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*指輪くえすと*
T ファラミア「王よ、どうぞお喜びください!先日のマラソン大会レースの賭金の集計金額が出ました!」 アラゴルン「あまり善いことでもないが・・・それで?」 ファラ「勿論私は愚か者ではありません!きちんと賭けに参加する際の手数料も徴収していましたのです!王の肖像権を考慮した上でのブロマイド料金も別途で入金だったのですが、国民はそんなもの関係ないぜぃ!とでもいいたげに惜し気もなく払いました!」 アラ「・・・味をしめて悪政に結び付かないよう祈るばかりだ。不正はなかったのだね?」 ファラ「ありませんでしたとも!ゴンドーリアンの陛下に対する情熱に偽りを持たせることなど叶いませんよ!それで徴収結果なのですが、なんと!昨年度の国家予算の三分の一という恐ろしい数字をたたき出したのです!」 アラ「・・・そりゃあほんとーに恐ろしいわ」 ファラ「私もビックリです。あの大会の資金など誠に微々たるものでしたし。これも私の画期的な発案と陛下のカリスマ性にあるのでしょう。そこで!突然ですが第二回を開催することに致しました」 アラ「なにぃ!?だって、アレは私の慰安目的だったのではないのか!?」 ファラ「すみません、長い歴史が戦争ばかりでお金がなくて。ここらで民の活力に頼らせて貰いましょう」 アラ「・・・・・悪政になるんじゃあ・・・」 ファラ「だって自由参加なんですよコレ。聞けば近隣の諸国にも噂が出回ってるとか。このまま文化交流に繋げていけば宜しいでしょう。」 アラ「う〜ん、そんなものかなぁ〜・・・」 ファラ「はい!そして今回の企画も私めにお任せください!では!」 アラ「・・・またファラミアの企画なのか・・・(不安)」 三週間後。 アラ「今回は妙に時間かかったなぁ」 イムラヒル「なんでもコネクション先との折り合いが難解を極めたそうですぞ」 ボロミア「コネって、またエルフ勢か?嫌だなぁあの連中、常識を知らんから」 ハルバラド「そういやぁ王妃がファラミア殿と嬉しそうに話してたが、何かあるのかねぇ・・・」 ボロ「その情報は確かか?!まさか森の奥方が家中を率いてやってきたりはしまいな!?」 アラ「いくらなんでもそんな大それたことはしないだろうと思うけどなぁ・・・」 イム「そういえばミスランディアは?何故かの方がいらっしゃらないのだ?」 デネソール「・・・先日から余の小姓の姿も見えなんだが、何か理由があるのか」 アラ「ピピンがいない・・・?あの台風の目という異名を持つホビットが・・・?」 ボロ「アラゴルン、これはよほど大きな計画なのではないか」 ハル「どうでもいいけど俺は、この席に納得いかない!」 アラ「?どうしたんだハルバラド」 ハル「だって俺、アラゴルンと一番距離あるじゃないッスか!何でゾンビがアラゴルンの隣陣取ってんだ!」 デネ「ボロミア。そなたゾンビ呼ばわりされておるぞ。それで良いのか」 ハル「お前だ若作り爺!」 ボロ「いちいち喧しいですぞハルバラド卿。アラゴルンの正面にいられて光栄だと思って下され」 デネ「そうだ。円卓なだけ有り難いと思え。だいたい何だその言動は。童か」 ハル「じゃあどっちか換わってくれよ」 二人『イヤだ。』 ハル「て・め・ぇら〜〜!妙な遺伝子の繋がり見せつけやがって〜!」 イム「はっはっはっ。まんま子供の喧嘩ですな。」 アラ「・・・イムラヒル殿、それは何かな」 イム「あぁ、これは先日キアダン殿から贈られた、新作のでーぶいでー・はんでぃかむです。このレンズで写したものを、映像としてこのボディに内蔵された円盤に記録するのだそうです。ちなみに裂け谷のノルド勢だそうですよ。」 アラ「・・・何が何やらよく解らないが、それで何をやっているのかね?」 イム「勿論、義兄と甥のホームビデオを作成しているのです!将来これを見て、あのお二人が懐かしさに涙を浮かべるかもしれません!」 アラ(ボロミアはともかく、デネソール殿に将来はあるのかな・・・) バターン ファラ「お待たせしました!遅れて申し訳ない・・・あぁゴホン!静かに!皆さん、今日は二日後のイベントに向けて急遽集まって頂いたわけですが・・・」 アラ「ああ、二日後なんだ」 ファラ「はい。少々時間を割いてしまいました。それではルール説明を行います」 ボロ「ファラミア?大会は二日後なんだろう?」 ファラ「はい。選手のスタートは明後日ですがしかし、企画はたった今から進行します・・・」 ッバリーン!!