2014年ヨットレース

第6回 むさしオータムレガッタ 2014

 



 

別府の湯けむりヨットレースから一週間。
下船休暇中のTamekuri船長は瀬戸内海クルージングを楽しんでいましたが、国東半島の大分空港に隣接するマリンピアむさしで開催されるオータムレガッタにやって来ました。
ここのレースはブイ回りのしんどいレース。
Tamekuri船長と私の2人では厳しいので、八幡浜のDDBさん、高知のだるまさんが応援に来てくださいました。

          

 

 

 

ウインデックスの調子が悪く、レースの前にマストに上って取替えました。

 

 

 

 

前夜祭のビンゴゲーム、1位で勝ち抜け。
賞品は天使の置物!?
この天使ちゃん、マサコートという特殊なセラミックコーティングの抗菌グッズ。
光触媒でウイルスを除去してくれる優れものだそうですけど・・・

 

 

    

 

 

 

   

レース当日は予報通り風はない模様。
朝8時からの艇長会議を終え、レース海面に出て行きますが、川のように速い潮が流れています。
コースはトライアングル+ソーセージ。
厳しいレースになりそうです。
スタート5分前までにスタートラインの遥か彼方上流まで船を進ませエンジン停止。
風が無いのでスタート位置まで勝手に船が流れていきます。
たぶん潮を読まずに下流側にいた船は悲惨なことになっていたと思います。
09時30分。スタートのホーンが鳴っても弱い風と強い潮流のおかげでなかなかスタートラインまでたどり着くことができません。
「ホワイトホーク」ではアンカーの準備を始めました。
しばらくして、ソヨソヨ〜っと吹いたときに少しだけ走りましたが、また風はピタっと止まりました。
我々の上流まで走ってきた「シェンロン」も同じように止まって流されています。
「これではいかん、レッコアンカー。」
ついに投錨しましたが、走錨している模様。
「あまり良くないね・・・」
やはりアンカーは上げて、みんなで流されることにしました。
「シェンロン」がじわじわ走り出します。
「ホワイトホーク」もじわりじわり。
しかし、本船の引き波なのかうねりなのか、いやらしい波があって、セイルはバタバタ船はゴロンゴロンで最悪の状態です。
やっとのことで「シェンロン」が上マークまでたどり着きスピンを上げますが、「ホワイトホーク」はなかなかたどり着くことができません。

「シェンロン」に遅れること15分。
ようやくマークまで来たものの、舵が効かない。マーク回航に苦労します。
「最初のマークですでに15分の差をつけられているということは、もう無理か?」
何とかスピンを上げるものの悪い波に翻弄されて風の向きが良く分かりません。
気が付けば大型の「伯鴎」がすぐ後ろまで来ていました。
今回は久しぶりにヘルムを取っていましたが、さすがに心が折れそうでした。
しかしながら、徐々に風が上がってきて、本来の走りを取り戻しつつあります。
後ろまで迫っていた「伯鴎」を引き離し、サイドマークでジャイブ。
風は順調に吹き上がってきて、快適なスピンランになってきました。
ところが転流した潮の流速も上がり、スタート時とは逆の南方向にガンガン流れています。
調子に乗って上らせ気味で走っていたのだけど、余裕を持って下マークの北側を向けていた方が良さそうです。
前を行く「シェンロン」は下マーク手前でかなり厳しくなったようで、少し差を詰めました。
ここでコース短縮になるのかと思いきや、レースは続行。
最後の上下ソーセージも弱い風と強い潮に悩まされる厳しい展開でしたが、2着でフィニッシュすることができました。
ファーストホームの「シェンロン」とは、修正ではどちらが勝つか微妙な時間差です。
結果は、「ホワイトホーク」が僅差の勝利。
別府ではギリギリでウチが負けているのでこれでおあいこ。
今年の最終戦を優勝で飾ることができ、とても嬉しく思います。



潮の流れはあらかじめ学習済みのはずだったのですが・・・、
風が無ければどうにもならん!!


宿敵「シェンロン」
今回のレースはほぼ一騎打ち


何とか優勝して自転車いただきました\(^o^)/

 

 

参加12艇
順位 着順 船名 艇種 TCF
1 2 ホワイトホーク YAMAHA31S

0.765

2 1 シェンロン ジャノー35OD 0.820
3 6 Breeze YAMAHA28S 0.715
4 7 小次郎 J-24 0.700
5 5 Long YAMAHA30SU 0.730
6 4 セーラーズムーン YAMAHA36 0.750
7 3 伯鴎 ファーストクラスヨーロッパ 0.830
8 8 風太朗V サンオデッセイ379 0.755

 

 

 

 

 

今年のレースは5戦して3度の優勝
いつも人手が足りず、あちこちから応援に来ていただいて勝たせてもらっているようなものです。
来シーズンはさらに厳しい戦いになることは必至ですが、春まで充電しておきます。
ホワイトホークにご加勢いただきました皆様ありがとうございました。
来シーズンもよろしくお願いします。