日本でマッチが製造されるようになってから今年(2005年)で130年になる。
 最初は各マッチメーカーのブランド(有標)で売り出されたマッチも大正から昭和に
 かけて広告用マッチが大きく伸張を遂げることとなり、追い風を受けたマッチメーカー
 は隆盛を極めていた時代もあったが、マッチの需要は年々減少の一途を辿る昨今、
 国内のマッチメーカーは大幅にその数を減らしつつあるのが実情となっている。
      
   現在市販されているマッチは、工夫を凝らしたいろいろなデザインのラベルで私の
 目を楽しませてくれる。殊に、明治から昭和中期にかけて市場に出回っていたマッチ
 のラベルは、優れたデザインや、絶妙な色使いで、まるで美術品を眺めているかの
 ような華麗な趣のあるものが多いのも事実だ。
       
   私はここ3年ほど前から、国内のマッチ箱に関心を持ち始め、撮影行などの都度、
 その地の雑貨屋さんに飛びこんでは..お目当てのマッチ箱を入手し、あるいは友人・
 知人からの好意を受けて次第に数を増していき、現行マッチメーカー・ブランド品の
 3割程度の種類のマッチが手許にあるまでに至った。
    
   一方、広告マッチについては、基本的にはマイナーなものは避けてメジャーなもの
 のみを蒐集しているが、レトロ系のものに関しては、昔の愛読書やコレクション品を
 ベースにして一部自作したマッチ箱が相当数含まれている。
  
   甚だ貧弱な展示品ながら、以上のようなコンセプトに基づく..私のマッチ箱美術館
 から、当時の時代背景などを眺めていただければ幸いである。
   なお、昭和初期と昭和中期以降の区別は必ずしも正確ではないものが含まれて
 いることを予めお断りしておきたい。
展示室入り口  有標マッチ
明治〜昭和初期
昭和中期以降
広告マツチ
食品
化粧品・薬品
家電・その他