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プロカメラマン月原博氏撮影の画像を使用させていただいています
5月3日(憲法記念日)
今年も県内外から、多くのヨットが宇和島に集まり、港を埋め尽くしました。
高速道路の宇和島延伸を記念して、「えひめ南予いやし博」という観光イベントが開催され、今年の宇和島は活気があります。
練習帆船「日本丸」も寄港し、イベントに花を添えてくれています。
ただ心配なのが、明日の風。
強風が吹き荒れそうな予感???
今日も沖は15m/sを超える強風だったようで、入港してきたヨットは潮だらけでした。
回航の疲れは前夜祭で飲んで食べて癒してくださいね。
今年も宇和島港は多くのヨットで埋め尽くされました。 |
きさいや広場を借り切って、前夜祭を開催。 参加者の負担を考慮し、会費を出来るだけ安く出来るよう努力しました。 |
料理はホワイトホーク婦人部が2日がかりで作りました。 |
みんな残さず全部食べてね!! 足りない人は「きさいや広場」のレストランも利用してあげてください。 |
毎年恒例になった、参加各チームによる自己紹介。 明日のレースの抱負を語っていただきます。 |
ステージの裏では、将淵の岩牡蠣隊も出動。 |
5月4日(みどりの日)
予想通り朝から強い風が吹いている。
強風波浪注意報も発令されていて果たしてレースを実施してよいものか???
40隻以上も参加するビッグレースであるため、トラブルによる事故が懸念される。
反面、宇和島市を上げてのイベントであるし、観覧船「しらさぎ」はすでに予約で満席になっており、ヨットレースや日本丸の見学を楽しみにしている多くのお客さんがいることを思えば実施したい。
朝一で運営委員会を開催し、レースの実施を決定した。
艇長会議では、強風のため事故には十分に注意する旨、各艇の艇長に依頼する。
また、今回は帆船「日本丸」が寄港していることもあり、観覧船「しらさぎ」へのレース出場艇紹介と一般公開が始まった「日本丸」を見学に来た市民へのヨットレースPRを兼ねて、パレードを行うことにする。
パレードでは大浦に係船している「日本丸」と、そのすぐ沖に待機している「しらさぎ」の間をヨットが隊列航行し、「しらさぎ」から1隻づつ出場艇の船名をコールするというもの。
初めての試みで、企画自体うまくいくかどうか不安であったが、ヨットマン達の秩序あるシーマンシップによりうまくいった。
「しらさぎ」に乗船していたお客さんからもとてもよかったという声を頂いたし、宇和島市長からも絶賛された。
やってみて大正解でしたね。
大浦岸壁に寄港した練習帆船「日本丸」 | パレードに参加するためヨットは大浦湾で待機する。 |
観覧船「しらさぎ」には定員いっぱいの80名のお客さん。 |
隊列を組んでヨットが「日本丸」と「しらさぎ」の間を通ってレース海面に出て行きます。 |
レース海面は10m/s以上の強風が吹いており、朝の時点で数艇がレースの出場を見合わせた。
当初10:00に予定されていたスタートだったが、パレードに少し時間がかかりすぎたため、30分延期。
10:30、42隻のヨットが一斉にスタートした。
強風で大きくヒールし、うねりと三角波に翻弄される。
大型艇は長い水線長を生かし疾走するが、小型艇にとってみれば厳しいコンデションであったに違いない。
スタートダッシュで福岡の「ファルコン」(ベネトーファースト40)が飛び出しフリートをリードする。メインをリーフしていたが桁違いのスピード。
次いで今回の大本命と予想していた広島から初参加の「EXTEN」(CM-1200)がズバーーンと風のように走り去り、UYC会長の43ft大型カタマラン「レッドウイング」はヒールもせず吹っ飛んでいった。
パールカップで過去2回の優勝を誇る広島の最強艇「SAMMY」(YAMAHA33S)は大き目のジェノアで40フッターの背後にピッタリ付け、瀬戸内海を代表するレーサーである松山の「コーラルリーフ」(IMX-38)も若干スタートで出遅れた感はあったが快速を飛ばして後を追う。
これだけでも凄いレースになってきた。
ミドルボートも負けてはいない。高知の黄色いフェスタ「パル」が良いスタートでリードする。
「ホワイトホーク」、「だるま」もそれなりの位置をキープしている。
また、別府のセイラーズムーン(YAMAHA36)も巨大なジェノアを展開し、「ホワイトホーク」の風上にピッタリかぶせてきた。こうなってはなかなか身動きがとれず、第一マークの円瀬まで激しくもつれあった。
先行艇は早々に円瀬を回航したが、安全策をとってかスピンを上げる艇は一隻もいない。
「ホワイトホーク」はおそらく8番手ぐらいで円瀬を回航したと思う。
その後はサーフィングしながらMax11ノットで快走。しかし、後ろからやって来た「大海言」(YAMAHA31F)にあっさり抜かれてしまう。
一波ごとにグイグイと前に出て行くフェスタの速さは艇の性能の違いなのでどうしようもない。
しかし、その後「FELLA」(J-29)にも突破されたことは、さすがにちょっとショックだった。
通常だと2時間ぐらいかかるパールカップのコースも今年は早い。
ファーストホームの「EXTEN」は一時間ももかからずにフィニッシュしてしまった。
平均スピードは8ノットぐらい出ていた計算になる。
2着「ファルコン」、3着「レッドウイング」と大型艇が着順上位を独占した。
修正では「レッドウイング」が総合優勝。2位「パル」、3位「だるま」という結果になったが、4位に食い込んだ「ADELFA」(YAMAHA25MyLady)は大健闘だったと思います。
セイルを破損したり、小さなトラブルに見舞われた艇はありましたが、無事にレースが終えられたことに、我々運営スタッフは一同ホッとしているところであります。
このヨットレースを通して「えひめ癒し博」を大いに盛り上げてくださった、ヨットマンの方々に感謝申し上げます。
来年もぜひ宇和島に来てくださいね!!
