コトブキヤ 1/7 木ノ下貴子 水着Ver.(その2)

仮組み編

何はともあれ、切り離しの準備

パーツチェックと洗浄が済んだら普通は仮組み、なのですが今回は最優先すべき事項が一つ。
それが上半身の別パーツ化だったりします。

「え、いきなり?」と思われるでしょうが、どのみち必要な作業なのですから、組み立て序盤で勝負を決めた方が良いに決まってませんか?

まずは何時も通りに、切り離した後で軸打ちする際に、センターを出す為のマーキングをしてから・・・


切り離し完了

おもむろに切断→軸打ち後、水着の切断面はプラリペアの盛り削りで縁を復元し、上半身側にエポキシパテを盛って差し込み式に改修します。

この切り離し作業、過去3作例ではエッチングノコで気長にやってました。
ですが余りにも時間が掛かるのと、慣れれば糸鋸の方が遥かに早く切れるので、最近は方針変更。
ピンバイスと1mmドリル刃で貫通穴を開けた後、糸鋸の刃を通して一気に切る様にしています。
モノにもよりますけど、勘所を掴めばあっという間に切り離せますよ。


両腕の軸打ち

両腕は、まず240番のペーパーを軽く当てて大雑把に接合面の平面出し。
それから軸打ちするのですが、写真の様に2mm真鍮パイプと1mmステンレス線の2本で軸打ちします。

2mm真鍮パイプ1本だけでも良さそうに見えますが、これだけでは捻る方向の力を受けるとヒビが入る恐れがありますので、対策として1mmステンレス線を補助で打ち込み、回り止めとします。

「捻る方向?」と思うかも知れませんが、ペーパー掛け等で意外に捻る方向の力ってかかりますよ。


ポニーテールの補強

ポニーテールは先述した通り、軸の部分を何とかする必要があります。
2mm真鍮パイプで置き換え出来れば理想なのですが、パーツの根元側に肉厚がさほど無いので、置き換えてもあまり強度向上が期待出来ません。
それに、過去に実践した所パーツが折れたり、パーツ側の接着面から抜けた事があったので、既存の軸の中心に1mmステンレス線を通して補強する事にしました。

当然、パーツを受ける後頭部も、1mmと2mmの穴を段違いに開ける事になります。


仮組み完了

基本的な軸打ち作業が完了して、一通り仮組みした状態。
(但し、頭部のアンテナは付けてません)

先述しましたが、サイズが比較的大きな事もあり仮組みだけでも堂々たる存在感を誇ります。
ですがその一方で、キットの販売からかなりの年月が経過している故、両脚の接合面等に隙間が目立つ等、色々と手直しする必要があるのも事実。
この辺りの修正も行いつつ、ディテールアップと行きましょうか。

この時点で、実はベースのデザインは全く決まっていませんでした。
昨年同様、少々派手に行きたいのですが、今回のテーマである「水」に沿ってどの様なデザインにするべきか・・・。


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