Volks 1/8 Rio summer vacation ver.

「TRY-GK」の第三弾から派生したバージョン。
シリーズ3体と比べて非常にシンプルな格好ですが(当たり前か)、その分シリーズのコンセプトである「初心者でも組み立て出来る」と言う理念に一番近い内容かも知れません。
何よりも、「マスキングなんぞ要らんっ」と言わんばかりのパーツ分割には執念すら感じます。
でも、当方はコンセプト無視して何時も通りに作りましたが・・・。

それでは仮組みから。

Volksキットの良き伝統である、大きなダボ穴等による仮組みのし易さはここでも健在ですので、仮組み自体はさほど苦労しません。
むしろ仮組みの前段階の、バリ取りで手抜きすると後々厄介な事になるのでご注意を。

髪の毛は極めて普通の作りなので特にする事もなし。
一応継ぎ目消しして再塗装しましたが、気にしない方はそのままでも良いかもしれません。
顔も瞳を若干クッキリする様にした程度で、両耳のピアスのモールドもそのまま生かしています。

上半身は背中から両腕まで一体成型。
しかも水着のブラと紐は別パーツになっているので、細かいマスキングが要りません。
でもパーツ同士の摺り合わせが結構手間なのと、そのまま組むと紐がベタッと肌に貼り付いた感じになるので、今回はディテールアップしました。

下半身は、一見普通の作りですが、サンダルは甲のベルトと底の部分が別パーツ。
水着同様にマスキングで楽出来ますが、ベルトのパーツが歪んでいたので熱湯に漬けて修正し、ディテールアップを兼ねて横から極細虫ピンを打ち込んでパーツが開いてこない様に対策しています。

左手に持ってるサングラスは、大人気なくレンズ入れました。
ほらやっぱり、レンズはきちんと入っている方がリアルじゃないですか。

上半身で大改造した事もあり、塗装は前回のセイバー同様、がっつりプラサフから吹いてます。
水着のオレンジはフィニッシャーズのピュアオレンジ＆クレオスのクリアオレンジですが、この色調はオレンジと言うよりバーミリオンですな。
それから、インストにピアスの色指定が無かったので、アクセントとして箔押ししました。

瞳はデカールが付いていましたが、眉毛込みで綺麗に貼るのは難しそうだったのでマスクして吹いてます。

ベースは木製デコパにニス塗って砂を撒く、何時もの？砂浜仕様・・・ではなく、砂の替わりにタミヤの情景ペイント塗りました。
このペイント、砂の粒子が細かいので、今回の様に1/8には実に良くマッチしてくれます。