さぁ、社会福祉士会の模擬試験も終えて、周りはいよいよ国家試験に向けて萌え(??)てきている時期ですね。模擬試験を自己採点して一喜一憂しているあなた。まだまだ得点なんてどーでもいいんです。だって、ホントに分かって解けた問題なんてほとんどないでしょ??もちろん、ホントに分かって100点超えた人もいるでしょうけど…。
国家試験まではまだまだ時間がある?そうなんです!!まだまだ80日もあるんですよ。80日のうち、1日2時間勉強すれば160時間ですよ!!1日5時間やれば400時間もあるんです。余裕でしょ♪
さて、100日までのページでも述べましたが、勉強はなるべくならやりたくないですよね…人間なら。一言で、効率よく勉強しちゃえとは言ってもなかなかそうは行かないものです。なにせ、300ページもある教科書13冊(18冊)分の勉強をしなければいけませんからね。
そこで、国家試験まで80日から50日の間には自分でノートを作ってしまいましょう。ギューッと濃縮したノートをね。その前に、試験までの簡単な計画表を作りましょう。無計画で勉強しても焦ってしまうだけですから。細かいことは、試験まで50日、30日、10日…の項目を御覧下さい、、、と言いたいところですが、はまだまだ作成はしていませんので、大まかな計画を立てるためには、HP内の第18回社会福祉士&第8回精神保健福祉士国家試験に向けた勉強方法!!を参考にしてみてください。
(1)試験までの過ごし方(大まかな計画作り)。
@何をしたら良いのか
これは一番悩むところですよね。この時期に来たら当然焦りが先行してしまい、沢山の参考書・過去問を買いたくなってしまいます。そこで、完全に割り切っちゃって下さい。「中央法規の教科書を1から読む、小六法を読みまくる」←そんな時間が残されているわけはありません。そこで、「100日からの勉強法」で紹介したテキストを机から手の届くところに並べましょう。
<教科書全部>
前回もお話したようにあくまでお守りです。使用用途は、辞書代わりに分からない語句を索引で引く程度ですので…。
<問題分析と受験対策(KUMI出版)&模擬試験の問題と解説>
さて、ここから本格的に使用法を説明していきましょう。前回は、これは私のノート代わりと述べました。模擬試験とセットで使うのがミソですよ。あくまで過去問題をベースとして作られたテキストですので、これだけでは今年の国家試験は到底太刀打ちできません。そこで、模擬試験と照らし合わせてみましょう。恐らく、3〜5回分の模擬試験と照らし合わせてみると、KUMIのテキストでは半分くらいは触れていないはずです。
そこで、書かれていない項目を関連項目のページに書き込んでいきましょう!!あくまで書き込んでくださいよ。コピーとって貼り付けたって頭になんて入りませんからね。書くことが大切なんです。こんなことしていると、多分、国家試験まで50日くらいしかなくなっちゃいそうですね。それで良いんです。これでも昨年の私の勉強のペースより早いんですから。
<国民の福祉の動向2006>
前回は、1月まで大切に本棚で寝かせて置いてくださいと述べましたが、ホントにまだ寝かして置いてください。そろそろ書店ではなくなり始めるかもしれませんね。
<社会福祉士国家試験過去問一問一答+α(中央法規)>
あると便利ですね。
A勉強法
これは千差万別。人それぞれだと思いますが、昨年の私は次のようなやり方で勉強しました。
1. 時間の使い方
基本は毎朝7:30に起床。午前中はのんびり過ごして(授業のある日は授業)、午後から大学図書館で勉強。19時に夕食後、20〜24時は仮眠。1〜4時頃まで勉強して寝る。こんな生活でした。
2. 1週間単位の日課
SW・PSWダブル受験ということで、1日3科目のノルマでこなしました。
月曜日:障害者福祉論・社会保障論・精神医学
火曜日:児童福祉論・公的扶助論・精神保健学
水曜日:老人福祉論・社会福祉原論・精神科リハビリテーション学
木曜日:介護概論・地域福祉論・精神保健福祉論
金曜日:社会福祉援助技術・法学・精神保健福祉援助技術
土曜日:社会学・医学一般・心理学
日曜日:予備日&お休み♪予備日とはいえ、毎週模試やら何やらで結局、潰れてしまいますが…。
(2)国家試験の最近の傾向を知ろう
これは重要ですね。多くの学校の教員やホームページでは、当たり前のように「過去問を解いて傾向を知る必要がある」なんていっていますが、当たり前すぎますね。こんなこというくらいなら、具体的にどんな内容が出るか教えてくれれば楽ですよね。
だから、教えちゃいます。例えば社会福祉士国家試験150点中…。
