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Diary 2005

2005年12月26日

今年もあとわずか

ちょっと前まで黄金色に輝いていた神宮の銀杏並木も、すっかり冬枯れして、今日はクリスマスと1日め。
時が過ぎていくのが、日を追って加速していくようです。
クリスマス向けディスプレイだったブティックのウィンドウは、一夜明けると一斉にお正月用に大転換。あまりの変わり身の早さに、節操のなささえ感じてしまう・・・ 

今年はイブまでダイビングに出かけていたので、25日にクリスマス・ディナーを食べました。今回は以前インド料理を習っていたレヌ・アロラ先生特製のローストチキンをお取り寄せ。ベサン粉でコーティングしてあって、詰め物は香り豊かなカレー風味。たいへん美味しゅうございました!

たくさん頂いたクリスマスカードは、ときどき将棋倒し状態になり、その度に並べなおし。 どうもありがとう、嬉しいよ! しばらく飾っておきますね!

2005年12月17日
2005年後半の音楽シーンが終了!

今年お世話になった皆さま、どうもありがとうございました!
さぁ、来年はどんな本番が待っているか、今から楽しみデス (^。^)

10月15日 Elgar 愛の挨拶 / 千と千尋の神隠しより
       (2005 ピアノ発表会)
11月5日 Beethoven プロメテウスの創造物&コリオラン 序曲
               交響曲第1番
       (B室内楽団)
11月13日 クラシック名曲特集、
         Mozart クラリネット五重奏曲 第1楽章
       (B室内楽団)
11月23日 Elgar 愛の挨拶、 Schumann アダージョとアレグロ
       (Tクラシックコンサート)
12月17日 Brahms  ピアノ四重奏曲 第1番
       (Pカルテット) 

今年最後はブラームスの大曲。
気心知れたメンバーで、おしゃべりやお昼をはさみながら、何度も練習を重ねての本番。できないことも多かったけど、仲間を信頼しきって弾ける喜びと、アンサンブルをしているという充実感があって、とても幸せなひと時でした! 打ち上げランチも来年早々に手配済。ウシッ・・・ ^^ 来年もどうぞ宜しくお願いしま〜す。

2005年12月03日

ちょっと早めのクリスマス

額縁のセールに行ったら、山積みしてあるフレームの上に、なんとも素敵なリトグラフ・ポスターを発見。ビビットなのに攻撃的ではなく、親密に語りかける赤の色たち。その色調に引き込まれ、どうしても欲しくなってしまい、その日のうちにゲット! 2004年に亡くなったフランスのアーティスト、ベルナール・カトラン(Bernard Cathelin)の作品だそうです。これを製作したのは69歳というから凄いなぁ! (^。^)

我が家のリビングには、デュフィの「ばら色の人生」が飾ってあります。これまでは癒し系のラインナップでしたが、来年は”元気一杯”をキーワードにしたいと思っていました。カトランの絵はまさにぴったり。

その夜、目黒にあるフレンチに食事に行きました。
暗い裏道を5分ほど歩いたところにある店は、シェフとマダムと2人のスタッフだけの、こじんまりしたレストラン。ところが出てきたお料理が、素晴らしいので感動してしまいました。どのお皿も真面目にていねいに作られ、一皿の中のバランスも申し分なく、火の通し方など完璧なのです。それでいて、お値段がリーズナブル。

帰り際、思わず「また食べに来ます」という言葉が出ました。
「あるところにはあるんだね・・・」と話しながら帰宅すると、部屋の隅にたてかけたカトランの絵が私達を迎えてくれました。
という訳で、クリスマスのプレゼントとディナーを早々と済ませてしまい、あと一月間はじっと我慢ですが、素敵な絵とお料理に出会えて、Happyでいられそうです。

2005年10月31日
美しい日本語

私は10月生まれ。お誕生日に、友人が1冊の本を贈ってくれました。「別冊暮しの手帖、すてきなあなたに:秋冬」です。昭和44年から36年間、暮しの手帖に連載された同名のエッセーから、食にまつわる話をピックアップしたもの。驚くようなことが載っている訳ではありませんが、どのページを開いて読んでも、身に馴染む心地よさがあります。

