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Diary 2006

    

2006年12月24日

Joyeux Noel☆

毎年リンゴを箱で頂くので、クリスマスのデザートは決まって「タルト・タタン」。リンゴって普段使いの果物なのに、こんなに美味しいお菓子になるのだから偉い!もっと褒めてあげなくちゃね。今年はお砂糖もバターも控えめ・・・。家庭で手作りすると、好きに加減できるのが嬉しいです。

若草物語では、普段つつましく暮らしているマーチ家の食卓に、クリスマスの日だけ「自家製ソーセージとりんごのオーブン焼き」が登場します。ところがこの特別なご馳走は姉妹の口に入らず、恵まれない家庭への贈り物になってしまうのです。食べ物の恨みと憤慨?とともに、”他の人に何をしてあげられるか・・”ということが姉妹の心に刻まれたと思います。

あげるものが何もなくても、想いは届く・・・
ラリー・ドッシというアメリカの医師が「祈る心は治る力」という本を書いています。 
祈られた人のほうが、祈られなかった人よりも治癒の成績が良いそうです。患者本人は何も知らされていないにもかかわらず。
医師が自ら立証しようとするところはアメリカらしいというか、面白い・・・

いつもより、ちょっぴり奇跡を信じたくなる今宵の話題に。

2006年12月19日

考える考えない・・・・

アセンションの時にふさわしく、2006年は本当に色々ありました。
それでも、会うべき人に会い、取るべきものは取りに行った・・・
ふり返るとそんな気がしています。

あえていうと、来年は”考えない人”になろうと思います。
自分はほんとは何がやりたいの? 本当の自分って何? 自分は幸せ? 自分は輝いているか? 等々の問いかけを、きれいさっぱり忘れて毎日を過ごそう! o(^-^)○
どんな状況にあっても、”必要なものは常に充分に与えられている”という豊かさを感じていれば、間違いないと思うのです。この1年、何をやっても、結論はここに戻ってきました。だったら考えなくてもいいやね〜〜 ^^

もちろん、自分を見つめて、問いかけて、頑張る人も大好き!
そんな人のそばにいたいし、応援してるヨ!

Welcome、2007年!


2006年12月15日
2006年後半の音楽シーンが終了!

9月18日(月) 芥川也寸志 弦楽のための三楽章
  Mozart ヴァイオリン協奏曲第3番
  チャイコフスキー 弦楽セレナーデ   
           (N大学OG弦楽合奏団演奏会)

11月26日(日) Mozart イドメネオ序曲 / Schubert 交響曲第5番
            Beethoven 交響曲第6番「田園」
           (H管弦楽団)

12月15日(金) Mozert アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク 第1楽章
  L.Anderson そりすべり
            G.F.Handel 「メサイア」より抜粋
            ホーリーナイト、もろびとこぞりて、きよしこの夜
  (S教会クリスマス・コンサート)
            
今年の後半は、20代の頃からのお付き合い、という方々にご縁を頂いての賛助出演でした。ご一緒してくださった皆さん、どうもありがとうございました!
下手でも、さらいまくったことだけは密かに自負していた初心者の頃の気持ちが、最近薄まってきているような・・・。若い頃練習した曲は、今も聴いているだけでパート譜が目に浮かんできます。家庭事情もあるとはいえ、音楽を”歳の功”でやりたくはないです。 やだよ、そんなの!! 来年は初心にかえって、さらいなおしたいと思います。初めて本物のチェロに触ったときの、天にものぼる気持ちをもう一度思い出して・・・

2006年12月11日
Season's Greetings

2002年の今日、小雪ちゃんが天使になりました。
重い心臓病を持って生まれ、11月に1歳を迎えたばかりでした。
短い人生のほとんどを集中治療室で過ごしました。
イラストは、ある方が転送してくださったもので、ご両親のお手製とのこと。
愛の一杯つまったメリークリスマスを、皆さんとシェアしたくてアップします。



・ . ・   . ・ .   *   ・ ・ * ・  . ・
・.     ★.  ・ .    ・ *    ・  * . .
 ・    **  .  ・        〇   ・  . ・
     A***K  .      ・ o  Merry Christmas!!
・.   .**☆***   ・ .    o  ・     *   ・
   K***A***    __П
  **X※*☆o*  /\ Ц\  ・    ▲
 **§**%*§**/ 口 \___ _\     (^^)/
  ++++ || ++++ |П    | E   |++++C( × )・
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2006年11月30日

ロータス、ロータス!