どカーン! アラ「な、ぅぐっ!?」 イム「うわー!?なんじゃー!?」 デネ「煙幕か!」 ボロ「ハッ!アラゴルン!?おい!アラゴルン!」 ハル「な、なになになになにー!?アラゴルンがどうかしたのかー!?げほごほ!」 ファラ(マスク着用)「・・・割ったな。器物損害はナシの方向でとあれほど言ったというのに・・・怒。」 イム「げほほッ!」 デネ「!ソロンギルがおらぬぞ!」 ハル「なに!げほ!」 ボロ「ファラミア!一体これはどういうことだ!げほ!げほ!」 ファラ(マスク着用)「まぁまぁ、皆さん落ち着いて」 「ふふふ!人間の諸君ごきげんよう!」 『!?』 ボロ「・・・何だアイツは」 デネ「・・・見たところエルフのようだが」 イム「あぁ!我らの王をあのように無造作に担ぎ上げるなど・・・許せん!!」 アラ「な?な!?」 「ふっふ。私には一瞬でこの子をふん縛って肩に担ぎ上げることくらいワケないのだよ!」 ハル「!アンタは・・・グロールフィンデル!」 イム「グ・・・!?あの、エアルヌア王と轡を並べた!?」 デネ「かの金華公か・・・」 ボロ「・・・・・・だれ?」 デネ「ボロミア・・・。私はそなたのそのようなところも好ましく思ってはいるが、・・・もう少し勉学に励め・・・。」 グロフィン「おやま私も意外と有名人」 アラ「当たり前でしょう!一体何のつもりですかグロールフィンデル!下ろしてください!」 グロフィン「そうはいかないよエステル。今回私は悪の組織ギル・エステルの刺客なのだから!」 イム「悪の組織なのに『希望の星』なんですか」 ファラ「・・・やっぱりこの構成はマズかったかなぁ」 ボロ「どういうことだファラミア!」 ファラ「ちょっとお待ちください兄上。金華公。いささか打ち合わせと違います。窓をブチ割るなどしない、妙な押し問答はしないという話だったはず」 グロフィン「え?でも、私はアルウェン嬢に渡された台本通りにしただけですよ?」 デネ「あの婦人か・・・」 ハル「あぁ・・・また姫に振り回されてしまう・・」 アラ「グロールフィンデル!その台本は無効です!そんな恥ずかしい役周りは放棄してください!」 グロフィン「恥ずかしいって・・・やってる本人に向かって何てことを言うんだ」 アラ「だってその仮面ダサいですよ」 グロフィン「君はいつからそんなこと言う子になったんだい!えい!お仕置きだ!」 バシィッ!! アラ「ギャッ!ぃだっ!ちょ、止めてくださいグロールフィンデル!私もう90近いんですよー(泣)!?」 ハル「ギャーーーーッ!!」 ボロ「エルフのバカ力でアラゴルンの尻なんか叩くなバカー!」 イム「・・・あのエルフ・・・我らの王に・・・怒」 デネ(・・・お仕置き・・・イイなぁ) アラ「ぅ!なんかまた寒気が・・・!」 ボロ「!父上!また何か不穏なことを考えて!?」 デネ「何のことだ」 ファラ「グロールフィンデル殿・・・、いい加減にしてください。我らの王をそのように扱うなど・・潰しますよ」 グロフィン「ちょ、と、皆さん、そんな、マジでキレないでくださいよ・・・汗。何度も言いますが私は配役の通りにやってるだけなんですよ。ね?ね?私ってもうちょっとマシなエルフですよねエステル??」 アラ「なんか切ないです、先生・・・・・・涙」 グロフィン「えぇと、台本・・台本・・・・・・ふむ。諸君!!君らの大切な王サマを帰して欲しくば、イシリエンまで来ることだ!!わーははははは!では!」 アラ「ぅわー!?」 ボロ「アラゴルン!」 ファラ「窓から、飛び降り・・・!?」 イム「ここ、六階なんですけど・・・」 ハル「やっぱあのエルフ化け物だ・・・」 U デネ「なかなか面白い余興だったな。・・・・・・で?」 ボロ「父上!!何故か父上のお座りになっていた椅子が粉々になっているようなのですが!」 イム「義兄上、この中で一番冷静に見えて、実は一番キレてませんか・・・」 デネ「そんなことはどうでもよいのだ。ファラミア。全て簡潔かつ要点を得て話せ」 ファラ「そうですねぇ・・・。私はただ楽しいイベント作りをしていただけなのですが・・。おそらく、夕星王妃とレゴラス殿に相談を持ちかけた辺りから計画が妙な方向へ行っ捻じ曲がってしまったのではないかと・・・」 ハル「アホかーー!!アンタその二人に相談してただですむと思ってんのか!!」 ボロ「ロリアン勢に相談しなかっただけマシだと思うけどな・・・」 ファラ「それが・・・エルフ側の人選はお二人に委任したので、ひょっとして、もしかしたら加わってきちゃったりなんかしたり・・・」 ボロ「ファラミア・・・お前も意外とヌケてることが多いよな・・・泣」 デネ「それで、今回は一体何をしようとしていたのだ」 ファラ「はい。