もしかしたら、日本語が美しいのかも知れません。読み手にゆっくり語りかけるテンポ感、こびてもいないし、必要以上のカタカタ言葉もない文章は、木綿の服を着ているように気持ちが良いのです。
全く関係ないけれど、ふと山本安英の演じた「夕鶴」を思い出して、またあの語りを聞きたいと、しみじみ思いました。

友人には早速お礼の電話をして、「も〜、ズバリだったよ! ありがとう!!」と感謝感激。彼女のお誕生日にも、何か素敵なものが見つかると良いな・・・

2005年10月02日
東京タワーのイルミネーション

東京タワーのイルミネーションは、ときどき変わります。
世界には色々なランド・マークがあるけれど、時に応じてイルミネーションを変えている所は、あまりないらしい。四季を愛でる日本人ならではの発想かも知れません。

昨夜は「乳がん撲滅キャンペーン」のピンク・リボンに因んで、ピンク色でした。年越しには、展望台に西暦が表示されます。次の年に数字が変わる瞬間を見届けて交わす”新年おめでとう!”の挨拶も、どうやら8回目を迎えられそう。

世界のどこの塔よりも優美な東京タワーのイルミネーションは、石井幹子デザイン事務所の作品。
ご本人は、プライベートでは、ロウソクや古いランプの光に囲まれて過ごすのがお好きだとのこと。光に対する繊細な感覚が、あんな素晴らしい照明デザインを産むのでしょうね。

2005年10月01日
かつお節を削る

久しぶりでお寿司屋さんに行きました。あることは知っていながら、何故か今まで入る機会のなかったお店。若い職人さんたちが、きびきびしていて、気持ちの良いお店でした。
巻き物を作るとき、職人さんが出してきたのが、何とあの箱型のかつを節削り! 思わず「なつかし〜い!」と叫んでしまった。 ヾ(@’▽’@)ノノノ 

私の小さい頃は、何処の家にもかつお節削りがあった気がします。ある料理研究家が”幼少時は、お味噌汁のにおいと、かつを節を削る音で目が覚めたものだ”と言ってたっけ。 私の家では、ほうれん草にふりかけるおかかを削るのが、確か子供の役目でした。鉛筆の削りカスみたいな貧弱な仕上がりだったけど、香りは立派なもの。

その記憶に誘われて、古い台所を思い出しました。(キッチンとは言わないんだよね。) ホースでつないだガスコンロ、炊きあがるとパチンと大きな音がしてスイッチの切れる電器釜、2ドアの白い冷蔵庫。昔って、本当に不便だったのかしら・・・
そういえば最近、築数十年の古いアパートを借りる人が結構いるそうです。”文化住宅”への回帰現象かな。

夜遅く、昭和を撮った偉才の写真家、木村伊兵衛の番組をやっていました。そうか、私がなつかしかったのは”昭和”なんだ!

2005年09月10日
エッセンシャル・オイルで作った石鹸

パリ在住のOさんに、レイキを受けました。これで2回目。セッションは自分でも気づかなかった心の深いところに入っていきます。今回も印象に残るセッションでした。できればもっと続けて受けたかった・・・ 

Oさんは、フランス流に3週間もバカンスに行っていたそうで、エッセンシャルオイルで作った石鹸を、お土産で頂きました。うれし〜、めるし〜!
泡立つのに洗い流さなくてもよいという、ちょっと不思議な石鹸。そのままオイルが浸透するから、かまわないのだそうです。勿体なくてまだ使っていませんが、何ともいえない素敵な香り!! 手のひらにのせて何度も香りを味わって、幸せな気分になっています。

少し前、肌断食を試してみました。洗うだけで顔には化粧水など一切つけず1週間過ごします。この歳で試すのは勇気がいったけど、案外大丈夫だとわかり、基礎化粧品でも厚塗りするのはやめようと思いました。

老人ホームで、ヘルパーの実習をしたときのこと。80歳・90歳のおばあさん達のお肌が、ほんのりピンク色ですごくきれいだったので、理由を尋ねたら、答えは”何もつけていない”でした。これにはびっくり! ほんとは必要のないことって、思った以上に色々あるのかも・・・

2005年09月10日

お取り寄せフルーツ

Fさんから、勝沼のぶどうが届きました。Fさんの趣味の一つが、なんと「フルーツ」。いつが食べごろになるかを見計らって、名前も知らない品種を送って下さるので、驚きます。

