greeting

ご　挨　拶

　あなたはADDあるいはADHDもっとわかりやすく言えば「注意欠陥障害」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。最近ではテレビで部屋をゴミためのようにして片づけられない女性達がADD/ADHDだと言うような紹介や、雑誌などでも似たような説明付きで紹介されているようです。　　「注意欠陥障害」とは、文字通り注意力を持続できず、系統立てて考えることが出来ない障害をいいます。私自身もそれを子供の頃から強く自覚していました。私はこのような人たちの各種サイトのBBSへの書き込み、または直接お会いするなどして，ADD/ADHDの人たちが実に豊かな心を持っていることを実感しました。ただ問題なのは、ADD/ADHDの障害だけが表面化しやすいために周囲と摩擦を起こし、その結果、自信を失っていることです。正しく対処すれば、最初に挙げたような障害は十分に克服できますし、自由な発想力で思いも付かない才能を発揮する可能性もあるのです。
　私は、ADD/ADHDの恵まれた資質、つまり豊かな発想力を有効に生かせることを広く知ってもらいたい、 ADD/ADHDである故に自信をなくしている人たちに本当の自分の能力を知ってもらいたいと思う様になっていました。そのためにはADD/ADHDの人たち自身が、そのための本を発行するのが一番効果的なのではないかと思いつき、ネット上で呼びかけたのです。何人もの人たちが参加を申し出てくれ、2001年9月末、このプロジェクトが立ち上がりました。ほとんどの人たちは互いに会ったこともなく、ただネットの上だけで力を合わせて本を創っていくのです。その過程を随時このサイトに掲載して参ります。私はこれを始めてみて、ますます自信を深めました。きっと素晴らしい本が出来ると思っています。なにしろ、素晴らしい人たちが一生懸命やっているのですから。

　　　　　　　 2001/09/28　
　　　　　　　　　　　　ロクスケ
　　　　　　Wing Brain Project委員長