法関連⇒全得点の50パーセント(75点)前後
精神分野⇒全得点の7パーセント(10点)前後
極端な話、これだけでほぼ合格しちゃいますよね。でも、法関連で満点なんて無茶ですね。せめて75点中40点取ればいいんじゃないでしょうか。あとは医学一般や障害者福祉論など精神分野の取りこぼしを防いで10点くらい欲しいですよね。これで50点。あとは事例問題と介護概論で30点くらい取っておけば、残り10点くらい取れちゃうでしょう。あくまで150点なんて狙わなくても90点取ればいいんですよ。
さて、前回、社会福祉士onlyの人にも精神分野の教科書等を勧めた理由が分かりましたね。精神分野は得点源なんです。知っていれば解けます。そんな難しい出題はありませんからね。ただ、精神専門科目を受験される方は、しっかり勉強しましょうね。
(3)自分なりの情報源を得よう
国家試験は極端な話、今の世の中を理解しているか…そして福祉の志があるか…そんな出題ですよね。後者は、大学等の講義や実習である程度身に付くとは思いますが、理想論な気がします。まぁ、そのあたりのギャップは現場に出てから感じてください。あくまで、国家試験は得点を取ることが大切ですからね。
さて、話が逸れましたが、前者の今の世の中を理解しているかについて。今の世の中とは大きく出過ぎましたが、例えば法関連を始めとして年金、少子高齢社会対策、医療費、虐待…などなど私たちの生活を取り巻く動きが中心です。つまりは日常の中でも十分、国家試験対策が出来るんです。特に、毎日の新聞。何気ない記事からの出題や特集面など、意外と当日の試験で美味しい思いをすることが出来るかもしれません。そんなわけで毎日新聞は読むようにしましょうね。
あとは、インターネット。分からないこと=インターネットが私の勉強法でしたね。ご丁寧に詳しく説明してくれているHPが沢山あります。それぞれその人の得意な分野を掲載していることが多いので、分かりやすく説明されています。ただ注意が必要なのは、間違ったことを掲載しているHPも少なくないということ。こういったHPを鵜呑みにしないように注意しましょう。一番いいのは厚生労働省など、官公庁が運営しているHPで確認することでしょうね。
(4)やる気が出ない。
「今の時期はそれでは困ります。」ということを、大学の教員は言うでしょう。友人に相談しても、しょうがないよね…そんな答えが返ってくるかも。実際、今の時期ってやる気が少し下がってきますよね。中だるみというか、なんというか。それはしょうがないと思います。しかし、「どーせ、私なんか勉強しても受からない」「私、馬鹿だから…」「まぁ何とかなるだろう」
こんな考えの人は、正直、受からないと思います。余程、運が良かったり、覚えることに相当な能力がある人なら別ですけど…。 勉強しても覚えられない人⇒本当に覚えられないのか、それとも覚える気がないのでしょうか?本気で覚える気なら、心理学のテキストの記憶の部分を読み込んで、自分なりの学習法を確立してみて、それでも覚えられないなら、そのときに嘆いてください。
言い訳する人の大部分は達成動機が低いと思います。人並みに勉強して覚えられなきゃ、人並み以上に勉強しましょう。それが、今の時期だと思います。実際、他の人がどれだけ勉強しているかなんて、その人にしかわかりません。今まで積み上げてきたものが多い人もいるだろうし、短期集中で詰め込む人もいるかもしれませんね。国家試験はやれば受かる試験なんです。
やる気が出ないなら、2日くらい自分にお休みの御褒美をあげてください。やる気のないときに何をやってもしょうがないですから!!私は11月前半は4日間何もしませんでした。友達に愚痴ったり、ドライブしたり、18時間連続で寝たり、お酒飲んだり…。でも、その分はやる気が出てからしっかりと取り戻したいと思います。いや、取り戻します。それくらいの意欲で勉強したい!!
↑昨年はこんなことを書きましたが、今年はもっと極端な発言しましょう。
やる気がなければやらなきゃいいんです。だって困るのは自分ですからね。そんな誰かにお願いされて勉強する必要はないでしょ。死ぬ気で勉強して、ようやく合格証書を受け取った人だって沢山いるんですから。つまりは、国家試験を受験するからには、合格しなきゃ駄目なんですよ。別にホントに死ぬ気で勉強しなくたっていいですよ。合格しちゃえば。ただ、記念受験して受かるなんて思っているなら、周りで一生懸命勉強している人の邪魔はしないで、一人で遊んでいてください。
最後まで文章を読んで下さった方は、きっと国家試験合格に向けて強い意志を持っておられる方だと思っております。