”カッタクルガン”は中央アジアが原産。 ピンポン玉のように大きくて青い粒で、種がなく皮ごと食べられます。 栽培が難しい高級稀少品種とのこと。”リザマート”もウズベク共和国原産の高級品種。縦半分に切ってサラダやヨーグルトに、そのまま凍らせてシャーベットにしても美味しいそうです。
美味しいフルーツを見ると、惜しげもなく食卓に並ぶヨーロッパの生活を思い出してしまう・・・

試しに・・とぶどうをキーワードに検索したら、聞いたこともない名前がずらり。私が子供の頃は、バナナだって結構高価な食べ物だったぞ。

もひとつオマケで、Fさんから以前頂いた”桃イチゴ”をご紹介します。こちらはトマトほどもある代物で、一粒でなく一玉と数えるんだって! 大味かと思いきや、ぎゅっと甘みが詰った美味しいお味でした。 

2005年09月10日
旅行グッズ

ヨーロッパ旅行から帰ってきました。今回は乗り継ぎが多く、行きは成田→アムステルダム経由でバルセロナ→マヨルカ島、帰りはマヨルカ島→バルセロナ経由でパリ→成田。一泊しかしなかったパリでも、あれこれ動き回って、予想外に疲れました! う〜ん、歳を感じてしまう・・・

旅行に必ず持っていくリラックス・グッズがあります。
中山式ツボ押器、足裏をマッサージする棒、マッサージオイル、i-pod。今回は思いついて、オーラソーマのボトルも一つ持っていきました。

i-podには、瞑想やリラクゼーションの曲、今さらっている曲、語学などが入っています。今までは、CDウォークマン&CDを持ち歩いていたのですが、これに変えてから、とってもコンパクトになって嬉しい。
i-podって機械なのに使い心地が何となく人間ぽいんですね。熱心なmacフアンがいるのも肯けます。次の旅行も一緒に行こうね!

2005年08月19日
ヨガの手ほどき

インドで唯一のヨガの人間国宝バラット・ブシャナン氏と彼のお嬢さんであるプラティシュタさんによるヨガのミニ・セッションを受けました。会場は六本木の料亭「茶寮A」。今までスポーツクラブや区民講座で、ほんのさわりだけ受講したことはあります。初心者同然の私にとって、本場・本物のヨガに触れる貴重な機会でした。

ヨガというと特徴的なポーズのほうに目が行きがちですが、、結局は呼吸につきるのではないかと思います。本当に深くて良い呼吸をすると、内と外の区別がなくなり、呼吸以外の食べ物をあまり必要としなくなる・・・という趣旨のお話が印象に残りました。
また、自分の中にすべてがあること。自分は全体であり、全体は自分であるという考え方は、日頃のヒーリング(レイキ・瞑想)でも感じていることで、共感します。

それにしても、ストレッチしているだけで息のあがってしまう硬い身体、何とかならないものかなぁ・・・バキボキッ! ふう・・

2005年08月05日
ながらえば・・・

ル・シネマでロングラン中の「ラベンダーの咲く庭で」を観ました。主人公はジュディ・ディンチとマギー・スミス演じる老女姉妹。ふと山田太一作・笠智衆主演のドラマ「ながらえば」を思い出しました。家族からみると、日頃何を考えているのだかわからない、or何も考えていないような、orトンチンカンなことしか考えていないように見える老人が、ある日突然、”今どうしても妻に会いたい”という切迫した感情にかられて、別れて引き取られている妻の入院先に、独りで出かけていきます。珍道中に笑い、ラストでは涙が止まりませんでした。
何もかもが、ゆっくり静かに流れている人生の黄昏にあっても、激しく、みずみずしい感情が地下水脈のように存在する・・・ そして、それに奥行きを与えているのは、現実を受け入れなくてはならないという諦念だと思います。”人生とはそんなもの・・・”と最後は淡々と現実を受け入れる姿に、胸をうたれました。ほんとに名作ドラマです!