ただのマラソン大会じゃ前回と同じだと思いましてね、」 イム「前回もかなり特殊なマラソン大会だったと思うのだが」 ファラ「今回はオリエンテーション方式にしようということになったんです。」 ハル「・・・前回とどう違うんだ」 ファラ「今回はさらに遠出でおまけにスケールアップです。舞台は我がイシリエン!私はイシリエン領主として領地を貸し出すことを承諾し、かの地に在住中のレゴラス殿に何かいいアイデアは無いものかとご連絡申し上げたらば、次の日王妃と共にかの方がいらっしゃいました」 ボロ「相変わらず、祭りには物凄い迅速な行動力を発揮するな」 イム「てゆーかレゴラス殿がいらしているなど全く存じませんでしたぞ」 ファラ「レゴラス殿は楽しげに言いました・・・」 〜ファラミア回想中〜 レゴラス「ねぇ。前回そうとう儲けたんだって?やっぱエステルの魅力は凄いネェ。あ。これだけ国が復興してきたら上等のワインもいるんじゃない?父王に頼んで贈ってもらおうか」 ファラ「それは大変ありがたいことなのですが、・・・(あの王様の性格からいって)料金を取るのでは。」 レゴ「いらないよそんなもの。エルフに金掴ませてどうするのさ」 ファラ「・・・それもそうですね。失礼な発言をしてしまい、申し訳ない」 アルウェン「それよりもファラミア殿にレゴラス殿。私思うのですが、イシリエンでは爽やかすぎませんか?」 ファラ「は?・・というと?」 レゴ「ああ、私もちょっと思ってたところだよ。ファラミア殿。どうせならゴールはミナス・モルグルあたりにしませんか?雰囲気出るでしょう」 ファラ「(ミナス・・・!?)・・しかし、陛下をあのような穢れた地に滞在させるわけには・・・」 レゴ「ああ、それもそうだねぇ。う〜・・・ん。じゃあエステルには絶対危害を加えないと約束するから、企画をこちらに任せてもらえない?きっと楽しいイベントにするからさ!」 ファラ「はぁ・・・。宜しいのですか王妃」 アル「はい、お任せくださいな。」 ファラ「では・・・」 〜回想終了〜 ファラ「とまぁ、こんな感じでした」 ハル「要するにアンタ、サボってたんだな」 ファラ「何をおっしゃる!!私だって忙しかったんですよ!今回何故エオメル殿が無事におられぬとお思いか!」 ボロ「そういや何でなんだ?」 ファラ「大変でした・・・。まず妻をローハンへ里帰りさせ、エオメル殿を始終監視させます。妻からの報告によると、エオメル殿は一日に十回はゴンドールの名を口にし、三回は脱走を試みるそうです」 イム「ムコ殿も王位に就かれたというのに、相変わらず解りやすい直情型ですなぁ・・・」 デネ「というか、妨害工作に出たのかそなたらは。」 ファラ「ええ、まったく。・・・そのような生活を三週間続けた妻。それを頼み込んだ私。・・・妻の手紙には、何かの赤い血でこう書かれていました。『こんなサル山の親分みたいな兄のもとへいるのはもうウンザリです。これでもしアラゴルン様の百年物スマイルが見れない事態にでもなったら、わたくしはどうなってしまうかわかりません・・・。』・・・どうしてくれるんですかっ!!私、殺されちゃいますよ!!」 ボロ「レゴラスに文句言え!!」 イム「というか・・・故国をサル山呼ばわり・・・。」 ファラ「しかしこれはヤバい事態になりました。レースがどうのという状況ではありません。何せ王が誘拐されたのです。こんなことは暗黒時代にも例を見ません。しかも、掠っていったのはエルフです。・・・王妃もレゴラス殿も、えらく勘違いしすぎですよ。こんなの賭にできるわけないでしょーに」 ボロ「問題は敵がどの程度の戦力で待ち構えているかだな」 ハル「誘拐役に金華公を使うとこからして、相当ヤバいメンバーなんじゃないかなぁ。」 デネ「先方もこれがイベントだということは心得ているようだが、ここまでしたのだから一人は本気でキレている輩がおるのではないかな」 イム「・・・悲しいかな、王妃に一票」 ファラ「夕星様は非常に徳の高い立派な方ですが・・・・・・たまに我々に嫌がらせをしますからね」 デネ「やはり我々とソロンギルが同族なのが気に入らんのだろう。強欲な女だ」 ファラ「父上!どこに耳があるかわかりません!血の雨が降るような発言はお控えください」 デネ「うるさい。私は物静かな女に好感を持つのだ。あんな一見大人しげで実は阿婆擦れな后など迷惑だ」 イム「やっぱアバズレとか思ってたんですね・・・」 ハル「なぁファラミアさん。