2005年ヨットレース

 

第12回ハウステンボスカップ 2005

 

日付:8月21日(日)
場所:長崎県佐世保市 ハウステンボス
乗員:西村、爲栗、岡崎

真夏のヨットの祭典、「ハウステンボスカップ2005」に遠征しました。150隻近いヨットが集まる日本最大級のヨットレース。
「ホワイトホーク」としては今回たまたまメンバー3人の休暇が合い、チーム結成以来、初めて3人そろってのレース出場です。
回航クルーとして乗船していた日野さんは唐津の43ft艇「WIN」に急遽加勢することとなりました。


 

8月20日(土)

雨が降ったり止んだりのあいにくの天気です。
「ホワイトホーク」は朝の針尾瀬戸の潮で大村湾に入り、午前中にハウステンボスマリーナに入港。16日早朝に宇和島を発ち、爲栗、日野両氏が無事に送り届けてくれました。西村、岡崎は陸路で前夜祭からの参加です。
雨の降る中、野外で前夜祭が行われましたが、ヨットマンの熱気は熱く、雨などおかまいなしです。生バンドの演奏やいろいろな催しものが行われています。
それにしてもすごい人数ですが、知り合いのヨットマンの姿もちらほら見えます。
私と岡崎は長崎大学の外洋帆走部の出身で、当時お世話になった方々やOBと久しぶりに再会し、あっという間に楽しい時間が過ぎ去って行きました。
気がつけば前夜祭も終わり、二次会は長崎のヨット「フライヤー」(SWING31)へシフト。昔の話で盛り上がったり、歌を歌っているうちにフラフラになってしまいました。
酔っ払ってぶらぶら歩いていると、唐津の「WAYA」がポンツーンで丸腸(ホルモン焼き)を焼いていた。津屋崎の丸腸に負けず劣らず旨かった!特にタレは最高!!
明日のレースの様子を探ろうと津屋崎の「星翔」に行ったが留守だったので、隣りの「SAZANAMI」に乱入。ワインをごちそうになり力尽きました。

クラブハウス前で行われたスキッパーズミーティング。

マイクを持つU野氏のスキンヘッドが怖い〜!!

 

 

どんよりとした雨雲が立ち込めるハウステンボスマリーナ。

「ホワイトホーク」は右から5番目のヨット

雨の中の前夜祭。

久しぶりに会う懐かしい面々との再会に大いに盛り上がったのでした。

この後、怒涛の船上二次会へ。

ハウステンボス夜のイベント、レーザー&花火ショー。

レーザー光線に浮かび上がるヨットのマストは幻想的です。

 

8月21日(日)

二日酔いで最悪の目覚めです。昨夜の記憶が残ってないとです。岡崎は大雨に打たれてずぶ濡れになったまま妻子の泊まるホテルに入り込み、風呂場で全裸のまま意識を失っていたとです。(ヒロシ風)こんなんで大丈夫なんでしょうか?
そんな中、爲栗氏だけは元気でした。

飲みすぎで気分が悪い上、天気も雨。0930スタートのロングコース参加艇はボチボチ準備を始めています。我々はショートコースなので1時間後の1030スタート。まだまだ時間はあります。
重い体を何とか動かし、「ホワイトホーク」をレーシング仕様に模様替えしていきます。朝飯を食べたら少し気分も良くなりました。

奥様とチビ様が見送りに来てくれました。

父ちゃん達は二日酔い。

ケブラーセイルに取替え、不要な荷物を降ろしてレーシングモードに武装しました。

 

0930花火が上がりロングコースのスタートです。雨も上がり青空の見えてきました。さて、我々も出港するか。
風は順風、天気も回復傾向。ロングの艇団があっという間に小さくなっていきます。けっこうヒールしている艇もあります。今年は速いレース展開になりそうだ。