ついでに思い出したのが、「ダニエルばあちゃん」。フランス版いじわるばあさんです。根性の曲がり方といい、ひねくれ度合いといい、もう開いた口がふさがらない! 家族にこんなババアがいたら大迷惑も良いところ。
ラベンダー系になろうか、ダニエルばあちゃん系になろうか、実はまだ考え中の私。1度きりの人生だもの、好きなことして楽しまねば!なんて思うわけで (^。^);

2005年07月31日
2005年前半の音楽シーンが終了!

今年も数は少ないけれど、前半の音楽シーンが終了しました。
どの本番も誘ってくれる仲間あってこそ・・・感謝多謝です!

4月 3日 Bruch 八つの小品から、 Brahms クラリネット三重奏曲
    (Trio W)
5月 7日 Beethoven 街の歌、 Bruch 八つの小品から、
       Brahms クラリネット三重奏曲 (Trio V)
5月29日 Schumann ピアノ五重奏曲、 Mozart ミサ・ブレヴィス
  (カルテットL)
6月 1日 Chopin 序奏と華麗なポロネーズ
       (A第1回ピアノ伴奏コンクール)
7月 3日 Saint-Saens 白鳥、 Brahms クラリネット三重奏曲
       (コンチェルトP)
7月31日 Tschaikowsky 弦楽セレナーデ 
       (B室内管弦楽団) 

レッスンではバッハの無伴奏組曲2番が終わり、やっと3番にたどり着きました。最後の6番までは長丁場、頑張らなくちゃ!

2005年07月04日
July 4thに逝ったSさんへ

2004年の今日、夫の同僚のSさんが、旅先の交通事故で亡くなりました。まだ38歳の若さ! お葬式で流れていたのは、私も好きでよく聴いた尾崎豊。部屋の本棚には、私も感銘を受けた本が並んでいました。一度ちゃんと話してみたかったな・・・
仕事が多忙を極めても人付き合いは欠かさず、遊んでばかりいるようにみえて、深夜に勉強やジョギングをしていたSさん。遺影はホノルル・マラソンのゴール姿でした。

Sさんは、夫の誕生日にサプライズのパーティーを企画してくれました。
会社の若い人が大勢我が家にきて、風船を何百個も膨らませ、何も知らずに帰宅した夫を驚かせようという趣向。そんな子供っぽいことを夢中で仕切る姿が素敵でした。夫はSさんの誕生日に”倍返しする”と張り切っていたのに、かなわぬ夢となりました。

やすらかにお眠り下さい、と書きたいけど、きっと天国でも熱い日々を過ごしていることでしょう! 再会イベントを楽しみにしています。 合掌・・・
Sさんのホームページ

2005年07月02日
イボイボきゅうり

自然食品店で、ブルームきゅうりを買いました。白い粉をふいたようなイボイボが特徴。子供の頃、きゅうりはこんなだったよなぁ、というなつかしさで思わず手が出てしまいました。
「ちいさいモモちゃん」では、モモちゃんがきゅうりのイボイボを水疱瘡と間違えて、”お注射してあげる”場面がありました。

見た目のごっつさとは逆に、皮がやわらかくて、かじると甘くてみずみずしい!元気な野菜に出会うのが、いつからこんなに難しくなってしまったんだろう。海外を旅行しているときのほうが、大地の豊かさを感じたりします。ときには嫉妬すら覚えることも・・・
良い作物を作るために頑張っている生産者の人たちを、消費者が少しでもたくさん「買う」ことで支えていけたら、と思います。

2005年06月04日
チェロという名前の胃腸薬

銀座の裏通りにあるドラッグストアに寄ったら、「チェロ」という胃腸薬を発見。私の趣味はチェロを弾くことなので、楽器と同じ名前の薬があるのには驚きました! 効能は”現代生活で疲れた胃を癒して治す”だそうです。チェロの音は癒し系ともいわれるので、癒しつながりのネーミングでしょうか?

「これはぜひ音楽仲間に見せなくては」と思ったものの、胃痛→チェロ、チェロ→胃痛と連想しそうで、それも何だかなぁ・・と考えなおし、買わずにお店を後にしました。他の楽器だったら、どんな薬になるんだろ。(^。^)

2005年05月26日
雪の降る音

玉三郎演じる「鷺娘」を観ました。
薄闇のなか、雪が激しく降りしきる場面で、太鼓が低い音でドンドン・ドンドンと鳴り続けていました。速すぎず、遅すぎず、絶妙な間合いでした。雪が降ると、いつもは聞こえる生活音がしなくなって、ひっそりと無音に近くなります。それを太鼓の「音」で表現する感覚には、脱帽!

