立体系イベント出品写真館その5

※このページに掲載したキャラクターの著作権は、それぞれの原作者・版元に属しますが、立体物としての作者は自分(管理)であることと、営利・販売を目的としないことを前提として掲載しました。


氷河戦士ガイスラッガー

ソロン号

 作り始めたのは2004年からですが、版権申請等の問題により、ワンダーフェスティバル2005・SUMMERで初出品。

 東映本社作品なので、同社ガレージキットの通例により、当日版権ではなく1年間の通年版権ということで、東映本社テレビ部様に直接監修していただきました。下面・尾翼形状等、一応修正項目はあったのですが、東映側にもほとんど資料が現存していないらしく、話し合いの結果、結局はほぼスルーパス状態で認可。担当の方によると「私も入社するまで、こんな作品があるなんて知りませんでした(笑)」という程で、作品のマイナー振りがうかがえます。
 使用資料は、ネット上に出ている数少ない当時のグッズ・ムック類の画像と、3年前にホームドラマチャネルで再放送された時に録画したビデオのみ。当時アニメらしく、場面によって形状が不定形でウソが多いので、図面起こすのが大変でした。

 結局、イベントでは注目度は高かったもののほとんど売れず、初回契約の25個を売り切るのにほぼ1年かかってしまいました。当初定価5000円を、終盤は3500円に値下げしたところ好評だったので、今年度は3500円で再申請しました(実際、この値段ではほぼ儲けは出ないです)。
 ワンフェス会場にいらしていた石森プロの方とお話したところ、資料等は東映ではなく石森プロ側に残っているということです。その方に「隠れた名作ですよね」といったところ「いや・・・そうでもないかも」と微妙な答え。業界的には結構黒歴史なようです。

 パーツ差し替えにより、ソロン攻撃形態への変形が可能です。が、その為にコクピット周りや翼の形状がどっちつかずの中途半端な形になってしまったのが心残りです。以前に別ディーラーが出した時には小スケールで両形態を別々に出していました。




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