次々にショートコース参加艇がレース海面に出てき始めた。ショートにエントリーしている船は86艇の大所帯でぶつからないように避けるだけでもたいへんです。
スタートラインを流して走り、スタートのイメージをしながらヘッドセイルを何にするか検討する。風が弱まりそうなのでミディアムライトをスタンバイ。いや、やはりヘビーだな。
スタート5分前、スタートライン右側の本部艇寄りに船が集結しはじめた。ヤバイこれでは身動きが取れない。浅瀬に乗り上げて座礁している船もある。「ガッシャーーン」という嫌な音も聞こえた。どこかでヨット同士が衝突したらしい。あとで分かったが「星翔」だった。実はこのレース、「星翔」とスクラッチで負けたほうが丸腸(ホルモン焼き)をおごる賭けをしていたため、かなりライバル意識していた。
1030花火とともにレーススタート。かなりいい位置にいたはずなのだが団子になってスタートライン上で停まっている他艇が邪魔でうまくスタートをきれない。「邪魔だ!どけどけーー!!」って叫びたい気持ちをグッとおさえて、なんとか避けながらスタートする。すぐ近くにいた軽量艇「ラッキーデビルV」はうまくかいくぐってスタートしていった。我々はちょっと出遅れてしまった。
幾度かタックをしながら風上のマークに向かう。「星翔」は少し先行していたが何度目かのミートでうちが前に出る。よし、丸腸いただき。
スタートは少し出遅れたが何とか10位以内にはいるようだ。
マーク回航はロングの艇と一緒になる。次々にスピンを揚げてマーク回航に向かうロング艇の間に割り込みマークを回る。
爲栗氏の見事なバウでの働きにより、なんなくスピンアップ。あとはフィニッシュに向かうだけ。ロング、ショート入り混じってのスピンランだ。
先行するショートコース艇との差が縮まってきているが抜くのは難しいようだ。
結局7着でフィニッシュ。ライバルの「星翔」は12着でした。

マリーナへ戻って片付けをした後、3人でハウステンボス内のレストランに食事に出かけました。韓国料理の店で冷麺、チヂミ、ビビンバ、それから無くてはならない生ビールを注文。
カンパーイ!!どうもお疲れ様でした〜。

今回の成績は着順7位、修正9位でした。四国の田舎からはるばる回航してきて、ハウステンボスの大舞台でこの結果を残せたのだから「まあ良し」としましょう。ただ同型艇がファーストフィニッシュで優勝しているのがちょっと気になりますが...。
次は、もっと上を狙います。絶対に!!

スタート前のオンボード画像。

初の3ショットですが、みんなお疲れ顔です。
飲みすぎか〜!?

ゲンちゃんアイーーン!!
爲栗さんお疲れですね。

地元長崎の「ふゆう」(ST-34)

オーナーの辻さんには学生時代たいへんお世話になりました。

スピンラン

 

スピントリムをする岡崎ゲンちゃん

後ろにたくさんスピンが見えます。

いい景色ですねえ。

フィニッシュ後、後ろを振り向かず一目散にマリーナへ向かう「星翔」

その理由は...

丸腸ごちになります。

朝の雨はどこへやら。
すばらしい夏空が広がりました。

帰着申告後、3人で記念撮影。

(レース結果) ショートコース 参加86艇

総合
着順
艇 名
艇 種
1
1
GAIA U YAMAHA 31S
2
2
ひらひら YAMAHA 31F
3
3
シーガルU YAMAHA 35EX
4
3
MANEUVER 2 YAMAHA 31F
5
5
ラッキーデビル V プラトウ25
6
6
Native Dancer BLT BALTIC 35
7
9
LAPUTA U YAMAHA 31EXU
8
11
CAROLINE PIONEER 9
9
7
ホワイトホーク YAMAHA 31SLTD
10
12
星翔 なかよし295

 

 

 

 

 

 

 

 

        ロングコース  参加艇56艇

総合
着順
艇 名 
艇 種
1
4
VOLTAGE ツボイ-1030

2

1
ZIGZAG FARR40OD
3
3

TEAM FOXY LADY

ベネトウファースト40.7
4
5
METAXA-V ベネトウファースト40.7
5
12
白鯨 SPRINT108

6

13
JETTA SEAM31 Mark-U
7
22
おたくさ Y 高井1/2
8
2
リベルテ エクスプレス コレル45
9
9
Vintage 01 IMX−38
10
20
りち2 ネルソンマレック9.5M