、本当にすぐそこではないか。とっとと移動しようか、もうちょっとだけ粘ろうかと考えているうちに、おじさんは横で電気浮きを流しだし、すぐに何か釣り上げた。見に行くとまたまたカマスであった。塩焼きにするときっと美味かろう。
どうですか?と、餌木マンが声をかけて来た。その人は冷蔵庫裏から来たらしく、3バイ釣ったけれどもアタリが無くなったので、どこか釣れている場所を求めて移動して来たと言う。おお、やっぱり釣れているのか。犬おじさんは正しかったのだ。釣四郎は移動することにした。
冷蔵庫裏は結構混んでいて、良さげな場所が空いていなかったので、さらにぐるっと廻って反対側に場所を確保した。しかしここはゴミが多い。シャクッた瞬間グンと重くなったのでドキドキしながら巻き上げるとビニール、なんだか解からない半透明な海藻のようなもの、挙句の果ては(水鳥?)の骨。全くやになっちゃって移動。この場所でちょっとしたトラブルに見まわれた。バックに入れておいた魔法瓶の注ぎ口がちょっと開いていたらしく、けっこうな量のコーヒーがバックの中でこぼれてしまった。タオルでふき取り、濡れた物を広げて乾かしたけれども、皆コーヒー臭くなっちゃった。
また白灯突堤に戻って来てしまった。先端付近が空いたのでそこに陣取ったけれども潮の流れが速すぎていかんともし難い。先ほどアジを釣った電気浮きの人に代わって、餌木の人がお隣にいるけれども、その人も苦労している様子。釣四郎も突堤をウロウロしながらあっちこちへキャストしたけれども、全然釣れる気配が感じられず、またまた移動。
冷蔵庫裏の奥まった場所へやって来た。この場所は流れが非常に緩やかで釣りやすいけども、緩やか過ぎるのもどうなのかなと思ってしまう。
それにしても結構寒い。釣四郎はレインウェアを含めて3枚着る物を持って来たけれども、それを全部着込んでも風のせいで寒く感じられる。オイラがエギングを始めた頃はTシャツ1枚で堤防をウロウロしていたけれど、もうすっかり秋になってしまった。
キャストを繰り返すうちに、また例のネバネバが餌木に付いてきた。よおく見ると餌木の背中に小さな噛み後が付いている。とゆう事は、やっぱりイカのネバネバなのだろうか 。だとすると何故掛らないかなー。それに噛み後からするとイカが随分チッコイなー。
釣四郎は一番奥の場所にいたけれども、隣が空いたのでそちらに移動する。餌木をキャストして着低する間、暇なものだから隣の人の釣り方を観察したり、星を眺めたりしていたのだけども、その見上げた夜空、オリオンのちょいと横あたりで星が流れた。ひさしぶりに見た流れ星。大きなものではなかったけれども、やっぱり神秘的で奇麗なものだ。しまったー。星にアオリゲットを お願いしておくのだった。だいたい流れ星は突然現れ、あっと言う間に消えてしまうものだからお願いしようにも出来ないじゃあないか。昔の人はどうやってあの一瞬に、しかも3回もお願い出来たと言うのか。まったくもう。
ずっと向こうでエギングをしていた人にアオリが釣れたようだ。型は小さいながら、皆がそちらに注目し軽い嫉妬と溜め息が混じったような、そんな空気が漂った。あの人はきっと電光石火の反射神経で星に願いをかけたに違いない。
オイラの隣にオッサンが入って来てエギングを開始。随分と年期の入った感じの人で、暫くやってアタリが無いと見るやとっとと帰って行ってしまった。その人の釣り方はズル引きオンリー。他の人はシャクリ一辺倒。シャクリ方もビシュッと鋭くシャクル人、ノターとゆっ くりシャクル人と様々。ロッドも、どう見てもバスロッドではないのかと思えるモノから磯竿っぽいモノまで色々だけれども、やはりシーバスロッドが多い。それもサーフロッドらしき長めのモノでかなり柔らかい ロッドが目立つ。
釣四郎のロッドもシーバスロッドだけれど、短めで固め。今釣れているアオリのサイズを考えると明らかにオーバーパワーなのである。釣果が出ない理由はこの辺にもあるかも知れない。もちろんリールのドラグはゆるゆるにしてあるけどね。
4時を過ぎたあたりから一層寒くなって来た。先のコーヒー流出で暖かい飲み物が不足していた釣四郎は、缶コーヒーなんぞを買いに通りへ出てみて驚いた。朝市で大賑わい。威勢のいい掛け声が飛び交い車も人も一杯である。当然まだ真っ暗な時間なのに、このお客さんはいったい何処から沸いて来るのだろうか。そしてもうひと驚き。ジュースの販売機には、どれもこれも冷たいモノしか入っていない。まったくもってメーカーの怠慢である。しかた無しに持参の常温烏龍茶をすすりつつ釣りを続ける。
空がうっすら明るくなって来た。日中釣りの人が場所取りの為にロッドやクーラーだけ岸壁に置いて車の中に引きこもる。気温が上がるのを待つのだろう。すっかり明るくなった6時すぎストップフィッシング。再再再度のボウズである。情けない。だがめげるもんか!。もう少し経つとアオリも一回り大きくなって、きっとズシンとロッドを止めてくれるだろう事を期待して、電光石火のお願い術を磨く事にしよう。
|
朝市の賑わいは明るくなっても続いていました。お土産にマグロの刺身でもと思ったけれども、釣り師のプライドが・・・。 |
|
|
花暮の方まで偵察に行って見ました。お気軽フィッシングで賑わう中、墨痕を探したけれども、新しいモノはちょこっと有るだけ。 ちなみに本文に出てきた場所は、この写真よりずーっと奥の方です。 |