歌舞伎座で子供を見かけることは、まずありません。でも、子供時代に体験させてあげたいものだと思いました。ディズニー・ランドやUSJではなく、ピアノやバレエでもなく、一番初めに古典芸能を。子供は迷惑かしら?

「野田版:研辰の討たれ」が、この日のトリ。せりふと動きがメチャクチャ多い野田秀樹の舞台を、元気につとめる新勘三郎さんをみて、妙に(?)嬉しかった私です。

2005年05月17日


遅ればせのGW、in那須塩原

一泊だけのお出かけをしてきました。那須に行くのは初めて。緑が美しい季節で、コテージの周りを歩いているだけで、エネルギーがチャージされてくるような気がします。
ここには「キッチン・ガーデン」という菜園があって、朝食に朝採りの生野菜が食べられます。お好みの塩で頂く新鮮な野菜たちは、かじるとパリパリ元気な音がして楽しい。嬉しくなって、とうとう手づかみで食べちゃいました。美味しかった、ごちそうさまぁ〜! (^。^)
ロフト風のコテージには暖炉があって、久しぶりに一軒家の気分を味わいました。天井が高いと、自分の身長まで高くなるような気がします!?

2005年05月16日


突然の虹

夕方、急に空が曇って、小さい地震と雷に見舞われた東京。
その後、虹がかかりました。きれいな弧を描いて根元まではっきり見えるのは珍しいです。「オズの魔法使い」に出てくる歌、”虹のかなたに(Over The Rainbow)”を思い出しましたが、私の見ている虹は彼方ではなく、すぐそこからそこまで・・・という感じです。遠くに行かなくたって、夢はつかめるよ。そういっているような気がしました。

双子の虹も見えました。つかの間の自然のいたずら、それとも祝福? 思わず見とれて、お願い事をするのを忘れてしまいました! (^。^);

2005年05月14日
ゴッホ展

終了間近のゴッホ展を見に行きました。開館30分前に行ったのに長蛇の列。美術館を出る頃は、お昼前にもかかわらず70分待ちになっていました。名画を見るのには、ホント気力と体力がいります!

ゴッホの絵は、情熱と狂気にまかせて描いたような印象があります。本当はどうだったのでしょう。自分の”1枚”を求めて、カンバスに向かい続けたゴッホ。どの絵からも、魂の彷徨と芸術家の気概が感じられ、胸を打たれました。

ものを創る人は”たったひとつ”を求めているのではないでしょうか。画家ならこの1枚、作曲家ならこの1曲、歌人ならこの1首、というように、これを創るために自分は生きたという”たったひとつ”を求めて一生をかける・・・ それは情熱や勢いだけでは出来ないことで、日々鍛錬し、学び、挑戦することなしには得られないと思うのです。ゴッホ自身は渾身の1枚を手にすることができたのでしょうか・・・

ある高名な美術評論家によると、オリーブの樹は聖書にもよく出てくる生命力の象徴、宿屋のベッドに二つならんだ枕は人恋しさの現われ等々・・・だそうです。南仏にいって、どこまでも明るい空に輪郭を刻む糸杉や、果てしなく続く麦畑を目にしたら、これを描こう、と思うのは画家の本能のような気がします。それに学術的な意味を付け加える必要があるのかなぁ。

その後、別館の工芸館も見てきました。人がまばらでのんびり鑑賞できる常設展示も好きです。

2005年05月03日


連休はお散歩日和

GWはたいてい何処にも出かけません。でも爽やかで気持ちの良い陽気に誘われて、少しばかりお散歩しました。写真は明治神宮。北池付近は芝生が広がっていて、思い思いにくつろぐ姿が目に入ります。都心とは思えない自然が味わえて嬉しい。たくさん深呼吸しちゃいました!

