重要人名Part2


<ガルブレイス>
◆アメリカの政治経済学者。1958『豊かな社会』、1967『新しい産業国家』
◆現代アメリカに巣食う「豊かさ」の病弊を指摘し、その大企業体制を批判した。
◆企業経営において意思決定に参加する経営者・技術者といった専門家集団を現代社会の新しい特徴として捉え、テクノストラクチュアと表現した。

<片山 潜>
◆近代日本の代表的労働運動家
◆1897年、東京神田三崎町に我が国のセツルメント運動の源流といわれるキングスレー館を創設した。

<賀川豊彦>
◆キリスト教社会運動家。1920『死線を超えて』
◆セツルメント運動、労働運動、農民運動とともに、人々の暮らしを共同で自衛する協同組合運動の発展に貢献した。
⇒『死線を超えて』
◆消費組合としての生協運動の源流=神戸市新川の貧民街運動、キリスト教社会事業、農民組合運動など

<笠井信一>
◆岡山県知事。1917『済世顧問制度の精神』
◆県下の貧民調査を行い、その悲惨な状況の対策として、自助と連帯の精神に基づく済世顧問制度を創設した。

<ギディングス>
◆アメリカの社会学者。1896『社会学原理』
◆集団の成立契機に着目し、生成社会=血縁・地縁に基づき自生的に生じる社会、組成社会=特定の活動を営むために人為的に組織されるとに社会を区分した。
◆同類意識、類似心などの概念を用いて、心理学的社会学の基礎を築いた。

<クレッチマー>
◆ドイツの精神医学者
◆精神病者の観察から、細長型=分裂気質・闘士型=粘着気質・肥満型=躁鬱気質と、体質の3類型と気質との対応を発見した。

<クーリー>
◆アメリカの社会学者。1902『人間性と社会秩序』、1909『人間組織論』、1918『社会過程論』
◆集団の成員相互の接触のあり方に着目し、第一次集団=直接的つながりと親密な関係が存在する、第二次集団=間接的つながりに基づいて目的意識的に形成さ れるとに分類した。◆鏡に映った自己 (他者という鏡に映っている自分の像のこと。他者の自己に対する認識や評価との関わりにおいて,自我が社会的に形成されることになる。クーリーの用語)

<グード>
◆アメリカの社会学者。1963『世界革命と家族パターン』
◆現代の家族変動(核家族化)の要因として、産業化という経済的・技術的変数だけではなく、夫婦家族イデオロギーの普及も重視すべきであると主張した。 (東京1 P18)

<ケイ>
◆スウェーデンの女性思想家。
◆20世紀を「児童の世紀」と唱えた
◆生命の創造と進化を担うのは女性であり、愛情深い夫婦の家庭生活の下で子どもを健全に育て、それを通じての世界平和の実現を主張した。

<ケーラー>
◆ドイツおよびアメリカのゲシュタルト心理学者
◆チンパンジーを用いた洞察学習の実験により、学習する側が洞察力によって問題解決の糸口となる要素間の関係を把握し、解決に至るという洞察説を提唱し た。(東京1 P13)

<ゲゼル>
◆アメリカの児童心理学者。
◆双生児統制法を用いた階段のぼりの実験は、成熟を重視する結果(成熟優位説)を導き、レディネスの考えの基本となった。

<ケインズ>
◆イギリスの経済学者。1936『雇用・利子および貨幣の一般理論』
◆社会の国民所得水準=有効需要水準によって決定されることを明らかにし、失業の増加や不況を解決するために政府が積極的に経済に介入する必要があること を提起した。この主張は、ニューディール政策の理論的支柱となった。

<ゴフマン>
◆カナダ出身のアメリカの社会学者、社会心理学者。1959『日常生活における自己呈示』、1961『アサイラム』、1963『スティグマ』
◆出会い、集まり、会話などミクロな日常的生活状況における人々の関わり方に焦点をあて、儀礼的無関心、役割距離、印象操作などの概念を提起して、現代社 会における社会的自己のあり方を鋭く分析した。
⇒スティグマ
◆ある人が、他の同類の人々と異なっていることを示す、望ましくないとみなされる有徴な印(烙印)

