ATOMIC-BOM TRIFORCE (自転車編その1)
下処理編
今回製作するTRIFORCE、自転車はパーツ状態からも判る様に、今迄の自転車シリーズから思いっきりぶっ飛んだデザインとなっております。
が、見た目とは裏腹にパーツの数が少ない&形状がシンプルなので、ストレートに組むなら今迄の自転車シリーズの中で一番簡単かも知れません。
そんな自転車に敢えてあちこち手を加えようと言う訳ですが、いざ手を動かしてみるとコレが想像以上の難敵と化したのでした・・・。
今回製作するTRIFORCE、自転車はパーツ状態からも判る様に、今迄の自転車シリーズから思いっきりぶっ飛んだデザインとなっております。
が、見た目とは裏腹にパーツの数が少ない&形状がシンプルなので、ストレートに組むなら今迄の自転車シリーズの中で一番簡単かも知れません。
そんな自転車に敢えてあちこち手を加えようと言う訳ですが、いざ手を動かしてみるとコレが想像以上の難敵と化したのでした・・・。
まずは当サイトの定番加工、タイア部分の素材置換・・・と行きたい所なのですが、ここで早くも問題が発生。
見ての通り、通常ならアクスルシャフトが通る部分に大穴があいているので、2mm長ネジを通してリューターにかませ、回転させながら棒ヤスリで削ると言う何時もの技が使えません。
じゃあ今回は諦めるのかって?
いえいえ、これしきで諦めるものですかって。
長ネジが通せないのなら、代わりの方法を考えるだけの事です。
用意するのは真鍮ワッシャとステンレスワッシャ、そしてM5の長ネジとナット。
いずれもホームセンターで入手可能なモノですが、これらを元にちょいと想像力を働かせて見ましょうか。
上の材料を元にして、棒ヤスリを手に小一時間奮闘してこんな治具作りました。
真鍮ワッシャを重ねたものをステンレスワッシャで挟み、長ネジとナットで固定しました。
但し、真鍮ワッシャは棒ヤスリで削って外径をホイールに通せる様に調整してあります。
ここまで書いたら、何のための治具か判ると思いますが・・・。
治具をホイールにセットするとこんな感じに。
上下のステンレスワッシャでホイールを挟み込んで固定するのですが、そのままだと回転軸のセンターが出ないので、真鍮ワッシャを間に入れると言う訳です。
(とは言え結構ガタが出ますが)
そうそう、前輪と後輪で微妙に厚さが違うので、真鍮ワッシャは枚数を増減させて微調整しないと固定出来なかったり、逆にネジ込み過ぎると潰れたりするので注意が必要です。
但し治具が重くなった上に中心軸に5mmネジを使ったので、削る為の動力源としてリューターが使えません。
そこで今回は、同じ電動工具でよりパワーのある電気ドリルにご登場願いました。
治具の固定にはタミヤの大型ピンバイスから頭部を引っこ抜いて移植。
これで重い治具も電動で回せる様になりましたが、回転数が低い&軸ブレする&途中で充電が必要なので、削るには普通の10倍近い時間が掛かりました・・・。
タイア代わりのOリングが嵌まるのを確認したら、これで目出度く?タイアの素材置換は完了・・・と言いたい所ですが、ちょっと困った問題が又発生。
今回使用したOリングの内径に合わせてホイールを削った所、元あったタイア部分のモールドが結構残ってしまいました。
(写真ではハッキリ見えませんが、前後輪とも1.5mm位残ってます)
それじゃあ残った部分はどうするのかって?まぁ見てなさいって。
タイアの素材置換が完了したら、ホイールの仕上げとして毎度お馴染み?のカーボンデカール貼り。
フロントは従来と同じSTUDIO27製ですが、リアはデカールのメーカーを変えて透過型のデカールとしました。
そして削り作業で少し残ってしまったタイアのモールドは、アルミ製のリム部分に見立ててHASEGAWAのミラーフィニッシュを細切りにして貼り付けてみました。
で、完成した状態がこちらとなります。
一見何の変哲も無く然るべき位置にホイールが鎮座しておりますが、実はタイアを削る為の治具を作る過程で、本来ホイールにある固定用のノリシロを削り落としたので接着が出来ません。
なのでホイールの固定も一ひねりしたのですが、それについては後ほど。