いまアラゴルンはどうなってんだろう・・・。」 ファラ「そうですねぇ・・・幸いなことに、我が国には古来よりの秘密兵器が現存しています」 ボロ「なんだ?」 ファラ「パランティアですよ!」 イム「あ。そういえば、あれほど敵地の様子を探るに適したアイテムもありませんな」 ハル「はーい!俺、試してみたい!」 デネ「そなたにゃ無理だろう」 ハル「!なんで!」 デネ「そなたのようなヘナチョコ野伏ではサウロンと言わず石自体に敗北して終わりだな。廃人になりたくなかったら出しゃばるな」 ハル「な、な、なんだとー!」 イム「まぁまぁハルバラド卿!ここは無難に義兄上にお任せしましょう!ね!」 ボロ「・・う〜ん、ちょっと悔しいが、妥当なところだな」 ファラ「口惜しいことですが、この国であれが使えるのは王と父上くらいしかいませんし」 デネ「ふっふっふー。では早速・・・・・・」 ハル「・・・・・・・・・・・・写らないぞ」 イム「精神集中して、多少時間がかかるものなのでしょう」 5分経過 ボロ「・・・なかなか写らないなぁ」 ファラ「王なら軽く写すんですけどね〜」 ボロ「ファラミア、そういうこと言うから父上が怒るんだ」 ファラ「え〜。気にすることでもないでしょうに」 15分経過 ファラ「兄上。お茶のおかわり如何ですか」 ボロ「あぁ貰う」 イム「ファラミア、私にも」 ハル「俺にもー」 ファラ「アンタは自分でおやりなさいよ」 ハル「差別だー・・」 30分経過 デネ「ブハァッ!!」 バターン! イム「あ!義兄上!」 ファラ「とうとう倒れましたか・・・」 ボロ「ファラミア!こういうときは形だけでも心配していろ!」 ハル「・・・アンタたちって本当は親父嫌いなの?」 デネ「うぅ、くそっ。何なんじゃ!ソロンギルなんか全然見えん!」 イム「義兄上、そんな真っ青になるまで頑張らなくても・・・何も写らなかったんでしょう?」 デネ「いや、実は何かよく解らないものが始終うつっていた。あのようなものに石の所有権を奪われるなど!何やら妙に額の広い・・・」 ボロ・ハル・ファラ「ちょっと待って。」 デネ「?何じゃ」 ボロ「それはエルフに見えないエルフでは?」 ハル「東夷の鬼に酷似したエルフじゃあ?」 ファラ「黒髪長髪・なのにてっぺんハゲでは?」 ボロ「ファラミア!」 デネ「よくわかったな・・・その通りだ。」 ボロ・ハル・ファラ「・・・王の舅が来ている・・・」 イム「こりゃあ、本当に困ったことになりましたなぁワッハッハッ(壊)!!」 V アラ「・・・・う・・」 エルラダン「おや。気がついたかいエステル」 エルロヒア「随分おそめのご起床だね」 アラ「!エルラダンエルロヒア!・・ここはいったい・・?」 エオメル「アラゴルン殿ー!!」 アラ「!!?その声は、エオメル殿!?あ、いたた!」 ロヒア「あぁ、す巻きにしてるんだから急に動くと怪我するよ」 エオ「あぁアラゴルン殿、このような目張りをされてなんとSMちっくな・ゲボォッ!!」 ドターン! アラ「なんだ!?何があったエオメル殿!?」 レゴラス「やぁアラゴルン久しぶり。久々の親友同士の再会が目隠し越しっていうのも何だから、これはとってあげるね」 アラ「!レゴラス!いったい何事なんだ!」 レゴ「あれ。ファラミアから聞いてない?・・?どうかしたアラゴルン。人の話を聞くときは小首を傾げて!相手の目を見るべきと教えただろう?」 ラダン「エステルのそれ、きみの入れ知恵だったのか」 ロヒア「まぁおかげでいい感じの悩殺キャラに育ってくれたけど」 レゴ「でしょでしょ〜?」 アラ「レゴラス・・・」 レゴ「だから、何だい?」 アラ「何故エオメル殿がエビゾリに倒れて泡吹いてるんだ?」 「「「・・・・・・・!」」」 アラ「・・・なんだ?」 レゴ「驚きだねアラゴルン!きみはセクハラ発言の区別もつかないのかい!」 ラダン「あああああっ、益々不安になって来た!」 ロヒア「こんなことじゃ連日セクハラ三昧に決まってるよ!」 アラ「いや、みんなして何を言ってるんだ・・・?」 エルロンド「そなたの貞操の心配をしておるのだ我が子よ」 アラ「!?養父上!あなたまで、・・裂け谷は!?」 エル「エレストールが喜々として仕切っている。それよりもだエステル」 アラ「(それよりって・・・・・)はぁ・・・」 エル「そなた、あの二十日鼠どもに無体を強いられているのではないか」 アラ「・・・・・・ネズミ?」 ラダン「人間のことらしいよ」 ロヒア「うじゃうじゃ増えることが名付け要因らしいんだ」 アラ「なっ!