火事・・・?と思われるもう一枚の写真は、一転して歩道が人で溢れかえっている表参道のカフェです。名づけて「ミスト・カフェ」 GW中の期間限定でミストを撒き散らして?おります。何百メートルの滝の近くにいるのと同じだけ、マイナスイオンが浴びられるそうです。う〜む、ちょっと無理があるような・・・これで、滝を求めて出かける必要も無くなった, なんて。

そのほか、知人の個展を銀座の画廊で拝見し、日比谷公園をお散歩。ゆるゆる過ごす感じが心地良いGWでした。

2005年04月27日

とちの木通りのフランス (&亀澤堂の豆大福)

4月から学生になりました。夫が資格取得を目指して大学院に入学したので、私も・・・ということで(?)、御茶ノ水の”とちの木通り”にある”アテネフランセ”に週1回通い始めました。独特な概観の建物の内部は、1913年の創立以来そのままかと思われるほど。ぎしぎしいう階段を下りた地下には、売店と学生ホール、パリに本店のある「リナス・サンドウィッチ・カフェ」があります。売店で教材のCDを買ったら、レジのおばさんの手元に、赤ワインの入ったグラスが置いてありました。さすが!o(´▽`*)/♪

教室で学ぶのは何年ぶりかなぁ? メチャクチャ楽し〜い!(^。^) 
自分の学生時代は、できないことばかり数えていた気がします。80点とっても、あと20点分努力が足りなかったとか、いつも自分はまだまだで、こんなに駄目だと、心の何処かで思っていたような。でも、良い先生ってencourageしてくれるのだと思います。 知らなかったり分からなかったりするのは、恥ずかしいことではなく、新しいことを学べる特権なのですから。

神保町の亀澤堂の豆大福は、皮に砂糖を使わず、大豆を混ぜてあって、さっぱりと美味しくいただけます。買って帰るのが定番コースになりそう。食べる楽しみも長続きの秘訣デスもん!

2005年04月14日

勘三郎襲名披露公演

急用で来られなくなった人からチケットを譲り受け、歌舞伎座に行ってきました。前日までの肌寒いお天気とはうってかわってうららかな春の宵、歌舞伎座は勘三郎の襲名披露公演を見に来た人たちで、華やかな賑わいをみせていました。

申し分のない演者・演目、自分には一生縁のなさそうなお召し物ウォッチング、着物でお出かけ練習中と思しき若いお嬢さまたち、お食事席に置かれた名札・・・見るもの聞くものすべてにウキウキわくわく!4時40分から9時までの夜の部は、あっという間でした。これが千秋楽まで連日続くのだから、役者さんはほんとタフです。

玉三郎が最後に殺される花魁の役で、妖艶の極み。切られて崩れ落ちるところでは、はらはらと散るような倒れかたで、ため息が出ました。普通、身体をしならせるにも限界があって、そこを過ぎると、あとはどうしても重力でばたんと倒れちゃうでしょう? ところが、膝を折り、腰が落ち、ゆっくり流れるような所作で崩れていく様は、書く術がありません。よほど強靭な筋力と柔軟性がないと出来ないことだと思いました。
久しぶりにお能や文楽も観てみたくなりました。熟睡しちゃうかな〜(^。^);

2005年04月01日
PC家計簿

無料でダウンロードできる家計簿を使ってみたら、なかなかgood!「ファイナンシャルプランナーが作った家計簿」

以前にも、PCにインストールされていた家計簿を使ったことはあるけど、設定が面倒でいつのまにか見向きもしなくなりました。お金なんて、どうせあるだけしか使えないんだし〜(当然私は0型です!)

このソフトはほとんどの入力がクリックだけで出来、細かい入力が面倒なら、”レシート入力”の名目でひとまとめに金額を入れられます。ダイエットのページやカレンダーがついているのも、楽しい。(^。^)/ 4月になると新しいことを始めたくなる方、いかがですか?

2005年03月28日
万歩計

2980、3390、5802、5838、3547、2743・・・・

何の数字だと思いますか?
今週の万歩計の数字(外出時のみ)です
こんなに少ないなんて、ショック!(^。^);

この漫歩、じゃなかった万歩計は、腰につけるタイプではなく、バッグに入れて持ち運べるので、目立たず便利です。1週間分のデータが自動的に保存されます。
ちなみに私の母の携帯「らくらくホン」は、万歩計の機能を内蔵しています。すごっ!

忙しかったり、色々なことをやったつもりの日は、意外に歩数が少ない・・・ 歩くというのは、意識しないと出来ないことなのですね。少なかった日は自転車こぎをしよう!