ATOMIC-BOM オリジナル自転車と女の子 (自転車編その2)

フレーム編

オリジナルのフレーム一式

オリジナルのフレームは複雑な面構成を見事に表現しています。
パーツの出来も然る事ながら、スイングアームピボットがシンプルな作りになったのが個人的に嬉しい。
ココは以前、地味な見た目の割りに加工で泣かされた部分なんで・・・。

シート周りもシンプルなデザインですので勝負は早い、かと思いきやオリジナルは何と木目塗装。
ホイールをデカールで仕上げた以上、ここで他の色塗ったら負けを認めたも同じ(笑)なので、やはりこの勝負受けて立つしか無いでしょう!


フレームの下ごしらえ

フレームは木製を意識したとの事ですが、ベアリングの入っている所とかもまんま木製って事はなかろうと勝手に解釈して追加工作。

該当する箇所を片っ端から真鍮パイプを加工した物に置き換えて行きます。
こういう作業では旋盤があると本当に便利&早いのですが、そんなモンある訳が無いので、何時も通り各種真鍮パイプをハンダで纏めた後に、リューターと棒ヤスリで削ってます。


スイングアームの組み立て

スイングアームは左右2ピース構成につき、接合面の平面を出した後に軸打ちして接着→継ぎ目消し。
但しキットをそのまま組み立てる場合、先にスイングアームを貼ってしまうとチェーンのパーツが入らなくなるので真似しない様に!

とか言って、その事に当方が気付いたのはパーツ貼っつけてチェーン連結した後でしたが(泣)


サドルのディテールアップ

今回、サドルはシンプルなデザインにつきライトチューン。

木製の枠に革が張ってあると解釈し、モールド部分を丁寧に彫り直し。
サドルの鋲は削り取って下穴を開けておき、塗装後に1mmの真鍮釘を植えます。
真鍮の色合いをそのまま生かす事にしたので、今回メッキ等の処理はしていません。


シートピラーの置換

シートピラーは単純な形状だったので、精度と強度アップを狙って迷う事無く金属置換。
3mm真鍮パイプの先端を叩いて潰した後に切れ目を入れ、1mm真鍮板を差し込んでハンダ付けして削ります。

写真は加工途中の状態。
サドルが女の子の右手と合う様に高さ等を調整した後に、ホイール同様カーボンデカールを貼って仕上げます。


リアサス?の置換

フレームとスイングアームの接合部には、リアサスと思しきモールドがありました。
ですが、フレームから突き出た部分は根元が細く、作業中破損する恐れがあるのでこれも置換する事としました。

フレーム側は先の加工と同様、各種真鍮パイプをハンダで纏めて削り出し。
メッキ処理して、塗装後にフレームに接着する事としました。

スイングアーム側は形状がシンプルにつき、切り取って真鍮棒を埋める事とします。


スタンドの置換

フレーム関連のパーツでもう一つ。
スタンドはパーツ見た瞬間「これは折れる」と直感したので迷う事無く置換する事としました。

1.5mm洋白線を曲げ加工して、フレームとの接合部は2mm真鍮パイプをハンダ付け。
(1mmの内径を、1.5mmにボーリングして使います)
スプリング状のモールドは、0.5mm銅線を巻き付けて再現します。

真鍮より硬い洋白材なので曲げるのは少々面倒なのですが、その分強度があるので安心です。


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