いくら養父上でも許せることと許せぬことがございます!」 エル「やかましいわっ!!」 アラ・ラダン・ロヒア「っっ・・・」 エル「許せぬと!?それはこちらの台詞よ!あのドブ鼠どもめ、人んちの娘とイイ感じにフェロモン駄々漏れに育った養子を手にしておいて、そのうえ連夜道具仕様でそなたを苛むなど、言語道断!サウロン、いや、モルゴスよりもタチが悪い!!こんなことになるならアンドゥリルを届けてそのままそなたを西へ掻っ攫えばよかった!!大体わたしはエルロスが人間になるなどとほざき出したときもさんざ反対したのだ!人間なんて男色趣味でとにかく下品で淫乱で何故か下剋上と鬼畜が大好きでイカガワシイ責め具や薬物を開発することだけにはモルゴス以上に長けた才能を発揮する変態種族だ!そんななかに大切な身内を放り出す身にもなれッ!!」 アラ「(ぅわ長っ…)ち、養父上、それは明らかに一部地域の偏見です・・・」 ロヒア「無駄だよエステル」 ラダン「あぁなった父上は誰にも止められないんだから」 レゴ「てゆーか人の話聞いちゃくれないね」 エル「そなたらはまだ幼いから悠長に事を構えられるが、私には経験がある!よいか、人間をナメるな!奴らはモンスターだ!」 レゴ「褒めてるのかけなしてるのか・・・」 グロールフィンデル「しかし卿!私はもうこれ以上あの仮面を被りたくはありません(泣)!」 アラ「あ!グロールフィンデル!よっくも公衆の面前で尻叩きかましたあげく六階ダイブなんてデンジャラスな目にあわせてくれましたね!」 グロフィン「あ、エステルご機嫌よう。その件は悪かったよ。でもね、」 エル「グロールフィンデル・・・」 グロフィン「は?何ですか殿」 エル「人んちの息子に、エステルにそんなことしたのか貴様ーーッ!!」 グロフィン「ギャーーーーーー!」 ラダン「あら〜。お気の毒な金華公」 ロヒア「現在の父上のご機嫌は最低だものねぇ」 グロフィン「エ!エステル!助けてエステル!」 アラ「おまけに鳩尾に正拳まで喰らいました」 エル「何やっとんじゃ貴様ーーーーっ!!」 グロフィン「ギャアーーーーーーーーーーッ!?」 レゴ「アラゴルンもたまに鬼畜野郎だね!哀れな金華公は君のお后の台本通りにしただけなのに」 アラ「なに!ではアルウェンが私の腹にバルログバスターの正拳突きをお見舞わせる指示を出したっていうのか!?」 レゴ「いや、正拳突きが目的じゃなくて、気絶させろと書いただけだろうけどさ・・・君、ひょっとしなくてもかなり根に持ってる?」 アラ「当たり前だ!胃液が飛び出そうになったんだぞ!」 スランドゥイル「内臓が飛び出なくてよかったな」 アラ「そんな、殺す気・・ぅ、うわーーーーーーーっ!!?」 レゴ「おや父上。居間で酒浸りだったはずでは?」 スラ「ブドウ酒が尽きた。やはり馬に引かせられる程度では足りぬな」 アラ「な!なぜスランドゥイル王がこんな南まで!それにノルド嫌いだったでしょう!?」 スラ「相変わらず不躾な男じゃのエダインの王は。たかが人間の身で不粋な口をきくでない」 エル「・・・スランドゥイル殿。我が子を気にかけ駆け付けて下さったのは有り難いことですが、どうぞイヂめてくれますな」 スラ「身勝手な解釈こそ不粋ぞペレジルよ。・・・人の子よ。わしは何もノルドール全てが憎いわけではない。このエルロンドやそなたなどはシンゴル王やケレボルンとも縁ある者。助力してやらぬこともない」 アラ「・・・・・はぁ・・・」 レゴ「ほんとはね、オロフェアおじぃ様の件があって真っ先に走って来れずに悔しがってたんだよ。ほんと、素直になれない意己地な父君さ」 アラ「そんな可愛らしい思考回路の持ち主かぁ?いや!それよりもだな!貴方方は何してるんですか!?」 ロヒア「?なにって?何が?」 アラ「こんな大勢で何をすると!?」 エル「簡単だエステル。そなたを苛む人間どもを懲らしめる」 アラ「・・・・・・指輪戦争中も集まらなかった中つ国VIP連中捕まえて、やることはそれですか!?」 ラダン「重大なことじゃないか。そうだ。聞けばエステル、フーリン家の全員に頂かれちゃったんだって?可哀相に・・・。」 ロヒア「そうそう、アルウェンが送ってくれた『週間エステル★ウォッチング』に事細かに載っていたよ。やっぱ、ボロミアはいつか暴走すると思ってたよ。おっと。これ、編集長は教えられないよ←バレバレ」 グロフィン(満身創痍)「あ。それ私も読みました。No83の年末特集号でしょう?・・・ハジメテで、亀甲縛りはないよねぇあの次男・・・」 スラ「しかし手際はよかったな。