国家試験直前10日間はお気楽に♪


 さて、いよいよ10日後には1年間の総決算ですね。
 まぁ10日間で出来ることなんて高が知れていますので、敢えて新しい勉強方法には触れません。追い込まれて力を発揮できる人は、極僅かです。まして、本番で発揮できる実力は70%ほど。少しリラックスして本番に備えるのが良いと思います。
 そこで、今回はちょっとした選択肢のテクニックや時間配分など知っていた方が良いことをアドバイスしていきましょうね。なかなか模試や模擬問題集に手付かずの人も多いでしょう。ですので、何か押入れから1冊取り出してみてください。

1.選択肢の構造と消去法
 例えば次のような組み合わせ問題を例に挙げましょう。
A 2000円札は存在する。
B 公務員が労働組合を組織することは、労働三権で保障されている労働者の権利である。
C 6×4=10
D フレミングの法則は、絶対に右手を使う。

1 ○ × × ×
2 ○ ○ × ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ○
5 × × ○ ×

 恐らく、全てがパッと答えれない問題が出題されるのが国家試験ですから、分からない問題も多いと思います。
さて、今回の例題では、AとCは簡単に分かりますよね。これだけで1か2が解答と分かります。
 案外、ここからが絞るのが大変ですが、あくまで確率は2分の1.直感でいくもよしですが…意外と注目してほしいのが「言い切りの言葉」なんです。絶対とか、必ずとか…。こういった言葉の場合、比較的×の可能性が高いんですね。なぜか?なぜなのかよく分かりませんけどね。
 それと、似た者同士に気をつけてください。150問も問題があると、どこかしらに同じような出題があったりするんです。共通と専門とか専門科目の違う科目とか。。これは、もうラッキー問題としか言い用がありませんので確実に貰っちゃいましょうね。健康保険や年金と職業の関係が障害者福祉論の事例で出題…ありえますよ!!

2.時間配分
 私の場合、模試の時には共通科目で20分、SW専門科目で20〜30分、PSW専門科目で30〜45分ゆとりを持って試験問題を終えていましたが、実際の試験では残り2分とかにようやく終わりました。これが模試と本番の違いですよね。
 本番で大切となってくるのは、その時間配分なんです。マークシートですので、マークミスは許されませんし、自己採点もしないといけないので問題にもしっかりチェックが必要。その上、受験番号を落としていると、その時点で1年後の勉強を始めなければいけません。
 では、どのように問題を解くのがよいのでしょうか?あくまで参考までに。
 
@ 分からない問題にチェックをつけつつ、分かる問題だけ1通り全て解く。(概ね30分)
A 飛ばした問題に気をつけつつ、マークシートを塗っていく。(10分)
B 一度目で分からなかった問題を再度考え、もう一度最後まで遣り通す。
C Aと同様の作業を行なう。
D BCをもう一度行なう。
E ここまで考えて分からないものはどーせ分からないので、選択肢から解答を導く。
F 残り15分になったら、何でもいいからマークシートを塗りつぶす。
G 残り10分のうち、5分間を使い、問題とマークシートの番号をチェック。
H 受験番号、名前を再度チェックし、時間の許す限り、マークミスがないかチェックする。

 一度やったことのある模試の問題なんかで練習してみると、本番は気が楽かもしれませんね。


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