立体系イベント出品写真館 その1

 ここでは、これまで作ってきた立体作品の中で手元に資料現物が残っているものについて紹介。立体系として最初のイベント参加は1990年1月のワンダーフェスティバル9(ゼネプロ主催旧WF)。相方や友人との参加で、自分が作った以外のものもあるのだが、最初に出品したのは「トランスフォーマー・破壊大帝メガトロン」。現在は原型・複製品共に残っておらず。夏のワンフェス10では同じ「トランスフォーマー」から「コンボイ」を出品。次の1991年1月のワンフェス11ではコンボイに加え「アイアンハイド」も出品。当然この頃は慣例に習い「名前変え無版権」での販売だった。今では考えられないが、まだそういったものが大目に見られた時代だったのである。

※このページに掲載したキャラクターの著作権は、それぞれの原作者・版元に属しますが、立体物としての作者は自分(管理人)であることと、営利・販売を目的としないことを前提として掲載しました。



ミギー(寄生獣)

 1/2スケールの手のひらサイズ。当時アフタヌーン誌上で大人気だった「寄生獣」の“ミギー”。1992年夏、海洋堂による新体制のワンフェス(ワンダーフェスティバル・EXPO)で出品したのがこれ。当時は、当日版権審査が結構アバウトで、現在のように厳格なシステムは出来ていなかった。材質はオールファンド製。
 結構好評で、当時のニュータイプのワンフェス記事や、次のワンフェスのガイドブックにも掲載されたが、なぜかディーラー名が「宇宙“生物”科学同人誌研究所」と誤植されて悲しかった(「生物」ってどっから出てきたんだ)。300円という低価格が受けて、94年の冬までに約200個を販売。ここまで数売ったのって、後にも先にもこいつだけ。その後のイベントで、未だに寄生獣関係の造形物は出ているが、これよりずっと完成度は高いものがほとんどなのが悲しい(苦笑)



ぺガス(宇宙の騎士テッカマン)





































 1992年夏の第一回JAF−CONに出品。大きさは12センチ程度だが、この体格なのでそれなりにボリュームはある。価格は3500円で17個生産(完売)。開場と共に一気に10個近く売れたのは驚きだった。当時、未塗装状態のものがB−CLUB(&別冊)やHJに掲載されたので、覚えてらっしゃる方もいらっしゃるかもしれない。完成品現物は現存せず(泣)。数枚の汚い写真のみが残っていて、ここにアップしたのはそのうちの一部。
 材質は、プラ版骨組みにポリパテを盛って削りだしたもの。曲面主体なので左右対称に作るのが非常に大変だった。
 後に発売されたムサシヤ製のよりは出来は良いと思うのだが(勝手に思っている)。手元にキット状態のものが数個残っているが、版権の関係で現在は販売できず(現在タツノコ作品は版権が降りたり降りなかったりで微妙なのだ。そのうち最終改修版を出したい気はするが、マイナー懐かしもの系が現在のワンフェス等では非常に厳しいしこともありなかなか難しいのが現状)。



ラ・セーヌの星

 マイナーかつキワモノで問題品。93年1月の新生ワンフェス第2回に出品。写真等は提出したのだが、ついに最後まで版権元不明。結局、実行委員会から特別許可もらって販売に踏み切った(当事はまだこういう特例があった)。が・・・生産数も販売数も極端に少なく、市場流通数はおそらく5個に満たないかも。そのうち1個を、ガレキ好きで有名な漫画家の和田○二氏が買っていった(笑) 原型も製品もまともな状態では残っておらず、残された不良パーツを芯に大改修するも断念。再び世に出ることはない(苦笑)
 材質はファンドとスーパースカルピー。スケールは1/10で確か売価は2000円。
 ちなみにこの作品の制作元だが表向きには「ユニマックス」名義になっているが、実際は東北新社と創映社(現:サンライズ)の制作だった。この作品はフジテレビ系での放映だったのだが、同じ東北新社と創映社でNET系の同時刻裏番組「勇者ライディーン」を制作していた為、局・スポンサーへの配慮からだったとの事。その他に原作&制作者でもある金子満氏の株式会社エムケイが関わっているのだが、同社が1998年に無くなってしまった為、現在版権管理元がどこか不明な状態。2001年にはCSキッズステーション、2005年にはテレビとちぎで再放送されているのでどこかが管理しているのは確かなのだが・・・・?版権元等の情報求む!実は素顔のシモーヌも作ったのだが原型行方不明・・・・・。



セーラーV(原作版「コードネームはセーラーV」Ver.)



 実はセーラームーン1作目の頃はハマっていて、なぜかこういうものを作ったりもしていた(苦笑)。出来に関しては、現在公表するのは相当恥かしいレベル・・・・なのだがまあいいか。93年夏のJAF−CON2に出品。東映ビデオさんの好意により、LD「美少女戦死セーラームーンVOL.6」の巻末映像特典にのっけてもらった(原型制作「番頭兵」名義)。が、その映像では直前にT’sの宮川氏のとかが出ているので、比べられるのは酷(泣)。1/12だが、結構細かいとこまで作りこんだのでパーツ数は15と結構とんでもないことになっている。


 翌94年のJAF−CONVではポーズ変えで再出品したのだが、仕事が忙しくて参加が不可能となったためお蔵入り。(当初マイナーだったセーラームーンもメジャー化してオタク&スポンサー&関連企業の食い物になってきたため、当時だんだん嫌気が差してきたところだった)。今思ってい見ると、何で当時こんなもの作っていたんだろうと不思議だが、いろんな意味で勉強になったアイテムではあった。
 なお、改修前・後共に、完成品現物は残っていない(取っておけよ)。



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