必要な買い物は済んでいたのに、なぜか寄りたくなって入った自然食品店に、四季蓮暦というカレンダーが売っていました。「蓮」という文字にひかれて手に取ると、素晴らしい写真と一緒に、心に響く一言が書いてあって、思わず購入。下地は真っ白に見えますが、”うれしいたのしいしあわせ大好き愛しているありがとう”と繰り返し書かれています。まだ今年のカレンダーがあるのに、その上にかけて、毎日眺めてはちょっぴり幸せな気分にひたっています。

蓮は、ロータスをテーマにしたセミナーをうけてから、時々私の元へやってきます。そのタイミングはいつも、自分にチャレンジしなくてはならなかったり、背中を押して欲しかったり、励まされたり慰められたい時なのです。不思議だなぁ・・・

以前も、ふらっと初めて入った雑貨屋さんで、ロータス柄のリバーシブルTシャツを発見して、ひったくるように買ってしまいました。たった1枚だけ、タグに「ENISHI」(縁)とプリントされていました。きっと私を待っていてくれたんだね。

来年もきっと大丈夫、頑張れそうな気がしてきました!

2006年11月14日

遠野のおばあさんの昔語り

空いた時間に「待合室」を観ました。舞台は岩手銀河鉄道小繋駅。実話にヒントを得た映画です。観ながら、ディーテイルに反応しまくっている自分に気がつきました。

スクリーンからあふれるほど豊かな自然、昭和30〜40年代の情景は、そこに帰りたい、それだけをずっと見ていたいと思うくらい美しかったです。

主人公の夫は、身体の不調を妻にみせない。私の父も山形の農村出身で、母がぼやくほど口が重かった。映画同様、亡くなる前に「痛い、苦しい」という言葉は一度も言いませんでした。”言いたいことがあったら、言えばよいのに”なんて、軽すぎて口にできず、家族は黙って見守るだけでした。
主人公が実家を訪ね、1人暮らしの老いた母親がおさんどんをする場面。私も実家に帰ると、食事の支度を主にするのは母親で、自分は手伝いながら余計な手出しはしないようにして、普段忘れられている場所の拭き掃除なんかをします。似たようなシーンが出てきたので驚きました。 聞こえてくるのは野菜を刻む包丁の音だけ。無言で濃い家族の時間・・・ 映画の評価は色々かも知れないけれど、監督は細部にまですごくこだわって、この映画を作ったのだと思います。

そして忘れてはならないのが、途中に出てきた遠野の語り部のおばあさん(佐々木イセさん)。どの役者さんも”演技で身につけた岩手なまり”という印象がぬぐえないなか、突然白黒からカラーに切り替わったように、生きた語りが聞こえてきました。きっとそうに違いない、と思ったとおり、遠野の語り部のおばあさんだった! ひゃっほ〜!! 遠野は昔語りの里で知られています。ごく普通のおばあさんが、そらで何百もの昔話を語るんです。しかも、何度繰り返しても一字一句違わない。適当に筋をなぞっているのではなく、歌を暗唱するのと似た正確さです。実際に経験すればわかりますが、話すたびに言い方が変わると、聞き手には”いや、そうじゃなかった”とわかってしまい、話のリアリティを失うのです。相手が子供なら、なおさら鋭く見抜かれてしまうもの。(元図書館勤めだっだので、うんちくを少々・・・ ^^)

きこりのお父さんから小さい頃昔話を教わった故”鈴木サツさん”のCD全集は、私のお気に入り。全10巻にたっぷりお話が詰っている。サツさんが「むか〜す、あったずもな、」と話し出すと、里の生き物や自然が生き生きと動き出します。どんな映像も及ばないほどの鮮やかさ。久しぶりに聞いてみたくなりました!


