2008年ヨットレース

2008 ひびき外洋ヨットレース


日付:8月2(土)、3日(日)
場所:山口県下関市豊浦町室津

室津の「ひびき帆走クラブ」からレースの案内が来ました。レースの前後2週間は「フィッシャリーナむろつ」に係留可能とのことで、仕事で忙しいセイラーにはとてもうれしいサービス。回航の予定も立てやすくなります。お盆までフネを置かせてもらって、ハウステンボスに回航なんてのも可能ですもんね...
この室津からは「寿宝」や「大海言」といった「うわじまパールカップ」歴代の優勝艇をはじめ、多くのヨットが宇和島にも来てくださっています。今回のレースが第一回大会ということもあり、これは宇和島からも行かねばなるまいということで「ホワイトホーク」参加させていただきました!!

回航は仕事オフでロングバケーション中の爲栗さんと早期退職で毎日サンデーの日野さんが担当。宇和島を出港して姫島に寄港、関門海峡を通過し片道約100マイルの航海でした。
回航の様子はゆみチャンレポートで・・・

 

8月2日(土)

朝フェリーの仕事を終え、大分県の臼杵で下船。JR臼杵駅で列車に乗り、下関で山陰本線に乗り換える。すでに昨日到着しているメンバーに電話すると「川棚温泉で瓦そば食ってま〜す」という悲しい返事。ちくしょう!!楽しみにしていた瓦そばを食べそびれてしまった。。。
午後1時半、列車は川棚温泉駅に到着。「青竜泉」という温泉場で無事に爲栗、日野両氏と合流し一風呂浴びる。露天風呂でくつろいでいると「悟空」の松本さんがわざわざ温泉の中まで迎えに来てくださった。しばし、風呂の中で船乗り談義に花を咲かせ、その後、松本さんの車でヨットハーバーまで送っていただいた。

明日のレース用にヨットの準備を済ませ、17:30より艇長会議。
18:00より前夜祭がスタート。オールディーズ生バンドの演奏が鳴り響き、豪華バーベキューの大パーティー!! アサヒビールが協賛とあって冷えたビールがうめえ〜。
別府からは「SM3」「タキオン」「TITI」が山陰3連戦として参加している。以前から顔見知りのセイラーもいるが初対面のセイラーのほうが多い。せっかくなので、「うわじまパールカップ」の宣伝もさせていただきました。
楽しいパーティーはあっという間に時間が過ぎ、最後はお揃いのTシャツ美女軍団を追跡し、52ftの豪華クルーザー「BOO」に押しかけたが、美女軍団は悲しくもお出かけしてしまった。しかし、オーナーは我々のような潮臭いセイラーをエアコンの効いたキャビンに招待してくださり、手厚くもてなしてくれたのでありました。

川棚温泉にある公衆浴場「青竜泉」

入浴料360円 サウナや露天風呂、休憩所をある。

 

フィッシャリーナむろつ

まさに天然の良好!!
ひびき帆走クラブには約70隻の艇が在籍し、修理工場や宿泊施設などもある。

艇長会議

ハットの方がレース委員長の有田氏。キャップの方が大江会長。

クラブハウスにはとてもかわいらしい手作りのイベント看板が貼り付けられていた。

賑やかに盛り上がる前夜祭。

宇和島でもおなじみ「大海言」のメンバーと記念写真。撮影は大須賀さん。

北九州の31S「SIMOON」のメンバーと。
とても若いチームで、以前「ホワイトホーク」が使用していたセイルを譲ったことで知り合いました。これからもよろしくお願いします。

遠征のときはパールカップのTシャツ着用が恒例になっています。
今回もパールカップの宣伝をさせていただきました。


 

蓋井島回航 全長15マイル

8月3日(日)

早朝、「Dトリッパー」オーナーの宮崎さんとお友達で岩国在住の吉村さんが到着。
この季節には珍しくここ数日、強い風が吹いており今日はさらに強まりそう。
強風を予測してか、別府の「タキオン」はレース用のセイルではなくダクロンセイルを装着している。しばらく検討した後、くたびれたレース用セイルを破ってはいけないということで、我々もダクロンセイルに付替えることにした。

ハーバーを出ると2mぐらいのかなり大きなうねりが入っていて翻弄される。常時14〜15ktの風が吹いている。他艇の様子を見てヘッドセイルはヘビーを選択。ブローではオーバーキャンバス気味だが今日は5人分のウエイトがあるため大丈夫だろう...

