ATOMIC-BOM SpeedStar (女の子編その1)

下処理編

まずは手首の型取りから

両手の甲にあるバルジ状のモールドは、「ウィンカーの様に光る」との設定がありました。
それならばと発光工作を思いついたのですが、光らせるには何らかの方法でバルジ部分を透明パーツに置き換える必要があります。
となるとバルジ部分は削り落とさねばならんのですが、その前にシリコーンゴムで型取りします。

行き当たりばったりで工作している関係上、これから先は工作手順が錯綜するかも知れませんがご容赦を。


今回使用したブルーミックス

型取りに使用したのがこのブルーミックス。
いわゆる粘土状シリコーンゴムです。

硬化時間の違いで2タイプありますが、今回はスロータイプ(作業時間の長い方)を使用。
「スロー」と言っても作業時間は3〜4分程度しかないので混合から型取りまでを手際良くしないと悲惨な事になりますが、パーツの一部分だけ複製したい時にはなかなか便利な一品です。


型取りが済んだら切り離し

型取りが済んだらバルジ部分はまずカッターとヤスリで平たく削り、次にリューターでスリバチ状に掘り下げて光源を仕込むスペースを作ります。

次に手首に鋸を入れて別パーツ化。
切り離したついでに、グラブの切断面は2mm位掘り下げ、その分腕のパーツを延長して接合面を差し込み式に修正します。


ついでに胴体も切り離し

切り離した手首と腕の接合には、後で配線が通せる様に3mm真鍮パイプを使用。

配線を通すルートを確保する為に、胴体パーツも服のラインで上下別パーツに分離してしまいます。
胴体は糸鋸で切り離すのですが、鋸刃の厚み分どうしてもパーツが食われるので、上半身のモールドを残す様にして切り、下半身側にエポキシパテ盛って修正します。


左脚だけ切り離し

胴体を通り抜けた配線は、左脚を通してベースに引き回す事にしたので、左脚も太腿に糸鋸入れて別パーツ化。

ここの接続も、配線を通したいので3mm真鍮パイプを用います。
膝から下の部分は踵の接地部分まで2mmドリルを貫通させるのですが、パーツの一部に厚みの余裕が無い事もあり、今回ここが一番難工事でした・・・。


再度仮組み

一通り工作が終わった所で、再度仮組みしてパーツの合い等をチェック。
胴体を切り離したついでに、下半身はパテ盛り&削りで一部形状変更やってます。

この後、前髪にあるアイウェア接着用の凹みを埋めたり、パンツの紐作るのにまた変な事したりと細々手を入れる事に・・・


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