2006年10月28日
不都合な真実

飛行機の中で、先行上映している映画「不都合な真実」を観ました。
環境保護の良質なドキュメンタリーですが、ちっとも堅苦しくなく、楽しみながら見られます。こういう作り方はアメリカならでは、なのかな。

製作者は、元アメリカ副大統領のアル・ゴア。
ゴアは、子供にもわかるような簡潔明瞭な語り口で、地球温暖化について訴えます。感情に走らず根気強く、時にユーモラスに説く姿は説得力があり、長年にわたる調査の重みを感じさせました。
エコ主婦でない私も、感動してゴアのにわかフアンになってしまいました。
環境保護急進派でなく、「普通の人」の気持ちを動かすことも、とても大事ですよね。「東京国際映画祭」の特別上映作品で、2007年新春劇場公開だそうです。

2006年10月07日


お祭の季節

9月第3週に行われる金王八幡宮大例祭は、渋谷の秋祭り。センター街、道玄坂、青山通りなど、名だたる通りを神輿が練り歩きます。といっても車道の端を交通規制して、音はすれども神輿は何処に?という風情のささやかな行列。この季節は、たまたま通りかかった名もない道筋に祭礼の提灯を見つけると、「この町にもお祭があるんだ」と思って、嬉しくなります。

そして、何十年も縁がなかった学園祭。甥(妹の長男)が高校唯一の”自称”ビジュアル系バンドで登場。「仲間と一緒に演奏するのは楽しい」とのりのりでシャウト。恥ずかしいから声をかけないでくれと言われ、妹・母と一緒に草葉の陰から(?)見守りました。

カッコつけたって、ちっちゃい頃、私のパンツをはいたじゃん! そう、昔、実家に泊まりに来て、オムツをはずす練習をしていたときのこと。甥はパンツを次々に汚して、ついに足りなくなってしまいました。で、母と妹が勝手に私のパンツをはかせてしまったのです。しかも、お正月におろそうと思ってとっておいた新品の花柄!甥はそれをはいて家族の前に出てきたとき、口をギュッと結んだままでした。”小さくてもプライドがあるんだ、可愛いな〜”と思って、くすっと笑ったら、堰を切ったようにわんわん泣かれた。覚えていないだろうなぁ・・

姪は中学のオーケストラ部員1年生。女子校なので、卒業生の友人に同伴してもらい、入場券をゲットしました。ありがとね〜 ^^ 校内は撮影禁止。最近の学校事情を肌で感じたと同時に、シャッター音と撮影する為に身体を乗り出す人がいないのは、とても静かで良いと思いました。昔はこれが当たり前だったんですよね・・・

さぁ、お祭がひと通り終わって、私も秋の音楽シーズンです!

2006年09月11日
今日の思い・・・

朝から何度となく、感情の揺れがきて、不思議に思った一日。
妙にemotionalになったり、誰かに電話したいと思ったり、同じ人が違って見えたりするのです。
ニュースを見て初めて今日が9.11だったことを思い出しました。

アメリカ在住の人のblogによると、その人は事件発生を知らずにいたのに、当日の朝、ものすごく気分が悪くなったそうです。
同じような不調を経験した人は、他にもたくさんいたらしい。

人は深いところでつながっているのではないでしょうか。
もっというと、単独で存在するものなど何も無いのかもしれない。
私自身も、見知らぬ誰か・自然・宇宙、すべてとつながっている。
飛行機の窓から見た月とも、その向こうの存在とも・・・

2006年08月19日


アトリエのある家

音楽仲間のご夫婦に招かれて、秋川渓谷に程近い彼女のご実家で、室内楽を楽しみました。平屋のお宅にはアトリエがあって、画家のお父さまの絵や、亡くなったお母さまの作った織物などが飾ってあります。置いてあるのは皆、古いけれど大事に使われているものばかり。 こういう家に物盗りに入っても、きっと何も持っていけないだろうなぁ。何か一つ足りなくても、そのお家らしくなくなってしまうようで・・・ 40年前の電子レンジには目が釘付け。 思わず、「要らなくなったら、ちょうだい〜っ!」と言ってしまいました。

手作りの小さな池に、睡蓮が咲いていました。花が開くのは朝のうちだけで、午後にはしぼんでしまいます。自分の美しさに未練がない気品に見とれて、何枚も写真を撮りました。

室内楽は、用意した曲とサプライズのおまけ。上手には弾けなかったけど、百戦錬磨の名手に合わせてもらって、感謝です。
音楽・お食事・お散歩・ワンちゃん付きの日帰りツァー、どうもありがとう!!