<コノプカ>
◆ドイツ出身のアメリカのグループワーク研究者。『収容施設におけるグループワーク』(1954年)、『ソーシャルグループワーク/援助の過程』 (1963年)
◆小集団が持つ治療的機能に着目し、収容施設入所者、非行少年、情緒障害児に対する治療教育的グループワークを開拓し、グループワークの基本原理14項目 を掲げた。
◆個人の社会的対処能力の向上を第一に掲げ、そのような観点から集団援助技術を「成長指向グループ」と「社会活動(ソーシャルアクション)」の二つに大別 し、理論化した。
⇒グループワークの実践原則
◆@個別化、A受容、B参加、C体験、D葛藤解決、E制限、F継続評価

<コーンハウザー.W.A>
◆アメリカの政治社会学者。1959『大衆社会の政治』
◆フランス革命とロシア革命に歴史的事実を求め、「エリートへの接近可能性」と「非エリートへの操縦可能性」という基準を用いて社会類型論を展開し、大衆 社会はこのいずれの可能性も高い社会であると位置づけた。
◆操縦可能性=大衆像の最大公約数=主体性が乏しく、個性ではなく、均質化を求める。

<コイト>
◆アメリカの社会事業家。
◆アメリカ最初のセツルメントハウスとして、ネイバーフッド・ギルドをニューヨークの貧民居住地区に創設した。

<コイル>
◆アメリカ最初のグループワーク教育者。『グループワーク年鑑』(1939年)
◆第2次世界大戦直後の全米社会事業会議における報告によって、グループワークを社会福祉援助技術の一方法であるとの理論的根拠を与え、その確立に尽力し た。
◆グループワークの母と称される。

<コント>
◆フランスの実証主義哲学者で、社会学の創始者の一人。1830〜42『実証哲学講義』
◆社会学を、進歩を扱う社会動学と、秩序を扱う社会静学とに分けた。(東京1 P17)
⇒三段階の法則
◆人間の精神が、神学的→形而上学的→実証的という段階を経て進歩するように、社会変動も、軍事的→法律的→産業的という段階で進歩するということ

<サリヴァン.H.S>
◆人間関係の構築にとって必要不可欠なものとして、「感情」を表現や態度を通じて肌で感じ取る能力を重視。
◆生後間もない乳児と母親の間には、既に互いの感情を感じあう非言語的なやりとり(=エンパシー)が成立していることを観察した。

<サティア.V>
◆合同家族面接の治療。家族成長派の代表。コミュニケーションにおける感情面を重視し、家族の人々の自己評価を高め、率直にコミュニケーションできれば、 人間性の成長は可能と考えた。

<サッチャー>
◆イギリス初の女性首相。「鉄の女」の異名を持つ
◆社会保障費支出を削減して、「弱者切り捨て」ともいわれる緊縮政策を断行し、イギリス経済の再建に努めた。

<サムナー>
◆アメリカの社会学者。
◆個人の集団に対する主観的感情に着目し、内集団=愛情や献身の対象として「われわれ」と意識する集団、外集団=敵意や違和感の対象として「かれら」と意 識する集団とに区分した。また、そこからエスノセントリズム(自民族中心主義)の概念を創出した。

<ジャーメイン.C>
⇒ライフモデル
◆生態系的視点に立つ「生活モデル」
◆ソーシャルワーク実践を、人と環境との相互交流の領域に焦点を当て、その両者の適合を図っていくという伝統的な考え方に、ジャーメインは、システム理論 と生態学的共生という考え方を導入した。

<シュワルツ.W>
⇒相互作用モデル
◆個人と個人を取り巻く社会との相互作用に焦点を当て、個人と社会の双方をともに援助しようとするもの。
⇒媒介的グループワーク
◆グループの個々のメンバーと全体としてのグループの双方に働きかけ、相互の交流関係を媒介として双方がそれぞれの問題を解決していくことが基本方針
◆アセスメントによる判断のもとに、全体としての当該グループを、それが位置している施設・団体・地域etcより大きなシステムとの関係を媒介にして個々 のメンバーとその社会の双方の成長・発達を促進することを目指す

