F3購入顛末 Vol.5

5 嫁入り


数日後、とうとうF3がやってきました。

箱から取り出すと、思っていた以上にキレイ!
というより、傷は無く、新品といっても過言ではない状態です。

もう、大満足(*^^)v

大きさ以上にズッシリとした重量感。
重さでは電池入りのF00より軽いはずですが、F3の方が重く感じますね。
師匠のMさんが、お子さんの動きに合わせるためとF3を処分なさったのが良く理解できます。
ひとつひとつのパーツがとっても硬性感があって、名実ともに”プロ機”を感じさせてくれます。

早速、Hさんへご報告の電話。

いつも電気製品の注文では忙しいようで、直ぐには来ません。
しかし!!今日は15分しないで家に来ました。

「いいんかい、そんなんで!」と突っ込みを入れたいのをグッとこらえてF3を見てもらいました。

つけているレンズはもちろん、HさんにいただいたAi50mmF1.4です。

  Hさん 「おっ、いい〜ねぇ」

あちこりひっくりまわして、裏蓋を開けてチェック。

  Hさん 「うん、これなら使ってないみたいだね」

Hさんは、父の死後、家の事情もご存知でしたので、購入のいきさつを話しました。

  Hさん 「もう、これっきりにしてカメラは買わないんだよ。これ1台で十分、十分。20年は我慢して。
        なんて自分に言い聞かせているんだよ、ハハハ」

いつもながら、Hさんの人柄には救われます。

もっとも、ライカを立て続けに2台も購入しているので、私同様、嫁さんのチェックが怖いとも。

その後半日、父の仏壇に供えておきました。
父も、退職したらカメラをやりたいと言っておりましたので。

その翌日、F3で初めての撮影をしました。
といっても、例のごとく初モデルは実家のナナ(ゴールデン・レトリーバー)

ナナは寒いこともあってか、動きも鈍く、おとなしく10枚ほど写真を撮らせました。

50mmF1.4を使ったとはいえ、とても見やすいファインダーにピント合わせも楽ですね。
フィルムの巻き上げも評判どおりのスムーズさ。

本格的な撮影は、次の祝日を考えてます。
できれば浅草辺りに行きたいなと思ってます。

というわけで、とうとうMF機をメインカメラにしました。
これからは単焦点マニュアルレンズを数本揃えたいとと思ってます。

そうそう、F3につけたストラップは行きつけのカメラ店のSさんと同じNikonワイドストラップ”赤”です。
SさんもF3使いで、何でも赤いラインに合わせているとのことです。


index.htm  f3_room_mokuji