あのデネソールとかいう父親も」 アラ「みなさんソレ全部妄想ですッ!!」 エル「うぅ優しく哀れなエステル。あのような鬼畜を庇うなど・・・」 ロヒア「きっと洗脳されたんだよ」 ラダン「あの縄技でかい?それはまた・・・ごにょごにょ・・・」 グロフィン「可哀相に・・・あ!尻を叩いてあれほど泣いてたのは・・!・・・・・悪かったねエステル気が付かないで・・・」 レゴ「そうですよ!昨夜もきっと苛まれたんですよ!あぁ、辛そ〜・・・。もしギムリがそんな目にあっていたらと思うと辛くて辛くて・・・。いや!別に君で良かったなんて思ってないよ!?」 スラ「レゴラス。わしはあのドワーフとの付き合いを認めておらんぞ。・・・ところで人の子よ。もう強制4Pとかされたのか?」 アラ「・・・・・・だれか助けて・・・・・・(泣)」 エオメル「てゆーかわたし、・・・忘れられてる・・・・・・?ガクッ」 W ファラ「・・・ビックリな事態に陥りました」 ボロ「なんだ?どうしたんだ一体?」 ハル「アラゴルン誘拐に卿の上京。これ以上ビックリな展開はないと思うゾ」 イム「・・・上京とはなんでしょうか義兄上」 デネ「誤った西方語だ覚えるな気にするな」 ファラ「ビックリハプニングは三つあります。まず第一に・・・・・・エオメル王が失踪したそうです」 ボロ「どーでもいい事態だな。」 ファラ「はい。普段ならばその通りなのですがどうやら、掠われた可能性が強いそうなのです」 ハル「はぁ?この世にあの猪王を掠う物好きがいるのか」 ボロ「たいした身代金も望めないのになぁ・・←暴言」 ファラ「それが・・・どうやら掠ったのは、レゴラス殿らしいんです」 ハル「・・・・・・は?」 ボロ「どうゆうことだ?」 ファラ「解りません・・・。もしや人間の王をかき集めているのかとエレボールの谷間の国へも問い合わせたのですが、バルドの一族は無事でした。とすると・・・」 イム「ファラミアちょっと待て。」 ファラ「はい。何でしょう叔父上」 イム「・・・エレボール?谷間の国?ギリオン一族?」 ファラ「はい。あそこはローハンの親戚筋ですし」 イム「・・・どうやったら昨日の今日であんなところまで通信できるのだ!?あそこにはパランティアでもあるのか?」 ボロ「言われてみればそうだなぁ。私は馬で実際に行ったから解るぞ」 ファラ「お答えしましょう。ベレゴンドッ!!」 ベレゴンド「はい!!」 ボロ「あ。ファラミア直属部隊の奴だ」 デネ「!あやつ、宗廟で抜刀したあげく私に斬りかかって来た不逞の輩ではないか!」 ハル「そーでもしないとアンタ息子殺してただろうが」 ファラ「そーですよ。止めなきゃ私が燃やされてました。叔父上。先程のご質問ですが、なに簡単な事です。このベレゴンドがひとっ走りして伝達したのですよ」 イム「はぁ!?あの距離を!?・・・化け物か!」 ベレ「お言葉ですが大公様!私はファラミア様のご命令とあらば海を越えて西にすら走りますとも!」 デネ「ハッ。ヴァラールの壁にブチあたって終わりじゃな」 ハル「てゆーか普通にムリだから」 ファラ「オイこらベレゴンド」 ベレ「ひ!何でしょうファラミア様!」 ファラ「私の話をそらすんじゃあない。・・・その際にエスガロスで仕入れた情報なのですが。第二のビックリ。・・・・・マークウッド王が数千年ぶりにお出かけになられたそうです」 ハル「うそ・・・。それマジかッ!!?」 ボロ「まーくうっどおうって何だ?」 デネ「・・・・・・スランドゥイルだ。」 ボロ「スランプ・ドリル??夏休みの宿題か?」 ファラ「レゴラス殿の、父王です」 ボロ「!!?それマジか!?」 ファラ「大マジです!兄上も、メリーやピピンから『行きて帰りし物語』借りたでしょう!?あの凄まじい雰囲気のシンダール王が出て来ちゃったんですよ!」 デネ「中つ国のエルフはみなヒマなのか」 イム「というより普通に考えて出てくるわけがないひとたちがバンバン出てきておるのだなぁ」 ファラ「あれもこれも、古きよき時代のモテ男かよって魅力の我らが王あっての事態。・・・視点を変えれば王のアイドルさ加減が種族の掛橋になっているわけで、誇るべきことではあります」 イム「・・・ちと橋を掛け過ぎな気もするが」 ハル「むしろ争奪戦になってるし・・・」 ボロ「それで、最後のビックリは何なんだ?」 ファラ「ああ、そうです。聞いてビックリ!なんと私、パランティア使えちゃいました」 「「「な・ デネ「ハァーーーーーーッ!!?」 ファラ「ぅっふっふっ。