エッセー
第15回

<!!知らずに・知らされずに生活していること!!>


 
さて、今回は多くの波紋や反対意見が予想されますが、是非ご自身で調べていただき、真実を知っていただくきっかけになればと思います。

1.フェアトレード、ではその逆は?
2.インフルエンザ予防接種に効果はある?

1.最近になって、やっとこのフェアトレード(Fairtrade)「公正取引」という言葉を巷でもよく耳にするようになってきましたが、元々その推進運動の目的は、簡単にいうと、児童労働(特に女児)や、貧困により、やむを得なく強いられる、非人道的な労働を防ぐためでした。
 現在は、違った角度でこのフェアトレードの論議をされることが多くなってきました。

 しかし、そもそもこのような、想像を絶する過酷な労働条件の下、貧困が原因で半ば強制的に働かされていた労働者の、事故死、過労死などが相次ぎ、NGO団体などが動き、その実が明らかになってきたという経緯があります。

 十数年ほど前から、これらが大問題となり、不買運動などが各国で起こりました。しかし、日本ではほとんど知らされず、子供から大人までこれらの商品を身にまとい、或いは食し、或いは愛玩するなどなどの有様でした。現在これらのほとんどのブランドで、改善しているとの発表をしていますが、私自身詳細については知りません。というより知る由がほとんどないのです。

 それまでの大手企業の言い分は、一貫してこうでした。「委託している搾取工場、スウェットショップ(sweatshop)の中で、何が行われていようと、下請けが行っていることなので関係ない。」などと責任逃れをしていたのです。しかし、様々な運動により、CSR(Corporate Social Responsibility)「企業の社会的責任」が国際的に問われるようになり、企業側も重い腰を上げ、弁明策に方針を変更してきました。

 このような大問題であるにも関わらず、日本では、この問題について研究、調査、発表している個人や団体も少なく、ほとんどは、以前起きた大きな事故についての断片的なことに触れているに過ぎません。
 それらの報道も、偏った見方がされ、搾取工場を運営している個人やその工場がある国家の問題とし、マーケティングのために搾取工場を利用して利益をあげている、元々の企業に責任があるといった論調ではありません。

 現在、開発途上国において、幾多の搾取工場、スウェットショップ(sweatshop)が、存在するのでしょうか。また、それらに発注をかけている企業は数多あるかの詳細も明らかではありません。
 これらのことを知らず、有名ブランドに踊らされて、搾取工場で作られた商品を手にしているということもあるのです。こういった本質を知らないことが一番恐ろしいことなのです。

 大きな真実を伝えず、利害重視のマスコミ報道にもの申す。最近特に目立つのは、中国に対する偏見が吹聴され、日本人全体が、中国や中国人に対し、軽蔑するような風潮を招いています。隣国の大きな国で、人口も日本の10倍以上ですから、良きにつけ、悪しきにつけ、その影響が大きいのは当然のことです。
 中国に関する事故が起こると、大々的に報道し、あっという間に日本中に広がります。こういったことは中国ならずとも、どこの国であってもありえることですし、日本も世界の各国に様々な影響を及ぼしています。善悪は善悪の基準で、個人は個人として、団体の一部なら、その一部として、物事を判断しなければなりません。
 結局、個性や人間性、尊厳性を軽視する結果、このような問題が起きてしまうのです。

 一部の評論家や学者等も、故意に分裂の方向に、争いを起こす方向にと、無責任な論説をし、マスコミもそれを面白がって徒に取り上げているように感じるのは、私だけでしょうか。一人一人の生命の大切さに立脚した評論をする人は少なく、利害のためや専門知識をひけらかすだけという姿勢がうかがえます。マスコミ報道のあり方、そこで働く人達の人権意識を高めなければ、今後の日本は危険です。それほどマスメディアの影響は大きいのです。


