旅で見た光景−2004 年−ベル ギー、オラン
 近畿日本ツーリスト主催のツーリングに参 加した。
 3月25日関空出発同日夜ブリュッセル着。
 翌日、ブリュッセル
Bruxelles市内見学、折しもEU外相会議が開かれ、会場に向かう各国外相の車列によって観光バスは、しばしば止められた。EU本 部がある華々し い 場所でもある。
 同市内の日本大使館は、
テロの標的にされるのを怖れて,
自衛隊のイラク派兵以降日章旗を掲げなくなった という。

 この時期、ヨーロッパでは、日本とは違って、小中高の生徒達が先生に引率されて、史跡見学、美術館探訪をしている現場にであう。生徒達は、静 かに先生の話 を聞いている


最初に訪れたのは、独立50周年記念広場
Parc du Cinquantenaire

Arcade du Cinquantenaire  50周年記念門

ブリュッセルの王立美術館 Musee Roylaux des Beaux-Arts de  Belgique で、先生のお話をしっかり聞いている生徒達、20人位 の少人数学級のようだ。羨ましいかぎり。

ゲント市 Gent(ヘント;オランダ語)
      Gand(ガン ;フランス語)
 東フランダース州州都。「花の都」と呼ばれている。中世、毛織物で栄えた。
現在は、港湾都市、工業都市、学園都市。
「青い鳥」著者メーテルリンク誕生の地。







下の写真は、聖ミヒール橋St.Michielsbrugから見たグラスレイGraslei河岸の歴史的家屋群。

ブルージュ Bruges 
上; 運河から見た骨董市
。ブルージュは文字通り「絵のような」町 並みを持っている。 上右は、愛の湖公園Het Minnewater付近からあたりを眺めていると目に入った風景。
左、観光用馬車が歩いている。馬の水をくみ出す水道が馬の像にになっている。

アントワープAntwerpen(和蘭語) Anvers(仏語)
ここは、ルーベンスRubens出生の地
悪い巨人が支配していた。その腕を切 り取り川へ投げたことが市名の由来。

精肉業者のギルド博物館Vleeshuis
16世紀に建造された。業界の建物らしく、ベーコン模様で仕上げているのが面白い。上右の聖母マリア像は、当時の人々の信仰を表している。


  マルクト広場Grote Markt
 巨人アンチゴーヌの腕を切り下ろして、川に投げ捨てたローマの戦士ブラボーの像。これは19世紀にランボーによって制作された。


キンデル・ダイクの風車群
かつて、揚水のため海岸線、川沿に多数の風車が並んでいた。今やその風景はない。ただこのような歴史的遺跡としてあるだけだ。 そして、ユネスコ世界文化遺産に指定された。
 それにしても、風車は大きい物だ。近づいてみると立派な砦のように見える。




デン・ハーグDen Haag 諸 官庁、各国大使館、女王宮殿がある政治都市。
ビネンホフBinnenhof国会議事堂
1585年ネーデルランド連邦共和国の連邦議会が置かれた広場、廻りには官衙が立ち並ぶ。

マウリッツハウス王立美術館
フェルメールの「青いターバンの少女」
上のレンブラント「ティルプ博士の解剖学講義」

広場の噴水の飾り

デルフトで、 有名なデルフト焼き工房を 見学し、自分達も13cm四方の陶板に絵付けを してみる。
三日後に焼き上がって手元に届いた。

左下は、工房近くの民家のような建物。茅葺 き屋根が面白く、壁窓と暖かい調和をしていた。


ライデンを 訪れる。
旧知の(蘭+和)夫妻が住んでいるところ。

彼と合気道を されている好青年に市街を案内してもらう。
彼の愛娘も一緒に。

日本に縁のシーボルト が居たところでもある。彼が日本から持ち帰った植物の園もあるシーボルト記念館は改築のため閉館中でした。
 
イデン大学でサンスクリットを研究されている日本人女性Yさんにも出会う。

世 界の名詩を壁面に書いてあり、日本からは芭蕉のこの句が。

キュウケン・ホフ(厨房・庭園)は チウーリップが咲き始めた。クロッカス、水仙も咲きほこっていた。


左 下、公園の中には木靴工房もある。


ザーンセ・スカンスZaanse Scans  ア ムステルダム近郊
全体が観光村、動いている風車もあり、チー ズ工房では直販もしている。

フォーレンダムVolendam ア ムステルダム近郊の漁村
民族衣装を着ての写真撮影会があって参加者 をわかせた。


堤防を作って 内海にしてしまった。

アムステルダムは運河の街。 当に「北のヴェネチア」である。
運河沿いに立ち並ぶ家屋の破風の形も歴史を 物語る。


破風の下に固定式クレーンがある。間口が狭いのが運河沿いの家屋の特徴。階段も 急で、大きい荷物は簡単に部屋にはこびこめない。それで、このクレーンが活躍するのだ。偶然に、荷物を搬入している場面を撮した。
下は、張り巡らされた運河。運河からの観光で「地上」を見る。
アンネフランク記念館
の入り口、大勢の若者が入場順番を待っていた。
展示は、当時の政治情勢を示すニュース映画が上映されたり、工夫が凝らされていてよく分かるもの。

アンネの立像

アムステルダム国立博物館は、名画の宝庫。
有名なレンブラント「夜警」の大画面に圧倒される。
この他に、近くにある国立ヴァン・ゴッホ美術館を訪れる。


アムステルダム・コンセルトヘボー音楽堂。音響の良さでは世界屈指だそうだが、残念ながらコンサートに参加する機会は無かっ た。