2006年08月04日


八ヶ岳薪能

小淵沢の身曾岐神社に薪能を観にいきました。お能は「羽衣」「舎利」、狂言は「樋の酒」、演者は観世清和、野村万斎など豪華な顔ぶれ。神社の大祭前夜の宵宮として行われるため、最初に舞台の清め払い式があり、厳かな雰囲気のなかで開演しました。年々人気が高まり、チラシが刷り上がったときには、20席しか残っていなかったそうです。

薪能を観るのは初めてで、雰囲気だけの違いかと思っていました。ちゃんと観るなら、能楽堂の方が良いのではないかと思っていたのです。
実際はもっとずっと微妙な味わいがありました。刻々と変わる暮れ方の陽光、漆黒の闇夜に浮かび上がる舞台、燃え盛るかがり火の色、空気感、さえぎられずに聞こえてくる蝉の声や鳥の羽音、池で魚のはねる音・・・ 余計なものは何もなく、すべてが一体となって、観る者を陶然とさせます。演じ手にとってもきっと同じで、ある場面のある瞬間、能面の限られた視野に陽が沈んでいく様子が映るに違いないのです。
最初からそれらを考慮して、演目や順番を決めているのかもしれません。

芸術は、演じ手・観客・劇場の三位一体で成り立つと言われますが、もう一つ、自然の営みが加わることが、いかに大切か実感しました。”夜ばなしの茶事”などは、季節だけでなく時間も選んで行われます。日本の芸術って、ほんとうに五感すべてを使って味わうものなんですね。ちょっと誇らしい気がしました。

一緒に行ったのは、以前の勤め先の後輩、山歩きと旅の達人です。
久しぶりに色々な話をしながら、美味しい食事や買い物を楽しみました。退職したばかりの彼女、これからどんな生活が待っているのかな・・・ 薪能というと、彼女のことも一緒に思い出しそう。 頑張ってね!

2006年07月26日
もう一つの新年

今日はマヤ暦の新年に当るそうです。なぜか勢いで、冷蔵庫の大掃除をしてしまいました。
マヤ暦は月の周期に添っていて、1月は28日、1年は13ヶ月になります。
1年=365日、疑問に思ったことはありませんでした。でも、長い歴史の中でみると、ごく最近便宜的に決まったに過ぎないことって、たくさんありそうです。

宇宙のリズムと合致した新年を区切りに、HPをオープンすることにしました。元々、写真の整理のために、HPソフトを購入したのですが、さくさく入力できるので、いつのまにか日記なども書き溜めてしまいました。そんなことがあったっけ・・・と後で思ったりして、形に残すことが好きではない私にしては、珍しく長続きしています。訪ねてくださった方、どうもありがとう!
 (*^∀^*) merci    

2006年07月04日

2006年前半の音楽シーンが終了!

2月19日   Beethoven Septet 第1・6楽章 / 
          Mozart クラリネット五重奏曲 (A年次大会)

5月3&4日 Moazart 交響曲第31番「パり」 / 35番「ハフナー」
         皇帝ティートの慈悲&コシ・ファン・トゥッテ序曲
         (B管弦楽団 in N音楽祭)

7月9日  Bach 弦楽と通奏低音のための組曲 イ短調 / 
       Chavarri バレンシアの水彩画 /
       Beethoven 弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第3番」
        (アンサンブルK)

♪その他にも珠玉の名曲を教えてくれた皆さん、どうもありがとう!
Mozart Torio-Devertiment、「ホフマイスター」 / Haydn 「鳥」
Beethoven 「ラズモフスキー第1番」etc
これからも一緒に弾きたいと言ってもらえるように頑張らなくちゃね。
o(*'▽'*)/~ 

レッスンでは、バッハの 無伴奏チェロ組曲第3番が終わり、次から4番です。この先の上り坂は大変そうだけど、ここまできたら全曲やりま〜す!


2006年07月04日


手作り、いろいろ


生野菜ジュース

低速回転式ジューサーとミキサーを両方使って、人参・りんご・オレンジ・キウイ・トマト・小松菜・キャベツなどのミックスジュースを作っています。掃除機みたいにみえる低速回転式のジューサーは、ビタミン等の破壊が少なく、効率よく栄養を摂取できるそうで、材料がめりめりと吸い込まれていく様子は、何度見ても飽きません・・・
朝起きて一番に飲む生野菜ジュースは、身体中にしみわたって生き返る思いがします。

アイス・ハーブティー

最近流行のデトックス・レシピ。ミントティー1000ccに、オリゴ糖大さじ1杯、レモン汁大さじ1杯、生姜のすり下ろし1片分を加え、冷やして飲みます。整腸作用と解毒作用に優れているこのドリンクは、さわやかで飲みやすく、特に夏はお薦め! 我が家では冷蔵庫に切らしたことがありません。ミントティーは、AVEDAのConforting Tea:Caffeine-free。Peppermintのほかに Licorice Root[甘草]が入っていて、飲み口がとても良いです。国内で入手できないのが残念!

