キール補修(H.16.2.27〜3.4)

キールの損傷

キール後部、付け根の損傷。
福岡遠征した時に柏原漁港でキール下部をヒット。そのときの衝撃で突き上げられた格好となり後端エッジ部が割れてしまいました。キールボルト、船体等に損傷なし。
平成16年7月。葉山マリーナに艇購入前の見学に行ったとき撮影。
キール左舷側上部にクラックのようなものがありましたが、他に数隻あったヤマハ31Sにも同じ箇所に同じクラックがあったため気にしていませんでした。今回、艇を上架した際に叩いてみると、明らかにFRPが浮いている音がしたので思い切って削ってみることにしました。

 

損傷箇所の削り取り

割れた積層部分をサンダーで削り取ったところ。
アメ色の部分が積層部、ベージュっぽいのがパテ、白い部分がトップコート、シルバーが船底塗料プライマー、その上が船底塗料。

鉛の上にFRPを薄く積層していましたが、剥離していたので剥離箇所を削り取るとこんなになってしまいました。
写真の印の部分がクラックのあった箇所で、鉛の鋳造段階で出来たと思われる大きな窪みがあり、そこだけ厚く積層していました。

 

パテ盛り、積層、仕上げ

削った箇所と鉛の窪みにパテを盛り、平らにしてからガラスマットを積層します。その上からまたパテを盛って整形、研磨を数回行います。3M社製のガラス繊維入り強力パテを使用。 秘密兵器!
冬場は気温が低いため乾燥に時間がかかります。
ドライヤーとゴミ出し袋を利用した必殺乾燥機!
最後にトップコート(着色ポリエステル)を塗って完成です。