mogurinさんこと大橋ケンさんはイラストレーターです。本人もADHDで生活には様々な苦労が伴いますが、それは同様の問題を抱えている人たちにはよく分かることです。しかし、mogurinさんを観ているとやはりその特色故にイラストと言う才能を活かせているのではないか、と思います。いや、mogurinさんに限らず、そう自覚している当事者は多いと思いますが、あまりに直面する問題が多いためにそのメリットを自覚できないのでしょう。 今回の「トビオはADHD」はマンガで描かれ子供の問題を取り上げていますが、問題が多いADHDでも活かせば素晴らしい才能につながる可能性があること、またきちんと管理すれば生活上不便を感じなくて済むことなどが載せられています。単に不便を嘆くのではなく、積極的にADHDを使いこなす勇気が湧く、そんな本だと思います。 なお、出版元の明石書店さんは、私たちの「当事者が語るADHD」を出してくださった会社です。詳しくはここをご覧下さい。 ホームへ戻る |