金継ぎ

手作りといえるか分からないけれど・・・
100円ショップの器でも、金継ぎをほどこして再び使えるようになると、本当に嬉しいものです。直して使うより、買い換えたほうが安い時代にあって、金継ぎは”物は大切にする心”を思い出させてくれます。もう少し上手になったら、他の人にもやってあげたいな。子供が小さかった頃使ったお茶碗とか・・・

2006年06月14日


花菖蒲が咲きました

ほんのひと月の間に、明治神宮の菖蒲田がすっかり見頃になりました。平日にもかかわらず、観光バスの団体客もいて、普段からは想像のつかない盛況ぶり。日本人は花を愛でるのが、本当に好きなんですね!150種類もあるという花菖蒲には、”小町娘”など粋でお洒落な名前がつけられていて、一斉に花開いた様子は、歌舞伎の華やぎにも似ています。

私が心魅かれたのは、南池にひっそり咲いていた睡蓮です。
蓮(ロータス)は、びわ湖で行ったワークショップのキーワードで、ずっとつながっているんだなと思って、何だか嬉しくなりました・・・

見終わったのはお昼過ぎ。
「どこかで食べて帰る?」と夫が気を利かせてくれましたが、鯖を酢で〆て作った”ばってら”があるので、家に帰ってお味噌汁・お豆腐と一緒に頂きました。家で食べるご飯はやっぱり美味しい。(^。^)


2006年06月01日

再会の年

なぜか今年は久しぶりに再会する人が多い。
音楽関係では、エキストラに招いてくれたKさん、Iさんとは20年ぶり、退職して以来ほとんど会っていなかった同僚、小学校の恩師、同じ先生に楽器を習っていたH君とKさん、大学の先輩のSさん。フロリダでお世話になったSさん、他にもまだたくさん・・・ 。

どの人も会わないつもりはなかったのに、いつのまにか長い時間が過ぎていました。時の流れの中で、過去をトレースしているような気持ちになりました。
いや、ちょっと違うな。過去をさかのぼるというより、現在と過去の行き来が容易に、頻繁になっているような気がします。

これに気がついたのは、5月13日のウエサク祭(5月の満月祭)の夜。
不思議なことに、気がつくと加速するんです。
メールを送ったら、「ちょうど思い出して連絡したいと思っていたところ・・」というシンクロ現象も何度となくあります。
どんな意味があるのか、振り返るのは過ぎてからで良い・・・
よしっ! どんどん会いに行くぞ〜〜!!


2006年05月16日

初めてのDVD : 地球交響曲

初めてDVDを買いました。「地球交響曲」のDVD−BOX。
映画の「かもめ食堂」を観て、”森のイスキア”の佐藤初女さんのおにぎりの方が美味しそう・・・と思った途端、ガイア・シンフォニーをどうしても見たくなったのです。自主上映の機会があっても、なかなか都合があわなかったので、思い切って購入。とても装丁がきれいで、眺めているだけで幸せな気分になります!(限定生産のDVDは、5月下旬に早くも完売、買っておいてよかった〜! 5/27)

最近の癒しブームを一過性のものという人もいるけれど、 私は、これまでと違う考え方、生き方をしたいと考える人が確実に増えている気がします。自然(地球、宇宙)がそれを教えてくれるということ、古代人や自然界にはその叡智が既に備わっているということにも、気づき始めている。

森に行くと、自分が見られているような感覚におそわれます。先日熱海で、知人に教わった喫茶店を目指して車を走らせていたら、どうしても気になる場所が目に入り、寄ってもらいました。そこは樹齢2千年の樹が祭られている来宮神社でした。そんな古木があるとは知らなかったのですが、私はOld Wise Treeに会うのが大好きなので、呼んでもらえたのかも。

明治神宮の菖蒲田はまだ花が咲いていなかったけれど、深々とした緑の木々に囲まれて気持ち良さそうに葉を伸ばしていました。



2006年04月17日

びわ湖のほとりで

週末の2日間、ワークショップに参加してきました。レイキのセミナーを行っているヒーリングセンター主宰。講師はアメリカのTom Riglerさん。
押さえようとしても、どうしても行かなくてはという思いが繰り返しやってきて、とうとうびわ湖のほとりまで来てしまいました。
湖とそれを取り巻く山々を見て、何故ここに来たかったかが分かりました。それはシャスタとつながっているから! 