<ジョンソン>
◆アメリカ第36代大統領
◆経済成長によって社会が繁栄する一方で増大する貧困層への対策として、1964年に貧困戦争を宣言。貧困者がその状況から脱却を図れるよう経済機会法を 制定した

<シドニー・ウエッブ>
◆イギリスの民主社会主義者。フェビアン協会の理論的指導者。1897『産業民主論』、1901『20世紀の政治』
◆近代社会における労働者に対し、最低限度の賃金をはじめ、雇用や教育、衛生、余暇など、国民の最低限の生活水準を国家が公的に保障すべきだと主張し、 「ナショナルミニマム」の概念を提唱した。
◆予防・防貧 > 事後の救済
◆ナショナルミニマム論を全ての国民に適用して、余暇や医療や教育等にも内容を拡大した。当初は賃金労働者を念頭に置いたものだったが、後に、年金等を含 む保障を予防的に行い、すべての社会成員が健全な生活を送れるようにすべきだと主張した。[U 11] 

<シェルドン>
◆アメリカの医師、心理学者。
◆体質と気質の関係について、内胚葉型=内臓緊張型、中胚葉型=身体緊張型、外胚葉型=頭脳緊張型、であることを見出した。

<シュプランガー>
◆ドイツの心理学者、哲学者、教育学者。
◆人間の基本的な生活領域として、理論・経済・社会・政治・審美・宗教の6つを挙げ、どの領域に価値を置くかの生活様式による類型を行った。

<シュテルン>
◆ドイツの心理学者
◆知能検査に初めて知能指数の概念を導入した。
◆輻輳説(人格形成は、遺伝と環境との相互交渉である)の提唱者。(東京1 P15)

<ジンメル>
◆ドイツの哲学者、社会学者。1890『社会分化論』、1908『社会学』。
◆社会の機能的側面に着目し、社会学=人間の相互関係の形式の学問と捉える形式社会学を提唱した。

<シュッツ>
◆オーストリア出身のアメリカの社会学者で、現象学的社会学の主唱者の一人。1962『社会的現実の問題』、1967『社会的世界の現象学』
◆日常生活における態度を現象学的に捉え直して、間主観的な生活世界を意味世界として理解し、多元的現実の理論を展開した。

<渋沢栄一>
◆慈善事業活動の調査・連絡機関として設立された中央慈善協会の初代会長
◆東京市養育院顧問も務めるなど、社会事業の発展に尽くした。

<スペンサー>
◆イギリスの社会学者で、社会学の創始者の一人。1862〜96『総合哲学体系』(全10巻)
◆社会的分業の発展に伴う機能分化や管理機能の発達を、生物の進化になぞらえて捉えた社会進化論の立場に立つ社会有機体説を唱えた。
◆この観点から、社会は軍事型社会→産業型社会へと進化するとした。

<スミス>
◆スコットランドの道徳哲学者、経済学者。1776『諸国民の富(国富論)』
◆各人が利己心に基づいて利益追求を行うことが国富の増大に結びつくとし、国家の役割は市民の自由を守ることにあるとする自由放任主義を説いた。

<鈴木栄太郎>
◆1940『日本農村社会学原理』、1957『都市社会学原理』
◆農村の生活に根付いている基本的な地域社会を、行政村に対峙する自然村という概念で捉え、農村の体系的行動原理を村の精神としてあらわした。
◆都市研究では、都市の結節機関説や、正常人口の正常生活の理論を提示した。

<セオドア・ルーズベルト>
◆第26代アメリカ大統領
◆1909年、第一回白亜館児童会議を招集した。そこでは「家庭は文明の最高の創造物」と宣言され、子どもにとっての家庭の大切さが強調された。

<ソーンダイク>
◆アメリカの教育心理学者。
◆ネコを用いた問題箱の実験から試行錯誤説を主張した。この学習過程から、満足をもたらす反応はその場面との結合が強化されるという効果の法則を明らかに した。





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