なぁにをそのように素っ頓狂な奇声を発しておられるのですかはしたないですよ父上。貴方が使えるんですから私が使えても不思議ではありません!あははははー!←ごっつ楽しげ」 デネ「な、ななななな・・!」 ハル「あれまぁ。しかもファラミアさんのはハゲエルフ卿の妨害ノイズも入ってないね」 ベレ「そうそう!音声も陛下の操作のようにクリアなのですよ!」 ボロ「これって音声もひろえたのか?」 イム「まぁ一応は・・・。意思の疎通は出来るはず」 デネ「待てファラミア!そなた、たとえ彼の指輪が道っぱたに落ちていても拾わぬ男ではなかったのか!?」 ファラ「知れたこと。陛下誘拐の緊急事態。見る石くらい、使えるくさ!」 ボロ「いま、どっかで聞いたことのあるフレーズが・・・!」 イム「しかもえらく不自然に・・・」 デネ「・・・・・・・。やはり、甘やかしておるな・・・」 ハル「じゃあ早速・・・あああぁー、アラゴルンがす巻きにされてるー(泣)」 ボロ「なにっ!ああ、あんなイモムシスタイルでも魅力的だなぁ」 イム「どれどれ・・ぉわっ!?ムコ殿もおるではないか!ファラミア、音声!音声!」 ファラ「音声入りは体力の消耗も三割増しなんですが・・・私しか使えないのです、仕方ないですねぇ」 デネ「・・・・・・怒。」 敵陣地中継 ロヒア「そういえば、何故ロヒアリムの王まで掠ってきたんだいレゴラス?」 アラ「ハッ!そうだ何故彼が!?」 ラダン「そーだよ。これもエステルをイカガワシイ目で見る一味じゃないか」 アラ「・・・・・・・。」 レゴ「簡単さ。エオメルは人質だよ」 グロフィン「人質?」 レゴ「そうです」 エル「しかし私の見解ではエステル以上に価値のある人質など有り得ぬ。その人間では弾避けにもならぬはずだ(酷)」 スラ「そなた養子を弾避けに使う気があったのか?見た目どおりのオニじゃな」 エル「貴方じゃあるまいし、可愛い我が子にそのようなことはさせません」 レゴ「大人げなく喧嘩しないで下さいよ。エオメルを盾にするのは、ローハンの足止めの為・・・」 ロヒア「?どぅいぅこと?」 レゴ「君達は知らないかもしれないけど、ゴンドールのヤドロクどもはそれほど警戒すべき相手じゃないんだ」 アラ「ヤドロク・・・」 レゴ「問題なのはローハンの盾持つ乙女こと、エオウィン姫さ!」 グロフィン「それは・・・もしや、アルウェン嬢と同じパターンなのでは」 レゴ「金華公に一万点!・・・そう。あの姫君は侮れない。すっげぇ解りやすいアラゴルンファン!手料理食らわせて乙女度アップ!でも殺人シチューで逆効果!だけど少女漫画的にはオールオッケー!な展開から、じゅうは倒す・羽付きトカゲは一刀両断・魔王はブッ倒す!何よりもアラゴルンファン!!式あげた後もアラゴルンの為なら兄をも柱に縛り付けるカモフラージュ大公妃!これは危険だよ!」 ラダン「・・・物凄い情報量だね」 スラ「流石はわしの息子じゃ」 アラ「アホかレゴラス!ファラミアとエオウィン殿は相思相愛で結ばれた理想の家庭だ。私を挟んで妙な勘繰りはやめろ!」 レゴ「そうかい?君に対する感情が相思相愛なだけだと思うけどね、あの夫婦。・・・あぁそうだ、エオメル誘拐はファラミアへの嫌がらせも入ってたりするんだよ」 アラ「はあ?」 レゴ「そろそろローハンは晩秋の祭に入る。エオウィン姫はそこの馬王と違って祭日を王族不在の日にしたりしないから。形式張ったことばかりさせられた姫が、アラゴルンをみすみす掠われたファラミアを笑って労ってくれると思うかい?私は思わないよ」 ロヒア「ぅわ〜えげつないねレゴラス!」 エル「ふむ・・・。中々の策士だな」 スラ「流石わしの息子!」 ファラ「・・・・・・・・・・・・・(ばたん。」 ベレ「ギャーーーーーー!!ファラミア様ーーー!!」 ボロ「ぉわー!?気をしっかりもてファラミアー!」 ハル「あーあ。今度ばかりはお気の毒だなー」 ベレ「お労しやファラミアさま・・・(泣)」 ファラ「・・・ああぁ・・・兄上・・・。私の墓は母上と同じ、海の見える丘にたててください・・・」 ボロ「ファラミア、ファラミアしっかりしろ!だいじょーぶだ、き、ききききっと、エオウィン殿も解ってくれる!」 ファラ「・・・もういっそ、墓には『甲斐性無しファラミアここに眠る』とでも刻んでください・・・」 ハル「ありゃー。重傷。」 ボロ「あ、ぁわわわわわっ。そ、そそそそ、そそんな、あ、あぁほら、きっと、アラゴルンだって止めてくれるはず!」 ファラ「・・・『甲斐性なしファラミア』・・・」 ボロ「ファラミアーーー(泣)!」 