朝起きて遊歩道を散歩しました。まるで「foot prints」そのまま・・と思いながらゆっくり歩いていると、足元に木の実が落ちているのが目に入りました。それは、シャスタから車のフロントガラスに乗って日本までついてきたあの木の実そっくりでした。一緒にしてあげたくて、拾って持って帰りました。
写真右の小さいほうが、びわ湖の木の実。相手を待っていたように小枝がからまって、シャスタとシャスティーナのようでしょう?

セミナーの内容も、深くてパワフルで豊かでした。私が参加するのはいつも、忘れた頃ふと気が向いたら・・ですが、必要な時に機会が必ず用意される気がします。夏のシャスタ再訪にどんな風に結びつくか、楽しみ! セミナーのみなさん、ありがとう。そしてnot try、just do!


2006年04月12日


さよなら交通博物館

埼玉へ移転するため近く閉館する交通博物館を訪ねました。秋葉原は万世橋にある古びた建物は知っていたものの、中に入るのは初めて。閉館を惜しむ親子連れで、異例の大賑わいでした。一番来たがったのはきっとお父さんでしょう・・・30年ぶりという夫も、”元男の子”の顔になってとても嬉しそうでした。私は思いがけず、岩波こどもの本で散々お世話になった「きかんしゃやえもん」の実物モデルと対面して涙涙・・・! 交通というからには、鉄道だけでなく、船・バス・飛行機もあって、写真は日本で初めて飛んだ飛行機です。

館内に「こだま」という軽食レストランがあります。一応こだま号に似せた作りですが、お笑い番組のセットのような安普請。食券で食べられるメニューはカレーやジュースのみ。甘口のカレーには色がついているけど、味があまりなくて生ぬるい。200円しなかったン十年前の生協食堂のカレーを思い出し、やっぱり涙ものでした。(生協でバイトしてた友達が「業務用の缶カレーを小麦粉でさらに伸ばして薄めるから黄色いんだよ」と教えてくれたっけ。味がなくてソースをかけて食べる人がたくさんいた!)

今の機械は洋服のようなファッション感覚ですが、昔は機械がとっても機械らしかったんですね。一つ一つに労をねぎらいたいような気持ちになりました。
仕上げはやっぱり甘味処「竹むら」。 桜湯で喉をうるおしてから、揚げ饅頭、黒餡汁粉、粟ぜんざいという大満足の3点セットでした。


2006年04月11日
超芸術トマソンより凄かった!?

古い写真の中から、大阪は玉造町にあった「アジアコーヒ、日の出通り店」が出てきました。コーヒーでなく、コーヒが正式名称。にもかかわらず、メニューはインドカレーとネーポンしかないらしい。 こわごわ扉を開けると、中は乱雑というより、うっかりテーブルや椅子に触ると手がねっとりしそうな様子にあ然・・・

薄暗い店内(お店といって良いのだろうか・・・?)に平然とおばあさんが座っていて、恐る恐る「ねーぽん下さい」というと、すっかり曇ったオレンジ色のビンの栓をぬいて渡されました。さすがの私もひと口しか飲めず、夫だけが立ったまま一気飲みして「ごちそうさまでしたっ」
なるべく息をしないようにして表に出てから、”今見たのは現実なんだろうか?”という表情で顔を見合わせました。

でもこのお店、テレビのバラエティ番組でも紹介され、フリー百科事典のウィキペディアにもちゃんと載っているんです。あのおばあさんは亡くなり、既にお店もないと知って、しばし感慨にふけりました。

玉造町は不思議なところで、「たばこや」と看板の出ているラーメン屋さんとか、屋上にヘリコプターのとまっているパチンコ屋さんとか、シュールなものをたくさん目にしました。

訳が分からず何となく怖い場所がどんどん無くなっている今、結構貴重な存在だったかも。小学生仲間の罰ゲームで「あそこのネーポン1人で飲みに行くことにしようぜ」なんて言えそうじゃないですか。

2006年03月23日

樹のささやきを聴きに

カリフォルニアのマウント・シャスタから帰ってから、日に何度となく樹や自然に会いたくなります。森林浴ではなくて、触れたり抱きついたりしたくなるのです。”旅行の余韻”というより、もっと身体の深いところからくる押さえがたい欲求で、近所をウロウロ捜し歩いた結果、明治神宮の小道を見つけました。参道をそれた西門に通じる小道は、樹が生い茂り、時間によってはまったく人影がありません。立ち止まって目をつぶり、或いは、樹に触れたりして、しばらくの時を過ごすことが、今の私の至福の時間になりました・・・

