ATOMIC-BOM Messenger Girl (自転車編その1)

タイア&ホイール編

オリジナルのタイア&ホイール

オリジナルはこの通り、タイアとホイール、そしてブレーキまでもが1パーツ成型。
リムやスポークの正確な造形は勿論、ホイールのセンターがキチンと出ているのが凄い。
この辺りは、「流石NC加工!」と誰もが認める素晴らしいクオリティです。

ですが、タイアはタイアブラックとかで塗り分けて良しとしても、ブレーキも一体成型なのが個人的には気に入らない。
そこで・・・。


ホイールだけの格好に

豪快にブレーキとタイアを削り取り、ホイールだけにしてしまいます。

方法ですが、まずブレーキをニッパーでバキバキと思い切り良く除去。
その後、ホイールを2mmビスとナットでリューターに固定したら棒ヤスリを当てて少しづつ削る、ただそれだけ。

最初は平ヤスリでタイアが無くなるまで削り、その後丸ヤスリに持ち替えてリム断面が半円状になる様に削ります。


タイアの置き換え

削り取ったタイアは、市販のOリングを嵌め込んで置き換えます。
(Oリングを嵌める為に、リム断面を半円状に削った訳です)

ホイールに嵌まるギリギリのサイズにしないと、Oリングのテンションが掛かって変形するので、所望するサイズの製品を探すのに一苦労。
探すのに丸々一ヶ月掛かりましたが、その甲斐あって良い物が見つかりました。

え、探すのと工作するのと順番が逆じゃないかって?気にしない気にしない。


ホイールセンターの置き換えと、カーボンデカール貼り

これでホイールの工作は完了・・・と言いたい所ですが、ここで問題が発生。
完成までに仮組みしてはバラシを繰り返す事を考えると、アクスルシャフトを通すセンターの強度がどうも心許ない。
それにカーボンデカール貼るのにも邪魔だし、と言う事で、ホイールセンターも切り飛ばして真鍮パイプを加工したモノで置き換えてしまいました。

カーボンデカールは種類の豊富なSTUDIO27製をチョイスし、スポーク部分とリム部分で織り目の方向を変えて貼ります。


完成した状態

カーボンデカールの乾燥後、表面保護にオートクリアを吹き、エアバルブを組み込んで、タイアを嵌め込んで足回りはひとまず完成。
タイアですが、艶が気になったので、320番のペーパーを当てて表面の艶を取りました。

オリジナルのパーツよりもタイアハイトが高くなるので、干渉しない様にスイングアームを削る必要がある等、関連パーツとの調整は結構面倒。
特にブレーキの復元は、オリジナルのリムブレーキに拘ると至難の業になりますが、やっぱりタイアがゴムってのは質感が塗装とは全然違うんだなぁ。


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