ファーストホーム 広島から初出場!!
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2着(5位) 昨年に引き続き福岡から遠征してくれました。 |
3着(総合優勝) 久々の快走。これだけ吹けば、やっぱり速い。会長おめでとう。 |
4着 広島の最強艇。すっかりパールカップの常連艇になってくれました。過去2回の優勝は伊達じゃない。強風でも40フッターの後をピッタリ走ります。 |
5着 松山から2回目の出場。 |
6着(2位) 今年は速かった。準優勝おめでとうございます。 |
7着(3位) 安定した実力で今回も3位に食い込みました。パルに負けたのがちょっと悔しいですかね。 |
8着(6位) なんとフェスタが3隻続けてフィニッシュ。
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9着 今回はフェスタに完敗です。 |
10着(8位) 久しぶりの出場でしたが、実力健在。フリーの走りは速かった。 |
11着(9位) この風で巨大なジェノアを上げての疾走。ベテランの気迫を感じました。 |
Bluenote W(YAMAHA31F) レース中にジブシートリーダーが飛ぶトラブルに見舞われたそうですが、トラブルがなければ間違いなく上位に食い込んでいたことでしょう。 |
だんだん(X79) 宇和島の名人も、はさすがに今回ほどの強風では小型艇には厳しかったようです。 |
14着(7位) なんというポテンシャルでしょう。シングルハンドで、飛ぶように走るトリマラン。 |
ピーターストーム(スプリント98) 今回はレーシングセイルを温存。 |
16着(10位) 佐伯の古豪健在。 |
DDB(YAMAHA30SU) DayTripperチームと緊急コラボ。 |
海王(YAMAHA30CU) シングルハンドではきつかったでしょうが、「タキオン」で鍛えられたUさんがクルーとして乗艇してくれて良かったですね。 |
19着(4位) 小型艇ながら良くがんばりました。ペラを換えた甲斐がありましたね。 |
CHIHAYA(YAMAHA30S)
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Three Quarks (YAMAHA31EX) |
天開圖畫舟婁(オリオン33) 「てんかいとがろう」と読むそうです・・・ |
Emeraid (ジャノー39) | ひまわり (YAMAHA30S) |
SAKU (OKAZAKI33) |
ぱせり (キャナル23改) ●● |
GALCONS
(YAMAHA26CEX) いくらニューセイルでも、きちんとトリムしてやらないと走りませんよ。 |
ヘリオスX (YAMAHA30SU) |
游浬V (YAMAHA28S) | サンシャインV (ブリアン32) |
番長 (YAMAHA26C) | Rikka (オセアン23) |
Amigo (カタリナ28) |
ソリトン (YAMAHA30SU) |
Y&K (パイオニア9) | Venus U (ノラ30) |
志高 (ハートレー32) |
●はパールカップでの優勝回数を表す。
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うわじまパールカップのレセプションは盛大です。 | 宇和島特産の真珠をはじめ、じゃこ天、岩牡蠣、みかん、じゃがいもなど・・・、レースに協賛していただいたスポンサーから賞品がずらり。 |
昨年優勝の「SAMMY」から優勝杯が返還され、レプリカとして優勝旗が贈呈されました。
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宇和島市議会議長よりファーストフィニッシュ賞が広島の「EXTEN」に贈られました。 |
優勝は、宇和島ヨットクラブ会長の「レッドウイング」。 |
準優勝 高知の「パル」。 |
第三位 高知の「だるま」 |
特別賞として海上保安部長が、28ft艇できつい北風の中、潮をかぶりながら宮崎からやってきてくれた初出場艇「Amigo」に贈られました。
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特別賞番外編として、最高齢で毎年倉敷からやってきてくださる「サンシャインV」の山下艇長に敬意を表して賞品が贈られました。 100歳になっても来てくださいよ〜。 |
今年もゴージャスな真珠ネックレスを用意しています。 |
レースの成績に関係なく、真珠を持って帰るチャンスがあるのもパールカップの魅力の一つ。 | 今年の抽選会プレゼンターは宇和島ヨットクラブに所属する「番長」の娘さん。 トンビが鷹を産んだとはまさにこのことか・・・?(失礼!) |
最後は豪華真珠ネックレスをめぐって、恒例の大ジャンケン大会。 ヨットレース以上に白熱した戦い。 |
決勝戦では興奮が最高潮に・・・!? ヨットの上では想像もできない「Rikka」さんの力のこもった勇姿。 |
ウン十万円のパールネックレスを勝ち取ったのは、宇和島ヨットクラブ「Rikka」艇長。 | だけど、宇和島の人はとても優しい。 |
裏取引があったかどうかは存じ上げませんが、新居浜の「Emeraid」婦人に惜しげもなく差し上げたのでありました。 「Rikka」さんのご家庭に騒動が起こらないことを祈っています。
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