15日の夜は満月。きれいな月が出ていました。瞑想に向く時間を教えてもらったので、その時刻に目を閉じると、さらさらと水のようなエネルギーが流れてきました。クリークに身を浸しているようで本当に気持ち良かったな・・・・

”もうこれ以上何もいらない・・・”と思ってしまう魔法の時間があります。


2006年03月11日
ある訃報

少し前、詩人の茨木のり子が亡くなったという記事が出ていました。独り暮らしで、連絡がつかないのを不審に思った家族が訪ねて、亡くなっているのを発見したそうです。

茨木のり子はとても好きな詩人でした。「ねぇ、読んでみて!」と大声で人に言うのではなく、自分の中だけでひっそり好きでいたい、そんな存在でした。こういう最期は、ふつうは惜しまれるのでしょうが、この人らしいとも思います。

水道の栓をいきなりキュッと閉めて止めたような最期。どんなに準備しても、人生の終わりなんて思う通りにはいかない・・・そんな酷薄さを、故人は「メソメソしなさんな、ばか者!死ぬときなんてこんなものよ。」と笑い飛ばしているような気がします。
おしどり夫婦だったことも、良いなぁ。 だって、聡明でズバリとものを言う奥さんをとっても愛している旦那さん、て何だかカッコいいもの!

誰にも挨拶せずに逝った詩人の墓前は、故人を敬愛する人が黙ってたむけた花で一杯でしょう・・・・ 合掌

2006年02月24日

トリノ・オリンピックなどなど   

演奏家の方によれば、音楽とスポーツには共通点が多いとか。たしかに、やり直しのきかない本番にむけてモチベーションを高める、気持ちをすばやく切り替える、集中力を持続させる、かつ楽しむ・・・等、とても似ていると思います。

音楽は優劣を競うわけではないので、一緒に合奏する仲間に対して恥ずかしくないように自分も頑張らなくては!という気持ちで練習します。
先日のコンサートは、ひどい風邪の名残があったにもかかわらず、大崩れしませんでした。ヨーヨー・マは38度の高熱の時に素晴らしい演奏をしたというから、本番には不思議な力があるんですね。(私の場合は、”年の功”だという説も・・・ オイ、コラ! (`□´)/ )

何週間も治らない風邪をひいたのは初めてで、内科の薬、サプリメント、漢方製剤を片っ端から試し、しまいには毎日鍋でぐつぐつ漢方薬を煮出していました。魔女の館みたいなにおいが家中に立ち込めて、これがなかなか楽しかった!
(話はそれますが、某カルチャーセンターには魔女になる講座があって、受講すると”公認の魔女”を名乗れるそうです。)

その甲斐あってか、夫の誕生日までには復調し、お赤飯でお祝いしました。おめでとう! これから数ヶ月間、「年上の夫」だね〜〜

2006年02月23日


大磯散策

旧吉田茂邸特別公開(写真1枚目)に合わせて、曽我の梅林(写真2枚目)などを見にでかけました。梅は、桜ほど気がふれるような感じはなく、ぎゅっと小さく意志がつまっているような花の咲き方です。桜が、好いた男に手をかけられて死ぬ女性なら、梅は心中で自ら命を絶つ女性でしょうか。 ^^; 

大磯は、「湘南」発祥の地だそうです。西行がこの辺りを吟遊して、「こころなき身にもあわれは知られけり、鴫立沢の秋の夕暮れ」と詠んだこと、島崎藤村が最後を迎えた家(写真3枚目)など、初めて知りました。
「旅行」ではなく、「散策」の魅力を改めて感じた1日でした。

2006年02月01日
ないものはない・・・東京

京都出身のお料理の先生が、番外編で「京のおばんさい」クラスを設けて下さいました。献立は・・・あらめとイカの焚きもの、かぶらとちりめんの焚きもの、海老豆、もみ出しこんにゃく、芋棒、時野菜のから揚げ:みたらし餡かけ、金時人参とおさつのつや煮、茶がゆ、抹茶羊羹。
荷を降ろした北前船が帰路で積んできた乾物の昆布、棒鱈が、関西に持ち込まれて佃煮や芋棒になったという由来を聴きながらいただく”おぞよ”(おばんさい)は格別の味。風土と料理は密接に結びついているものだとしみじみ思いました。

