2018 マリンピアむさしヨットレース
10月7日(日)
台風25号が九州に接近し、秋のメインイベントである「別府ゆけむりヨットレース」が中止になってしまいました。
このまま今シーズンのレースを終わらせてしまうのは不本意です。
あともう一戦。
マリンピアむさしのヨットレースに出場することにしました。
皮肉なことに別府のレースが開催されるはずだった10月7日は台風一過の穏やかな晴天。
「絶好のレース日和だったのにね〜」などと残念がりながら、大分県の国東半島まで「ホワイトホーク」を回航しました。
10月13日(土)
「ホワイトホーク」は前の週に回航していたため、フェリーで別府に渡り別府からは大分空港行きのバスに乗ります。
旅の相棒は高知のK村さん。
宇和島のメンバーは仕事や私用で誰も来れず、今回のレースも高知や長崎の先輩方に応援をお願いすることにしました。
予定どおり土曜日の午後マリンピアむさしに到着。
夕方から前夜祭が始まり、久しぶりに会うヨット仲間たちと楽しい時間を過ごしました。
前夜祭の途中で、突然「シェンロン」さんから電話があり「今から2人で行くけん、明日のレース乗せて〜」
面白いことになりました。
今回のレースは高知、長崎、福岡、宇和島の混成チームです。
10月14日(日)
レース当日の朝、長崎の先輩達が到着。
レース海面に出るまでは風がないのではないかと心配していましたが、良い風が吹いているようです。
残念なのはレースコースの設定が雑なこと。
以前強風でマークブイが流されたことがあるからという理由で、あらかじめ設定している緯度経度の座標にブイを打ち、ソーセージコースで風があればそのブイを2周、風が無ければ1周だそうです。
最初は「ふ〜ん?」と思っていたのですが・・・!?
10:00レーススタート。
スピンスタートで初めて乗り合わせるメンバーばかりだったので「ホワイトホーク」はちょっとだけ出遅れました。
それでもすぐに先頭集団に混ざります。
風上には「大海言」(YAMAHA31F)、「小春」(CAPE35)。風下には「クラリスフォルテ」」(YAMAHA31F)。
スピンスタートとは言うものの、アビームに近いブロードリーチ。
風は10〜12ノット程度まで上がり風上の先行艇になかなか追いつくことができません。
風下のクラリスフォルテはマストヘッドからのゼネカーで急加速しマークブイをトップ回航。
続いて「大海言」が行き、「ホワイトホーク」と「小春」が同時回航。
次のレグもクローズリーチのあいまいな角度です。
走り易いのは良いけれど、なんだか下りも上りもアビームに近い角度で適度な順風。
これではボートの性能だけで、ハルスピードのある水線長の長い船が有利になります。
「ホワイトホーク」もトップスピードで走らせてはいますが、同じYAMAHAの31ftでも「S」は「F」に劣ってしまいます。
悔しいけれど、先行艇との差は縮まらず、じわりじわり開いていく一方。
2周目も同じ展開で、前を行く「クラリスフォルテ」、「小春」、「大海言」に大きく後れを取って「ホワイトホーク」は4着でフィニッシュ。
結果は3位。
なんだか嬉しくもなく、悔しくもない微妙な順位です。
負け惜しみのようですが、単にボート性能の差だけで走り負けたという感じ。
今シーズンの最終戦で勝てなかったのはちょっと残念ですが、先輩方が「ホワイトホーク」に乗ってくださり一緒にレースを楽しめたのは本当に良かったと思います。
帰りの回航も順調で、帰着後はきれいに片付けをして船内も水拭きしました。
来シーズンも頑張って良いレースをしたいものです。