コトブキヤ 1/7 木ノ下貴子 水着Ver.(その1)

パーツチェック編

当時の販売形態

2010年のコンペにチョイスしたキットはコレ。
1/7スケール、しかもこのプロポーションなので完成させるとボリューム満点!の出来なのです。

但し水着の塗装はハードルが高い事もあり、完成作例が極めて少ない不遇な?作品でもあります。
(後に出たPVC版は良く売れたのに・・・。)

この様なキットが模型店の一角を占めていた時代があったのです、と言っても平成生まれでガレキ始めた人は信じないかも知れませんね・・・。
メーカーの過去製品リストからも消されてるし。


髪の毛の主要パーツ

パーツ紹介、まずは髪の毛から。
パーツ分割は極めてオーソドックスなのですが、凄いのは前髪のディテール。
鈴平キャラでは避けて通れないシャギー表現が巧みに再現されています。
特に素晴らしいのがボリュームの抑揚でして、これを越えたモノは未だ見た事がありません。

但しピョインと飛び出たアンテナは破損の危険があるので、今回はディテールアップを兼ねて何か対策を考えた方が良さそうです。


ポニーテール一式

前髪と比べて、ポニーテールは比較的あっさりとしたパーツ構成。
出来の方も、丁寧に磨けば、そのまま使っても何ら差し支えありません。

敢えて難点を書くならば、ポニーテールの軸にリボンを通して後頭部とドッキングする訳ですが、この軸が折れやすいので何らかの補強が必要な事位でしょうか。


最大の難関、胴体と両腕

塗装と関連して、このキットの組み立てのハードルを上げているのがこの胴体パーツ。
各部ディテールは文句の付けようが無い出来なのですが、問題はパーツ分割。

見ての通り、両腕がぶった切り分割な上に、上下半身一体成型ですので、塗装の際は非常に作業性が悪いのです。
よって、ここは過去の作例に倣って、水着のラインで分割します。

(ちなみに、PVC版では両腕一体成型の上に、水着のラインで分割してありました)


両脚パーツ

身長の半分以上を占める両脚パーツは、このキットのチャームポイントではないでしょうか。

但し組み立てとなりますと、左脚だけで全荷重を支えるポーズなので、強度確保が悩みの種。
特に、ベースとの接地面なんかは極小なので頭の痛い所です。

過去3作例では色々とトライしてみたのですが、強度不足だったりスマートじゃなかったりブツブツ・・・
今回ばかりは、何か素晴らしい妙案を捻り出さねばならないかも知れません。


付属のベースパーツ

ノーマルで組む場合でも、是が非でも何とかしたいのがこのベース。
見ての通り、色気も何も無いパーツがゴロンと入っています。

もっとも、今回のコンペではこのパーツを使う事は有り得ないので、コレはレジンブロックの材料として何か他の事に活用させて頂きましょう。


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