2月を迎えて、世の中は一斉にバレンタイン・モード。渋谷を歩いていたら、Mark Valentine Avenueと称するショコラティエ12店舗の出店が出来ていました。

何とそこに、NYの5th Avenue Chocolatiereがあるではありませんか!
真夏のNYで、ここでしか買えないと思ってクラクラしながらMadison Ave(何故か5thじゃない・・・).まで出向き、大事に持って帰ったこともあるチョコレートがすぐ目の前に。聞けば銀座のデパ地下に出店しているとのこと。本当に東京は無いものが無いんですね。 ・(。・_・。); 

農文協から「日本の食生活全集」が出版されています。個々のタイトルは聞き書**県の食事」  それも関東でひとくくりにするのではなく、東京、千葉、神奈川等々、それぞれの県で1冊が編まれているのです。本当に見ていて懐かしく、興味が尽きず全巻買ってしまいたい誘惑にかられる本です。CD-ROMも出ているそうなので、スローフードが見直される今になって、案外人気が復活しているのかもしれません。

2006年01月19日
カラオケ・デビュー!

生まれて初めてカラオケBOXなるところに行ってきました。平日昼間の原宿という場所柄か、出入りするのは高校生ばかり。でも何だか皆楽しそうで羨ましい! ^^  

私は歌いに行ったのではなく、チェロの練習をしに行ったのでした。家ではサイレント楽器しか使えないので、時々レンタルスタジオを利用していたのですが、希望の時間帯に予約が取れないことも多く、困っていました。カラオケBOXは格安ときいて、本日決行。

思ったより防音してなくて、周囲の音がガンガン聞こえてくるのにはちょっと閉口したけど、まずまずの使い心地。1ドリンク付きで、2時間使って600円ほど。何だかはまりそうだわ。そのうち、ちょっと1曲歌ってみようかな。デヘ・・ でも、私の知っている曲があるのだろうか?

2006年01月12日
柚子のはちみつ漬、などなど

実家の庭で実をつけた柚子をたくさんもらい、はちみつ漬けにしました。
甘苦くて、とってもおいしい! 

うちの近くには、輸入食材を豊富に揃えている高級スーパーと、無農薬・有機栽培のものを扱う自然食品店があります。でも、今までで一番おいしいと思ったのは、実家で持たせてくれる野菜なんです。 といっても自家栽培ではなく、朝採り野菜を並べた地元のお店のもの。
きっと収穫してからの時間が違うのだと思います。
さっきまで、土の中で元気に生きていたんだよ! って野菜が言っているような気がするのです。

今年になって、セラミックのぺティ・ナイフを買いました。
”一度使うと手放せなくなる”という歌い文句につられて、結構な値段のナイフを、一生ものだから・・と思い切って買ったは良いけれど・・・
肝心の使い心地が、なんだかちょっと不自然。セラミックは硬くてやや厚く、鋼(はがね)のようにしなやかな感触がありません。研がなくても良いのはとても助かりますが、道具というのは使ってみなければわからないものですね。

新年になると調理道具が買いたくなる私。今年はお鍋もひとつ新調しました。どちらさまも末永くお付き合いを宜しく!

2006年01月06日

新しい年の始まり

新年明けましておめでとうございます。
宝船と白梅の飾り物は、京都のお香のお店の品物。なぜか寒くなると、京都に行きたくなります。

2004年の師走は、偶然京都に出かける用事があったので、市原平兵衛商店に寄りました。最高級の材料で作るこの店の箸は、絶対に反らないそうで、白洲正子も愛用したとか。帳場の黒板には、有名な料亭の名前と商品の数量が無造作に書き付けてあり、老舗の風格を感じました。

迷いに迷って、盛り付け箸だけ買って表に出ると、黒塗りの車がすっと止まって、中からお髪(おぐし)を薄紫に染めた上品な和服の婦人が降りたち、私の脇を通って慣れた様子でお店に入って行きました。こういうお馴染みさんがお店を育て、支えているのですね。でも、私のような素人にも親身に接してくれて、何だかうれしかった・・・

せっかくのお道具自慢の甲斐もなく(いつものことだが・・・)、”余るもの・余る量は作らない”を目標にしたおかげで、お正月支度はいつもより楽でした。
1年に何回食事を作るのだろう?
毎回が楽しいわけではないけれど、人の口に入るものは、おろそかにしたくないものです。家で食事をし、寝起きするのがやっぱり一番だと思えるようなmy homeが良いですよね。