2006年ヨットレース

萩ヨットレース2006

 

日付:7月22(土)、23日(日)
場所:山口県萩市
乗員:爲栗、西村

ホワイトホーク夏遠征第2弾、今回は山口県萩市のレースにやってきました。
毎年、長門と萩で2週続けて行われているレースに前々から興味があり、参加したいなあ...日本海でセイリングしてみたいなあ...と思っていました。
今年は爲栗氏の休暇がばっちり夏の時期に当たり、話してみると即決定!!
回航は爲栗氏がシングルハンドで担当。私西村は土曜日に仕事を終えてから陸路で萩に向かうことに。
回航の途中では各地で被害が出るほどの大雨に遭い、関門海峡を抜ける前にオートパイロットが溺死。オーパイなしで途中、角島を経由し無事、萩までホワイトホークを届けてくれた爲栗氏に感謝、感謝です。


7月22日(土)

朝9時に仕事を終え、そのまま八幡浜港から臼杵行きのフェリーに乗り込み、JRと新幹線を乗り継いで新山口駅に降り立ったのは午後3時過ぎでした。ちょうど爲栗氏から電話があり、無事に萩マリーナに入港したとの報告を受ける。
こちらはそれからバスに乗り換え、山道を走ること1時間ちょっと。萩に到着したのは午後5時半ごろでした。
「ふーーっ、やっと着いた。お疲れ様でした。」とりあえず、ビールで乾杯!!
宇和島から2泊3日かけて土砂降りの雨の中ホワイトホークを回航してきた爲栗氏の方がよほど大変だったことでしょう。

18:30より、マリーナ内の地ビールレストランで前夜祭が行われました。
市長さんをはじめ、萩市の観光課やレースの実行委員会の方々の挨拶ではこのヨットレースに対する大きな期待と強い意気込みが感じられ、本当にすばらしい大会だなあと実感しました。
おしゃれなピアノ演奏が流れるなか、イタリアンのコース料理が次々にテーブルに運ばれ、おいしい地ビールを頂きながら話もはずみ、地元の山口県や福岡県をはじめ、あちこちから来られたヨットマンの方々と交流を深めることができました。
ステージに上がり、各艇の自己紹介をする機会があったので、しっかりパールカップの宣伝もさせていただきました。

 

山口県内をはじめ福岡、大分、愛媛などから多くのレース艇が集まりました。

前の週に行われた長門ヨットフェスタから連戦の艇も多くあります。

写真の大型艇は宇和島でもおなじみの「ファルコン」(ファースト40.7)

マリーナ萩

広々したきれいなマリーナです。
ふだんはヨットはあまりいないみたいです。

前夜祭にて

萩市長のご挨拶

萩ヨットレース実行委員会会長 圓尾さん

トロフィーは伝統的な萩焼の作家さんがこのレースのために丹精込めて毎年作ってくださるそうです。

別府のセイラーズムーン大須賀さん

宇和島の「ホワイトホーク」の皆さん!?

しっかり「うわじまパールカップ」のTシャツを着て宣伝させていただきました。

この後サッカーの試合後のようにTシャツ交換をしました。

うわじまパールカップに毎年参加してくださっている「ピーターストーム」の皆さんと記念写真

福岡の「SWANRAD」の皆さん

左端帽子の方がレース委員長の入江さん


 

クルージングクラスコース 全長9マイル

7月23日(日)

レースにはレーシングクラス8艇、クルージングクラス23艇がエントリーしました。
「ホワイトホーク」は最新鋭のレーシングボートがひしめくレーシングクラスでは、とても太刀打ちできそうもないのでクルージングクラスに参加することにしました。
クルージングクラスとはいえ、あちこちのレースで活躍するつわものばかり、我々はダブルハンドなので苦戦は必至です。