デネ「はははははー!嫁に虐げられるかファラミア!父を蔑ろにした報いよ!」 イム「ああまたそんなこと言っちゃって・・」 ファラ「・・っの、陰険親父・・・!!」 デネ「やるか親不孝者!」 ボロ「・・・・・・。」 ハル「何でボロミアさん固まってるの?」 イム「昔からボロミアは要領いいから。二人が正面きって争っているところなど、見たことはないのでしょうなぁ」 ハル「・・・坊ちゃんだねぇ」 10分経過 ファラ「はぁ、はっ、と!とにかく!我らはゴンドールの民でありエレスサール王の臣下!陛下を奪われて黙っていられるはずはありません!即刻行動を起こすべきです!」 ボロ「そ、その通りだ!とりあえずそうすべきだ!アラゴルンなしでこの国を成り立たせられはしまい!アラゴルンは我らの柱なのだからな!」 イム「そうじゃ!私たちはあの方以外の王を認められぬ!」 デネ「・・・やはり奴に過保護な連中だな」 ボロ「父上!父上はアラゴルンが西に連れて行かれたりしちゃっても何とも思わないのですか!?今度こそ二度と会えなくなってしまうのですよ!寂しくなったり悲しくなったりまた会いたいと思ったりしないのですか!?」 デネ「・・・そのように思うことはないが、確かにいまのゴンドールにはヌメノールの王が必要だ。今やそれが当たり前となってしまったからな・・・。・・協力してやるとも・・」 ボロ「・・・・・・。」 ファラ「兄上。あの父上がそんなこと素直に言う訳無いでしょう。でも大丈夫ですよ。あの方を失う感覚は、父上が一番よく解っているはずですから」 ボロ「・・・・・・。」 デネ「何を勝手なことを言っとるのだ。で、一体どうするつもりじゃファラミア。そなたのことだから算段は決めたのだろう」 ファラ「勿論ですとも。皆さん。これはもはや戦争です。正直エルフを敵に回すのは非常に厄介なこととは思いますが、私たちに後退は許されていません。戦争には戦略・戦術が必要なもの。しかしはっきり言って今回の戦はゲリラ戦となりましょう。イコール、ハルバラド卿と私の分野ということです。残念ながらこういったことに最も適した陛下は、人質に取られておりますゆえ」 ボロ「確かに隠密行動やらゲリラ戦やら対異種族戦やらはアラゴルンの得意手なんだがなー」 イム「うぅ。我らがふがいないばっかりに・・・!」 ハル「それに比べて敵はエルロンド卿に趣味はオーク狩り☆な双子にバルログバスターにあのレゴラス殿に・・スランドゥイル破綻王に、・・・夕星王妃・・・エルフの中でも戦闘員ばっかりじゃん」 デネ「相手が誰であろうと我らは指輪戦争を生き抜いた人間の猛者だ。戦い抜くしかあるまい」 ファラ「父上はたしか肝心なトコで自殺しちゃったような気もしますが、置いておいてあげましょう。さて。この短時間の調査とパランティアで得た情報によると、敵はイシリエンのレゴラス殿の居城に陣を構えているようです」 ボロ「・・・あいつ新居でそんなことやってんのか?」 ハル「シルヴァン・エルフってのはそこを住み処と決めたらすぐ馴染んじまうような特性があるから仕方ないんじゃないのかねぇ・・・。」 ファラ「私もレゴラス殿とその一族の領有権は放棄しておりますから一種の治外法権となっていますが・・・陛下関連の売られた喧嘩は、買ってやりますとも・・・」 イム「無性に恐いぞファラミア・・・。しかしイシリエンならば我らの馬で二日かからぬ。出立はいつでも出来るぞ」 ファラ「はい。今すぐにでも出来ますが、少々お時間を。」 デネ「何だ」 ファラ「ミスランディアとペレグリンくんの件です」 ハル「?あの二人がどうかした?」 ファラ「はい。昨日パランティアで探索したところ、なんと彼らは燦光洞付近にいらっしゃいました」 ボロ「燦光洞ってゆーと・・・ヘルムの辺りの??」 ファラ「そうです。というわけで速馬を走らせました」 イム「・・・ああ、なるほど・・。」 デネ「では間に合うことを祈って、行くとするか。」 ファラ「はい。一時間後には都を発ちます。死力をつくしましょう!」 |
なんかまたいつ終わるか解らないシリーズが・・。
先に終わらすべきものがあるはずなのになぁ(慰安旅行とか)。
おまけに王がいないから妙なテンションだなぁ。
ちゃんと続くのかなぁ・・・(死)。
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ひっちゃかめっちゃか。
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