2.冬になると、インフルエンザの予防接種の話がよくされますが、このワクチンは本当に効果があるのでしょうか。それどころか、副反応が強く、予防接種は無意味で害と訴えている、ウイルス研究の専門家たちもいらっしゃることをご存知でしたでしょうか。
 私もこの研究者たちが訴えている考えに賛同できますので、取り上げることにしました。
 インフルエンザ(流行感冒)ウイルスは、日々激しい変異を繰り返しているのです。それを予め予測し、不活化ワクチンを作るわけですが、変化を続けるウイルスに適応するワクチンが本当に作れるものなのでしょうか。
 国立感染症研究所
http://www.nih.go.jp/niid/index.html
では、積極的な摂取をすすめています。

 それに対し一部のウイルス専門研究者の間では、インフルエンザワクチンの予防接種は必要ないと訴えています。また、ウイルスの増殖を防ぐタミフルや解熱剤、抗生物質などの副作用や耐性についての情報も非常に興味深いものです。
http://www.kangaeroo.net/D-maebashi.html
では、インフルエンザワクチンの研究結果を公表し、劇薬であるワクチンの副反応を心配すべきだとのことです。是非訪れてみてください。

 最近忘れがちな、人間の自然免疫抗体などについて、私も考え直す必要があると思っています。
 このような勇気ある主張の中に、私は、この方たちの信念に「子供たちや世の中を救いたい」との熱い思いを感じます。中でも母里啓子さんの著書「インフルエンザ・ワクチンは打たないで!」には、専門的に裏付けられた理由や対処法なども明らかに書かれています。

 必要な時には必要なワクチンですが、必要のない時に、劇薬であるワクチンをわざわざ接種する必要はなく、また、自然にできる免疫抗体をつけていくことが、長い目で見ても、一番健康になれると思います。あまりにも薬を乱用しすぎていると、思わぬしっぺ返しを受けることになるかもしれません。

 そして、緊急性がない場合は、なるべく、薬を使わず、ウイルスだらけの病院にも行かない方が良い場合もあるということです。

 母体の羊水中は無菌状態です。そこから産まれてきた嬰児は、日を重ねることにより、徐々に、たくさんのウイルスや細菌を身体に自然に取込み、抗体をつくっていきます。一度発症したのち、こうしてできた免疫は最も強力なものとなり、ウイルスが侵入しにくい、また侵入しても症状が出ない、いわゆる不顕感染状態か軽い症状で済むこともあるということです。
 どんな薬にも副作用があります。また、抗生物質を使い過ぎると、耐性菌ができ、競争が加速化していきます。
 そこで、日本呼吸器学会は風邪への安易な抗生物質処方を控えるべき旨のガイドラインを発表しました(抗菌薬の適正使用)。

この抗生物質と風邪(風邪症候群)の関係について、もう少し述べますと、風邪の原因はウィルスですので、細菌を殺すための抗生物質は効きません。実際、抗生物質を飲んでも飲まなくても、風邪をひいている期間は同じだという調査結果もあるようです。結局、実際に風邪を治しているのは、人体が本来持っている自然治癒力なのです。
 私たちは、この自然治癒力を疎かにし、少し体調が悪いだけですぐに薬に頼ってしまう癖がついてしまいました。
 発熱は、ウイルスの活動を止めるためのホメオスタシス(恒常性)、つまり一定の状態に保ち、元通りに戻そうという自然の働きなのです。それを解熱剤などでむやみに熱を下げてしまうと、治癒が遅れるのみならず、インフルエンザなどの場合、サイトカインの過剰反応により、最悪の場合、死に至ることもあるそうです。

 まして、ワクチンは病原ウイルスを直接接種するわけですから、インフルエンザワクチンのような不活化したものであっても異物を取り入れることに違いありません。また、この加工段階での不純物からの大きな副作用例も報告されているということです。

 接種料金も決して安いとはいえません。あなたは、どちらの論理を信じ、どのような判断をなさるでしょうか。

文章提供:中島敏明