09:50コース距離の長いレーシングクラスがスタート。弱い南風の中スピンを揚げてゆっくり滑り出していきます。

10:00クルージングクラススタート。
やや出遅れるもののスピンを揚げて前の船を追います。微風の中スピンもなかなかはらまず苦労しますが徐々に追い上げ先頭艇団に並びます。少し前を行く「ウィン」(スイング28)が良い走りをしていますがやや艇速はウチの方がありそう。風下に快速トリマランの「カイト」が軽快に走っています。羽島付近で「ウィン」が肥島向けジャイブ。スタボーで来たのでウチもジャイブ。
徐々に風が上がり前に振れてきたので、ジェノアを展開してスピンダウン。「ウィン」を引き離して「カイト」を追います。
「カイト」との差もドンドン縮まり、何度かタックして肥島を回航するごろ抜いてトップに立ちます。
後続との距離も広がり、しばらく軽快に走っていましたがまた風がなくなってきた。
羽島寄りにコースを引いた「ウィン」とその後に続く「SAMMA」(ファースト31.7)がスイスイ走ってドンドン前に出ている。ヤバイ!! 高さでは勝っているはずだがスピードが違いすぎる。
微風の中思うように低速が伸びずイライラしていると、後続の「ピーターストーム」(タカイ32)や「セイラーズムーン」(ジョイラック26)などがスピンを揚げ始めた。真っ黒なブローが後ろから来て差はドンドン縮まり、あっという間に追いつかれてしまった。やられた〜〜。
もう揚げることは無いと思っていたスピンを慌ててセットするものの時すでに遅し。「ウィン」はずいぶん先に行き余裕のファーストフィニッシュ。
「SAMMA」にも前に出られ、もうだめかと思ったが、いちかばちかラフィングして上に回った。見事上突破成功。何とか逃げ切り2着でフィニッシュ。

レーティングでかなり順位が下がるかと思っていたが3位に入賞することができました。優勝は「ウィン」。なんと過去7回のレースで5回も優勝しているそうです。2位は別府の「セイラーズムーン」。絶好調です。

レース当日朝。各艇慌しく出港準備を整えます。 レース海面に向かう「大海言」(YAMAHA31F)

レーシングクラスのスタート前。

ハイテクセイルを装備した艇ばかりです。

スタート直後。風が無くスピンもなかなかはらんでくれません。
微風に苦しむ「ピーターストーム」「セイラーズムーン」「SACHII V」 弱い風ながら徐々に艇団を引き離しトップグループに。
肥島回航後、一時は後続を大きく引き離し先頭に立つものの、風が大きく振れ後ろから大きなブローが...
せっかく引き離した後続艇に追いつかれてしまいました。
もうスピンを揚げることは無いだろうと思っていたが雨の中フィニッシュに向けて最後の一踏ん張りです。
表彰式の会場に並んだ萩焼カップ 大須賀さんの「セイラーズムーン」は2位でした。おめでとうございます。
「ホワイトホーク」も何とか3位入賞 記念の萩焼カップを手にすることができました。

 

(クルージングクラス参加23艇) 9マイル

修正順位
着順
艇 名
艇 種
GTA
H
m
s
所要時間
修正時間
1
1
ウィン スイング28
713.6
4
10
37
15037
8619.1
2
6
セイラーズムーン ジョイラック26
760.0
4
23
25
15815
8975.0
3
2
ホワイトホーク YAMAHA31S
677.0
4
20
26
15626
9533.0
4
3
SAMMA ベネトウファースト31.7
684.1
4
21
35
15695
9538.1
5
8
Blue Age YAMAHA30SU
730.3
4
31
15
16275
9702.3
6
5
ピーターストーム タカイ32
663.0
4
22
22
15742
9775.0
7
7
ブルースカイ YAMAHA31S
677.0
4
29
21
16161
10068.0
8
10
KIRARA ジャノーファスト31
781.0
4
47
25
17245
10216.0
9
4
カイト ドラゴンフライ800
609.0
4
21
49
15709
10228.0
10
9
SACCHII-V バンドフェットPB
729.5
4
47
23
17243
10677.5

読売新聞記事