08:30レーススタート。
リミットマークの風上一番で「マリンダンサー」(シーム33)、「タキオン」(YAMAHA31S)、「大海言」(YAMAHA31F)がスタート。我々はやや風下のクリヤーな位置でほぼ時間チョッキリのジャストスタート。
正面から受ける悪い波と、時折り吹く20kt近いブローでスプレーを浴びながら蓋井島を目指します。
各艇大きくヒールしながらクローズホールドで快走。共田さんの「TITI」(スプリント95)も快足を飛ばしてよく走っています。後方からは「マタンギ」(オークレット9)もピッタリ付いてきています。

「マリンダンサー」が余裕のトップでファーストタック。続いて「大海言」「タキオン」が接戦の2番手争い。「ホワイトホーク」は蓋井島付近で島のブランケットと変則の波を喰らい翻弄され、やや遅れてタック。ところがタイミングが少し早すぎたようで島に近づきすぎる。痛恨のミスで余分にタックをする羽目になり、後方から来た「マタンギ」にやられてしまう。当然その前を行く艇にも大きく引き離されてしまいガッカリ。しかし、気を取り直しスピンランで「マタンギ」を追い抜こうと少し上らせぎみに艇速をつける。ジャイブを繰り返し起死回生の逆転を図ろうとするも、あろうことかスピンシートのシャックルが外れてしまい、スピンが飛んで行ってしまった。。。
復旧にはかなりの時間がかかってしまい大きなロスとなってしまった。結局、先行艇にはさらに引き離され5着でフィニッシュ。練習不足を思い知らされる悲しい結果になってしまいました。

それは抜きにして、「ひびき外洋ヨットレース」は楽しいパーティー、スムーズな運営、クラブメンバーの方々のホスピタリティー、すべてにおいて非常に満足の行くものでした。我々も「うわじまパールカップ」を主催する立場として見習わなければならない部分が多くあると思います。この場を借りて「ひびき帆走クラブ」の皆さんにお礼を申し上げさせていただきたいと思います。「楽しいレースを本当にありがとうございました。」

さて、次は今回のリベンジに10月の別府でお会いしましょう!!

 

レーススタート直後。ちょっとウエザーヘルムがきつい? 波に叩かれながらクローズホールドで走る各艇。

後方に多くのレース艇を従え、ご満悦の日野さんと宮崎さん。

後方を走る「マタンギ」(オークレット9)も大きくヒールしています。
正面が蓋井島 デッキで腹這いになりベストショットを狙う日野カメラマンを激写!!

 

(参加18艇) 15マイル

修正順位
着順
艇 名
艇 種
GTA
所要時間
修正時間
1
1
マリンダンサー シーム33
644.0
8377
7883
2
2
大海言 YAMAHA31F
674.8
8871
7888
3
3
タキオン YAMAHA31S
677.0
9155
8114
4
4
マタンギ オークレット9
682.8
9565
8405
5
6
SACHII-V バンドフェット/PB
717.5
10086
8434
6
5
ホワイトホーク YAMAHA31S
677.0
9843
8724
7
10
ケンケン YAMAHA26US
738.3
10782
8762
8
12
Y-サムY ジョイラック26
781.4
11503
8833
9
9
TITI スプリント95
682.8
10086
8863
10
8
シムーン YAMAHA31S
677.0
10284
9115