dd コマンド

転ばぬ先の杖 です。ハードディスクのイメージファイルを作って、バックアップしておきましょう。



1 ディスクのイメージファイルを作る。
 # dd if=/dev/hda3 of=/root/hda3.img
  hda3 のイメージファイルを /root ディレクトリに作る。
注意 if  と of を逆にすると、 hda3 が破壊される。
2 イメージファイルを圧縮する。
 # zip -9 hda3.img.zip /root/hda3.img
これは、1で作成した hda3.img  ファイルを hda3.img.zip というファイルに圧縮するものです。
3 圧縮して ハードディスクイメージファイル(gzip 圧縮)を作る。
 1と2を同時に行うものです。当然時間は、1と2の作業の合計くらいかかる。
  (ただし、zip 圧縮ではなく、gzip 圧縮です。)
 # dd if=/dec/hda3 | gzip -9 > /root/hda3.img.gz
4 3(gzip)で圧縮したイメージファイルを復元。
 # zcat /root/hda3.img.gz | dd of= /dev/hda3

5 Loopbackマウントして、イメージファイルの中身を確認する。また、ファイルを取り出す。
# mount /root/hda3.img /root/win/ -o loop
/root/win ディレクトリにループバックマウント
 このディレクトリから、ファイルをコピーする事ができる。
使用上の注意
 ◆ 古いLinuxでは、NTFSファイルシステムに対応していないものがある。
  Fedora では、 7以降はOK。
◆ FAT32 システムでは、4GB 以上のファイルは作れない。
  (of= で指定するファイルシステムは注意が必要。)
 ◆ バックアップには、長時間かかる。1 の作業で、33GB で、82分かかった。
  (CPU Athron64 3000+)

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